ルパン三世 & something

ルパンを語って、微笑みを届けたい  ルパンが好きな人も、これからの人も、たくさんルパンを楽しもう!

ジェームズ・ボンド と ルパン三世


昨年、初代ボンド役、ショーン・コネリー氏の訃報を受けた時、この方は初代ボンド役として、007を切り開いていった先駆者だったんだなあ と改めて感慨を深くした。
ジェームズ・ボンド役といえば、世界一のカッコいい男の称号を背負うみたいなところがあるから、名誉かもしれないが、重圧もあったろう。
ロジャー・ムーアやP・ブロスナンなどなど、ボンド役の俳優さん達が、それぞれの個性を持ちながらも、ボンドの軸はブラさずに、カッコ良さをしっかりと引き継いできた。人それぞれにオンタイムのマイ ボンドがいるでは?
ボンドガールも含め、周りを囲む役者さん達も支えるスタッフさん達についても同様だ。


ルパン三世」の歴史を追った時、原作者のモンキーパンチさんがコミック漫画からスタートさせて、テレビ化でPART1から5まで、又数々のテレスペや劇場版など50年以上の時を経る。作品によって絵の感じは、微妙に変化したりしながらも、ルパンを始め、ルパンファミリーのキャラクター、一人一人がそれぞれの大きな軸を、しっかりと受け継いできた。作画だけでなく、声優さん達のバトンタッチの時もそうだ。先人の努力を尊重し、しっかりと受け止め、前へ進む。時の流れとともに多少変化をつけながら、、。


007には「ルパン三世」と相通ずるものを感じて、シンパシーを覚える。
共に、1960年代にスタートを切っているところまでネ!
ルパン三世のテーマ97」は、007のトーンが流れている♡


どちらも、育て、関わってきた関係者の熱い想いと苦悩や努力を思うと、一視聴者としてありがたいし、とてもステキなことに感じて、心が温まる。


ロングセラーには、長い間のたくさんの愛がつまっているんだね。

「竹林の七賢」の嵆康と五ヱ門


竹林の七賢(しちけん)」とは、中国史の乱世に(文人が)世を離れ、清談で交流した7人の賢人達を指す。そのうちのの1人、嵆康(けいこう)は、イメージが五ヱ門と似ている。例によって、全くの私見だ!ラジオ講座漢詩をよむ」で、嵆康のことを知ったが、長身で、性質は「のびやかで、厳粛、さわやかで清らか」とあるから、私のルパンセンサーが、「あ、五ヱ門だ!」と感知したのだ。
2人とも、恬淡(てんたん)としたところも(これは私の好きなイメージなのだが)、きっと似ていたように想像する。嵆康は、琴を心から愛し、弾くのが上手だったらしい。五ヱ門は、よく横笛を吹いているよね? 
テレスペ「ファーストコンタクト」によると、五ヱ門がルパンと次元に初めて出会った時は、本人に会うよりも「笛の音」が先 という味な登場によるものだった。
大野雄二さん作曲、五ヱ門のテーマ曲も、笛の響きがモノを言ってるし!


嵆康と五ヱ門は、楽器を弾けるのも一致 ということで、ん〜イイですね。


嵆康は、陰謀によりある事件に連座し、刑死という最期となった。処刑の直前、琴の最後の演奏をしたとの記録あり。多くの学生が助命嘆願を奏上するが、聞き入れられず刑が執行されてしまった。
この嵆康にしてこの最期とは、やりきれませんね、、。

嵆康は、「琴賦(ことのふ)」という漢詩を残し、その中で、音楽は人の心に感銘を与え、人間性を高める と残している。
五ヱ門もまた、剣の修行だけでなく、笛によっても己を陶冶しているんだね。
そんな五ヱ門に対して、次元はよく「これ以上何を悟るのだ?」とからかっているけれど!


