言葉、本、文学 etc
大河ドラマ「光る君へ」では、目下、主人公の紫式部と並行して、清少納言が本格的に登場し出した。(両者、絡みが史実とは多少異なっても、ドラマとして、イイタイコトを外さない線で描いているようだ。) 清少納言役、ファーストサマーウイカさんは、体当たり…
TV番組「プレバト‼︎」の今回の‘俳句の春光戦’は、まず10人で競い、上位3人を選び決勝戦で優勝を決めるという、お笑いのM−1方式となった。 出場者は同じお題で2句作り準備する。今回のお題は「桜」。 三大季語「雪・月・花」の内の一つで、古来詠み継がれ…
まず虎落笛(もがりぶえ と読む!)とは何かという答えから、、 これは比喩表現であり、「風」のこと。虎を落とす程にツルツルした竹垣で、虎の侵入を防いだという柵→「虎落」。 これを風が吹き抜ける時、笛のような音を立てることがあり、この風の音を「虎落…
ある文章を読んでいた時、“ カニバリゼーション “ なる言葉に出くわした。 馴染みのない言葉だったのでググってみたら、簡単に言うと「共喰い & シェアの奪い合い」ビジネス用語では、同一企業内で新旧製品が競合してしまう時なんかに使うそうよ。 一番有名…
「直し」がほとんどないほどの優秀句が並んだ今回の冬麗戦‘24。 今日は中でも、噺家2人の俳句に焦点を当てたいと思う。夏井先生は、奇しくも2人共「大笑い」という今回のお題に対して、 「笑いの反対側から描こうとしているところが、発想として秀逸だ」と…
一字違いで語感が似ている単語を並べてみた!まずは幕の内弁当でお馴染みの「幕の内」 元々は、歌舞伎や芝居などの「幕」の内側のこと。そこから、幕間(まくあい)→ その時いただく食事は→幕の内弁当 などと発展した! 今では「幕の内」だけでお弁当のことと…
サッカー「ワールドカップ」は、“ 選手のショーウィンドウ “ と言われている。これと似て「M1」は自分にとって、新たなお笑い芸人を知る機会にしている。 特に一昨年、昨年のM1では、多くの芸人さんを知った。今年も勝ち上ったモグライダーや真空ジェシ…
閻魔大王(えんまだいおう)の持ち物で有名なものは「閻魔帳」。 これには人間の生前の悪事が全部書かれていて、死後、それを見られて裁かれる というあの恐ろしい帳面だ! この度(12月中旬)、境内(けいだい)の紅葉がギリイケルというので、東京世田谷にある九…
以前、会社勤務をしていた時のこと。 上司の、ある副部長さん(A氏とする)は、音楽、美術などの芸術に造詣が深い人だった。(会社自体はそういう関連ではないww) そのうち、A氏が辞令でオーストラリア勤務となり、赴任されて少し経ってから、部にお便りが来た…
いつも親しんでいるTV番組「CLASSIC TV」で、特に興味深いテーマの回がありました。そこでは、” ヴィルトゥオーゾ “ という言葉とそんな演奏家たちを深掘りしていくのでした。まずは、番組で紹介された、この言葉の一般的な解釈とは色々あって、、「卓越した…
日本では昔、指南番という「武芸、お作法を教える人」の役目の人がいた。現代では、これは指南役という言葉に置き換わっていると思う。この言葉が出てくる有名なところでは、江戸時代・元禄の頃の事件「忠臣蔵」に出てくる吉良上野介(きらこうずけのすけ)と…
イギリスの人気作家ジェフリー・アーチャーの作品は好きでほとんど読んでいると思うが、中でも「ロスノフスキ家の娘」は一番気に入った作品だ。 主人公のフロレンティナは、美しく聡明な女性だ。 その彼女の幼馴染みの男性、エドワードは後に弁護士となり、…
定期的にブログという「書き物」をするようになってから、ずっと見ているこの番組「プレバト‼︎」も、見方がより身近になっている。今回の金秋戦のお題は、三大季語、雪月花の一つ、「月」。 フルポン村上さん曰く、お題としての「季語」は番組初とのこと。し…
小説「ロスノフスキ家の娘」は、イギリスの作家ジェフリー・アーチャー氏によるものだが、氏の経歴はバラエティーに富んでおり、作家であることはもちろん、途中で、英国下院議員になったり、刑務所に入ったこともあったりだ!アーチャー氏は転んでもただで…
今回の結果、1位の梅沢富美男さん、2位の中田喜子さん、3位のかたせ梨乃さんは皆さん、旬の食材を上手に俳句で調理。 「鱧の皮 あの娘再婚 したらしい」 by かたせ梨乃さん は、飄々とした粋なリズムで感じいい! 年上の方に対してこう申しては憚られるも…
