言葉、本、文学 etc
昨年末に読んだ「クリスマス・キャロル」はイギリスヴィクトリア朝時代のディケンズによる有名な小説で割と(厚さの)薄い本なのだが、自分にはとても示唆に富むものだった。そしてこの小説は、時代は下り、大人気小説となった「ハリー・ポッター」へ、多くの…
今回のお題は「大ピンチ」過去に優秀句を作ったが段位なしの5名と特待生以上の11名の計16人で、まず10位までをいつものようにMC浜田さんがランダムに発表していく。そして今回は上位3名のみが決勝戦に進出し、優勝者を決めるというのが今回の方式。結果から…
日本の江戸時代、江戸市中を始め各地城下町では、明け六つの鐘で朝を告げ、暮れ六つまでの数回、時を知らせていたという。だが、明治以降は廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)などでそれは廃れていった。 除夜の(鐘の)音だけは、かろうじて残っているが、、 一方、…
サッカーの実況担当者はサッカー好きな私達を楽しませてくれる。そして、皆さんそれぞれに持ち味がある。中でも、ベテラン倉敷保雄さんは職業柄だろう、言葉をよく知ってらっしゃって、そのチョイスのセンスもユニークだ! しかも、さすがアナウンサーの発声…
クリスマスシーズンに向け少し前から、文庫本「クリスマス・キャロル」を味わいながら読み進めていた。ビクトリア朝時代の英国人チャールズ・ディケンズによるこの本は、これ迄あらすじを知る程度だったが、なんとなく気にはなっていたのだ! アーセナルを端…
先頃放送されたEテレ「100分de名著 ウェイリー版 シャイニングプリンス」は、「源氏物語」をアーサー・ウェイリーが英訳、毬谷まりえさん、森山恵さん姉妹が日本語訳された(最終回の4回目に登場)ものに基づいている。 この4回シリーズは、この番組でよく登…
番組中、気になった言葉が今日のテーマ。京都の鎮護のために位置したといわれる石清水八幡神社へ行き来するケーブルカー。 タモリさんご一行がケーブルカーで登って行く。 上りと下り、単線のケーブルカーがすれ違う一部だけが複線になっていた。 上下でタイ…
歌手の人達(含む、ぐっさん!)を集めたプレバト‼︎ 俳句の通常回。 この日(24/11/7)の永世名人出演者はフルポン村上さんとキスマイ横尾さんだった。プレバト‼︎ は初期から見続けて楽しんでおり、Kis-My-Ft2と横尾さんのことはこの番組で初めて知った。以来、…
幼い頃読んだ絵本「かぐやひめ」。 ある日、お爺さんが竹藪で輝く竹を見ると、女の子が! この子は不思議とぐんぐん成長し、世にも美しい姫になった。 求婚者の公達(きんだち)が数名、押し寄せる‼︎ かぐや姫は、各々に無理難題を押し付けるのだった。難題に…
植物の本を眺めていたら、ミルラ(myrrh)なる植物に出くわした。 この綴りをカタカナに直すと、ミイラと読めなくもない! そして解説には、一説には(あの)ミイラのこと とあった。そして実際、エジプトのファラオなどのミイラの防腐剤は、この植物から採るの…
いきなりだが、「年俸」は何と読む?もちろん、ご存知の方も多いでしょうが、そう、「ねんぽう」ですね。 これを「ねんぼう?えっと、どっちだっけ?」と一瞬戸惑う人もいるかもしれない。何を隠そう、私がそうなのだ!まずは生活感に乏しい聞き慣れない単語…
千原ジュニアさんの振りをMC浜田さんが受け止め、早速笑わせて始まった今年の金秋戦決勝。 まずは、強引と見える比喩の句は上位に食い込めなかった。今回のお題は「スマホの写真」。(名前[敬称略]の前の数字は今回の順位。参考まで) 「類想句はいただけな…
プレバト‼︎ 俳句コーナーでは、先頃2週にわたり今年の金秋戦の予選が行われ、本戦への出場者が選ばれた。今日ここでは、秀句というより、夏井先生の数々の指摘で学べるところに焦点を合わせて取り上げてみた。中には、俳句に留まらない示唆に富むものもある…
幼年期に読んだお伽話の絵本「かさじぞう」 まずは、知らない方のためにザックリあらすじを話すと、、ある村に清貧に暮らす老夫婦がいた。大晦日、お爺さんは作った笠を持って村里に売りに行く、、だがさっぱり売れない!売ったお金でお正月の品を買って帰る…
大河ドラマ「光る君へ」第28回で、個人的に一番面白かったシーンは、赤染衛門の表情の変化だ!元宝塚スターの凰稀かなめさんが好演している。藤原道長は、娘(彰子)を強引に后(きさき)にまつり上げ、一帝二后の一人として、一条天皇にめあわせた。 ある日、笛…