この流れで付け加えるのはおこがましいのだが、私自身、幼少の頃より、まず母の手解きをもらい、他の先生にも教えを戴き、若い頃に生田流、箏・三絃の教師のお免状をいただいた。だから、七賢の中でも嵆康がこんなにも音楽、特に琴を愛していたという一面を知って、一層注目したのだった。

「ルパンのお料理天国」と お料理教室

この作品はちょっとグロくて引き気味に見てしまうが、ノリは全編ギャグ。
勢いがあって、結構人気かもしれない!
ルパンを食べるまで肥えさせていくのは、「ヘンゼルとグレーテル」と同じ嗜好だ。グルマンは欲張りだなあ。ルパンを騙す不二子は相変わらずヒドイが、髪型をアップした今回の彼女は、ひときわ美人だ。不二子好きの方への情報としてお伝えします。作中、料理番組形式で料理人が解説していくシーンも面白く、見どころの一つだ。いつもながら声優さん達が、とってもいい味を出しているのだ。最後におまけで、ルパンによるお料理教室もついてくる〜。


学生の頃ある時期、自由が丘の駅から見える、Gお料理教室に通っていたことがある。料理のイロハを習いたくて。基礎コースの先生は、生徒に寄せて女性言葉も交えながら漫談風に、上手に教えてくださるベテランだった。私は楽しいの大好き、、ハーハー笑うためにに通っていた感がある!
即席で、一卓4〜5人のグループを作り、調理していくシステム。気づいたのは、グループで年配そうに見える人が必ずしも上手なわけではないということ!メンバーは暗黙に、調理担当、洗い場担当の二派に分かれていくものだ。学校の調理実習でもそうなように。お料理教室とは、好きで(得意で)来ている人と、一から習いたい人に大別されるのだった。私は後者で、洗い場&食 担当。こうして、実力が一層離されていく危機感を感じつつ、それでも先生の話が楽しくて、せっせと通いましたとさ!
でも、お教室の名誉の為に言えば、定番一通りは作れるようになりましたよ。ご指導に感謝♡


テレビでは、土井善晴先生の番組も好きで、お料理や人への「愛情」が感じられるし、そこを伝える感じもあって、色々と学び、尊敬です。
昔は、グラハムカー、最近はレイチェルクーとかのお料理(情報)番組を見るのも好き。


凝った料理は、労多くして功少なし ウケもイマイチ になりかねなくて、、という言い訳もありつつ、実際作るのは、結局、定番料理なんだけどネ!

ルパンのアジト、、執着無し!


ルパン三世」では、ルパン達の色々なアジトが登場する。
街中のさびれた一室のこともあるが、人里離れた郊外の一軒家ということもよくある。そういう場合は、外国の設定のことが多く、絵のスタッフさんが、色彩やデザインに精を込めたであろう、美しいステキな家が多い。


ただそこは一時のすみか で、「ゾイゾイ兄弟」の時のように派手に破壊されたり、時には爆破、ゼニに見つかっておさらば、等、留まることはできない。お仕事柄ネ!
彼らは基本、さすらいの人生で、一ヶ所への「安定、繁栄」型とは違う。


ルパン達は、個々の能力が抜きん出ていて、(たとえ相棒はいても)一匹狼で生きている。この辺りの、人にも物にも「身離れのよさ」を感じずにはいられない。その生き方を推奨するわけではないが、執着の無さに感心することはある。振り切れていて、気持ち良さまである。 
執着は、時に、息苦しさに通じることがあるから、、自縄自縛のような。
「死ぬ時は、何も持っていけない。自分一人」という死生観を、彼らは常に実践している感じだ。
カラダ一つで脱出して、またゼロから生み出して行く 力強さ、覚悟、勇気、そして自由!