吉本興業元会長の大﨑氏(以下O氏)の著した「居場所。」の中の、ダウンタウンのお2人「松本の奥まで見抜く眼」「浜田の失踪事件」等の抜粋記事を、ネットで興味深く読んだ。昔、O氏はお2人のマネージャーだったことをそこで初めて知る。それまでは、氏は…
「竹やぶに竹立て掛けたのは〜」 という有名なあの早口言葉。 口を横に、てけてけ言う感じのものは、昔からなぜか得意だwだが、、武具馬具 武具馬具 三武具馬具 合わせて武具馬具 六武具馬具 (ぶぐばぐ ぶぐばぐ みぶぐばぐ あわせてぶぐばぐ むぶぐばぐ)と…
今日の話題は、いつもに増してオタク度が高いw 英語の発音を良くしたいと思っている方向けとなります! 映画「リメンバー・ミー」が好きで、ミゲルとかをじっと見ていて「おや?」と気づいたことがある。 「リメンバー」の「バー」の時の口元が「ウ」に近い…
プレバトは、初期の頃から楽しみに見ている番組。 自分では俳句はやらないが、言葉の勉強にはとても役立っている。 番組は長く続いているので、出演者たちはみんな腕を上げて、今やハイレベルの戦いだ。 「推し」を作るとさらに楽しいということもあり、私は…
正味2分間のお馴染みの(テレ朝、月火夜)長寿番組「世界の車窓から」は、 ここのところ、「夏のスイス〜アルプスの絶景の出会う旅〜」と題して、美しい風景や山村の様子など、映しています。 番組の提供が富士通と言えば、地元川崎フロンターレのオフィシャ…
SPY×FAMILY 第2クール 19話の冒頭は、アーニャ達が通うイーデン校の校庭を、子供達が箒(ほうき)で掃くシーンで始まった。以前、このブログで箒の話を載せ、掃き方のことを書いたが、ダミアンの掃き方はそれを映像化してくれたような感じで、なんか嬉しかっ…
警報!今日のブログは、賢者の方にとってはコトにアホっぽい内容となっており、途中、読むに耐え無くなった段階で離脱することをお勧めします! 当然、学術的な話ではありません!! 「台風は勢力を増してきており、中心気圧は910ヘクトパスカル」 「おぉー…
前回に続き、もう一つ挙げたいのは、「死の秘宝」にまつわる「3つの物語」のことだ。ハリーの親友、ロンは有名な魔法族の一つ、ウィーズリー家の出身で、母親からの(読み)聞かせで、小さい時から当然知っていた話だった。彼はコレに留まらず、他にも魔法族…
ハリポタの1作目「賢者の石」に出てくる番犬、3つの頭を持つ犬フラッフィーの元ネタは、ギリシャ神話に登場するケルベロスだ。ハープの音で眠るという特性も同じ。冥界への入口にいる番犬なのだ。 このことは、最近知ったばかりwクィレル先生に寄生したヴ…
舞台はアメリカ、ニューヨーク。 テレスペ「セブンデイズ・ラプソディ」の派手なオープニングの直後、ルパンと次元が予祝で一杯やろうとした時のこと。バーボンはストレート派の次元に対し、オンザロックで行こうとしたルパンは部屋の製氷庫で「フロムサウス…
“セカイ系” という言葉を初めて知った。 アニメを始め、諸般に詳しい岡田斗司夫さんの動画中の質問コーナーで、初めて聞いた単語とその意味だ。 そこから受け取った私なりの解釈では、”セカイ系” とはアニメやその他の作品等で、 「個人の都合の方が、周囲の…
中学生の頃、学校の映画鑑賞会で皆でこの映画を見に行った。その時は、その歳の女子らしく、ロンドンの下町の花売り娘・ヒロイン、イライザのシンデレラストーリーをただただ追って見たものだが、大人になってあらためてこの映画を見ると、ヒロインの周辺、…
「絶景かな、絶景かな。春の眺めが値千金とは小せえ小せえ。 この五右衛門には値万両。」ちょうど時は今?! 南禅寺山門の楼上からの満開の桜の絶景を前にして大見得を切る、ご存知、石川五右衛門の名セリフだ。ご先祖の名シーンから始まる本作で、五ヱ門は…
ドイツの児童文学者による「小さい魔女」という、昔から人気の児童書がある。主人公の小さい魔女(127歳でも、その世界では “ひよっこ” だそう)が、新しい箒と格闘する場面が印象的だ。箒と新しい乗り手とのちょっとした力比べみたい場面で、箒はずいぶん暴れ…
“大阪の地名の略し方” という動画を遊びで見ていて、「天下茶屋」のモンダイの時、「てんちゃ」かな?なんて思っていたら、この動画での答えは「がちゃ」。尤も、コメント欄で多くの人から「てんちゃ」の方が普通だ と騒がれていたけど、既に私の興味はもう…