「アラベスク」(山岸涼子作)は、小学生の頃に読み込んだバレエ漫画。 ヒロイン、ノンナ・ペトロワが舞台デビューで演じた役は、「夏の夜の夢」の森の妖精、パック。漫画単行本の第1部第1巻の表紙は、このパックの衣装として植物で出来た髪飾りをつけたノンナ…
大学受験で国語の漢字設問「けんとう」は、文脈中、「検討」か「見当」かで迷う同音異義語である! 慌てて答えを書き込むと、当然外れることもある‼︎ (だが、書かないよりはイイ。1/2だw) TV番組「ぐるり東京江戸散歩(東京MX)」(TVer)で見た、荒川区にある…
芥川龍之介作「蜘蛛の糸」。あれを読んで、とりあえず蜘蛛は殺さないようにしようっと と思った子供は多いようでw まずは素直な反応だ! 天界のお釈迦さまが地獄の様子を見、悪人なれど蜘蛛を救ったことのあるカンダタを見かけて、彼に、一条の情けの(蜘蛛の…
今回の炎帝戦は従来と少し嗜好を変え、 全国を5ブロックに振り分け、好きな観光地を各々選び詠む(1stステージ)。 →各ブロック毎の1位、計5人で決勝戦(2ndステージ)を、新たな句によって競う という形式となった。夏井先生が少し手を加えるだけで俄然いい句…
満点星と聞くと何を連想しますか?どう読みますか? まずは、老舗(しにせ)洋食屋「グリル満点星(まんてんぼし)」を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。 また、FMラジオの人気音楽番組「ジェットストリーム」のオープニングナレーション中、最も有名な部…
私は「お笑い」が好きで、よく見ている。 関西の芸人さんのテンポいいやり取りは楽しいが、その時によく出て来る語尾の「やんか」というのにはなかなか慣れないなww昔から、あの「やんか」は、「そう言ったことあるよね?」「知ってると思うけど(知ってるは…
大河ドラマ「光る君へ」では、目下、主人公の紫式部と並行して、清少納言が本格的に登場し出した。(両者、絡みが史実とは多少異なっても、ドラマとして、イイタイコトを外さない線で描いているようだ。) 清少納言役、ファーストサマーウイカさんは、体当たり…
TV番組「プレバト‼︎」の今回の‘俳句の春光戦’は、まず10人で競い、上位3人を選び決勝戦で優勝を決めるという、お笑いのM−1方式となった。 出場者は同じお題で2句作り準備する。今回のお題は「桜」。 三大季語「雪・月・花」の内の一つで、古来詠み継がれ…
まず虎落笛(もがりぶえ と読む!)とは何かという答えから、、 これは比喩表現であり、「風」のこと。虎を落とす程にツルツルした竹垣で、虎の侵入を防いだという柵→「虎落」。 これを風が吹き抜ける時、笛のような音を立てることがあり、この風の音を「虎落…
ある文章を読んでいた時、“ カニバリゼーション “ なる言葉に出くわした。 馴染みのない言葉だったのでググってみたら、簡単に言うと「共喰い & シェアの奪い合い」ビジネス用語では、同一企業内で新旧製品が競合してしまう時なんかに使うそうよ。 一番有名…
「直し」がほとんどないほどの優秀句が並んだ今回の冬麗戦‘24。 今日は中でも、噺家2人の俳句に焦点を当てたいと思う。夏井先生は、奇しくも2人共「大笑い」という今回のお題に対して、 「笑いの反対側から描こうとしているところが、発想として秀逸だ」と…
一字違いで語感が似ている単語を並べてみた!まずは幕の内弁当でお馴染みの「幕の内」 元々は、歌舞伎や芝居などの「幕」の内側のこと。そこから、幕間(まくあい)→ その時いただく食事は→幕の内弁当 などと発展した! 今では「幕の内」だけでお弁当のことと…
サッカー「ワールドカップ」は、“ 選手のショーウィンドウ “ と言われている。これと似て「M1」は自分にとって、新たなお笑い芸人を知る機会にしている。 特に一昨年、昨年のM1では、多くの芸人さんを知った。今年も勝ち上ったモグライダーや真空ジェシ…
閻魔大王(えんまだいおう)の持ち物で有名なものは「閻魔帳」。 これには人間の生前の悪事が全部書かれていて、死後、それを見られて裁かれる というあの恐ろしい帳面だ! この度(12月中旬)、境内(けいだい)の紅葉がギリイケルというので、東京世田谷にある九…
以前、会社勤務をしていた時のこと。 上司の、ある副部長さん(A氏とする)は、音楽、美術などの芸術に造詣が深い人だった。(会社自体はそういう関連ではないww) そのうち、A氏が辞令でオーストラリア勤務となり、赴任されて少し経ってから、部にお便りが来た…