今回の結果、1位の梅沢富美男さん、2位の中田喜子さん、3位のかたせ梨乃さんは皆さん、旬の食材を上手に俳句で調理。
「鱧の皮 あの娘再婚 したらしい」 by かたせ梨乃さん
は、飄々とした粋なリズムで感じいい!
年上の方に対してこう申しては憚られるものの、かたせさんは華やかで、いつもニコニコ素直な方という印象だ。
きっと俳句も、その純真さから編み出されるものなのだろう♡
そして、このような上位の方々のいい俳句は「覚え易い」という特徴があるといつも感じている。俳句を聞いた時どこかつっかえる場合は、直す余地がある証拠だと思っている。
まあ、私自身は詠みませんけどネ!(番組初期から見るだけ参加w)
そして、ジュニアさんのご指摘通り、上位3人は奇しくも年配者だった。人生経験豊かな彼らが、その実体験を美しい言葉に乗せて描いた世界で、どれもステキだ。
お題の中の「行きつけ」には、単なる言葉を超えた深い機微が詰まっているものなんだなと思う。
今回の放送では、梅沢さんが夏井先生に対して、2度も、他の人への文句を垂れて、その都度、先生は「はい」と一言でいなしただけで、皆を笑わせた!まるで、小3ほどの男児が口を尖らせて先生に文句を言う様子で、前職が学校の先生だった夏井先生にとっては、よくあった昔の一コマだったのではと想像された。この場面は、子供みたいな梅沢さんが可笑しかったw
ところで、梅沢さんの俳句
水貝の さくりと清く まず一献 (1位 優勝作品)
澄んだ美しさのこの作品、私も今回の中で一番上手いと思いました♡
今回、年配者の居並ぶ上位陣に見事4位で位置づけたのは、キスマイの横尾さん。
「古都眩し 夜は酒場の 氷店」
今や彼は、一定水準以上の俳句が安定して詠めるようで、感心感心!
横尾さんは実年齢より精神年齢が高いように前から感じている。なので今回のようなお題にも、若くても上位に果敢に食い込めるんだなぁと、つくづく思った次第。
「土用鰻 大将すまん 小ジョッキ」 by 伊集院光さん
落語の師匠だった円楽さんの俳句魂も乗り移っているかのような、粋で江戸っ子っぽい俳句をひねった。Eテレの「100分de名著」を通して、個人的には彼は勝手にお馴染みな人で、その感性にはいつも感心しており、今回も応援していた。「段位なし」ながら5位という見事な健闘ぶり。
さすが、言葉を扱う仕事の方の感性だ!
今回、伊集院さん同様、段位なし者として登場したニューヨークの嶋佐さん。
通常回では「才能アリ」から「ナシ」まで(かなりナシ寄りだが!)幅広い実力をお持ちのようで、今回、先輩芸人のジュニアさんやフジモンさん達から盛んにイジられていたw
実際、ジュニアさんの俳句への指摘も、期待通り、なんだか?のもので、皆の失笑を買う。(面白い!)
でも、最下位(15位)だった彼の俳句をTVer で見たら、別にしょーもないようなものではなかったですよ。先生には、素直に書けていると褒められていたヨ、念のためww
今や皆さん、誰もがレベル高いってことなのね!
そうは言うものの、嶋佐さんは今のところ、俳句より、オアシスの歌マネの方がよっぽど「才能アリ」と思われマス♡
アレ、上手いのよ〜!