ルパン三世」の色々な極端な設定は、わかり易く何かを語っているから、それぞれが、自分のことを見直してみるキッカケにもなると思う。

コケティッシュな尼僧 from「ポンペイの秘宝と毒蛇」


本作には、チャーミング&コケティッシュなシスター、ルチアが登場する。と言っても、尼僧は表の顔。ボンゴーレ、ラザーニエ、マカローニとパスタの名前を付けられた3人の男達を、時に情熱的に手玉に取る素の彼女は、ルパンと同じ「お宝」を狙う、大胆かつ行動的な、かなりの悪女だ!
ちょっと寄り目で夢見るような表情が、魅力的ではある。
ルパン三世」を好む人は、不二子で、かなり強い免疫がついているハズなので、同じ系列の女性には既に耐性があるでしょう??
彼女を、イイねっ  て言う人も多そうだ。


途中、シスター達の行列が、ルパンを追う銭形を阻む時に流れるスキャットのような音楽が、イイです。ゼニのイライラも面白く、ココ何度かリピートしたな。


ルチアはいくらワルと言っても、シロウトの彼女ごときに手を焼くルパンではないので、余裕で対峙するんだが、「ポンペイの秘宝」を守る毒蛇に対してはそうはいかない!

ルパンが色とりどりの毒蛇と格闘するシーンでは、各毒蛇に適した血清注射を秒勝負で打ちながらの手こずりようで、そこまでして? よーやるわって感じ、ハラハラするやら呆れるやら。
こちらは、どんな表情でここを見たらいいんでしょう?
あの注射、次々と垂直にブスブス刺していってたので、きっと筋肉注射なのかな?知らんけど!!


本作は、全編ギャグ基調。次元達もいい味出して、ナポリポンペイの風景・遺跡も綺麗だし、BGMもマッチして、テンポよく軽いタッチの本作は、私のお気に入り♡

ルチアにまっくらになっていたイタリアの伊達男達は三者三様、皆なんやかんやで幸せそうだったから、心配ご無用、大きなお世話かな!
まあでも、この手の蠱惑的な女性には、お気をつけ遊ばせ。
好き好んで引っ掛かりに行きたい人は自己責任でどうぞ。
くれぐれも、恨みっこなしヨ!

「血煙の石川五ヱ門」と「父親殺し」


この作品で、化け物みたいに強いホークに一回は敗れた五ヱ門が、後半で、大きなホークの幻影を見ては苦行する中、己の弱い部分と向き合っていくところは、途中からもう、父親と息子の関係に見えてきた。(もっとも、モラハラとして息子の前に立ちはだかる父親の場合は言語道断だけど。)
精神科医の樺沢先生も説かれているが、どのような場合も、この克服は心理学で言うところの「父親殺し」に当たるだろう。この作品を、思春期の息子が、圧倒的権威の父親を乗り越えようとしてもがく姿として見ても、最後までアリだった。また、映像でも、鮮やかな配色のホークの巨像が何度も立ちはだかり、モノクロ単色の着物を着た五ヱ門を圧倒して苦しめる。
このような切り口から見ても、よく描かれている作品だと思う。


五ヱ門が、火や水の荒業に絶食で挑む姿を、ルパンと次元は見守る。次元の方が気が気じゃない様子だったが、ルパンの方は、結構、腹が据わっていた。それは差し詰め、母親の立場に似ていた。こんな時、母親は結局大したことはしてやれず、ただ見守るしかできない。
辛いが、「見守るも修行」となる。


むき出しの阿弥陀仏と四天王が見守る中、何かを体得した五ヱ門は、最後にホークに勝った。自力で乗り越えたのだ。ここで、(父親たる)ホークを本当に殺しまではしなかったことも良かったと思う。


息子は、精神的に「父親殺し」を果たして、こうして大人になっていくのだろう。

英語の曜日名の由来、、「セブンデイズ・ラプソディ」

ある時、英語の月と曜日の語源を調べたら、月名が、ヨーロッパ南方の神々やラテン語、シーザー、アウグストゥスなど実在人物にさえ由来するものがある一方で、曜日名の方は、太陽と月、さらには神々の名、中でも多くが北方神話の神々の名に由来していた。
月と曜日で、まるで棲み分けでもしているかのように!

月より曜日の方がより神秘的だった。


日曜 the Sun
月曜 the Moon
火曜 Tiw 北欧神話の軍神チュール
水曜 Woden ゲルマン民族の神ウォーデン
木曜 Thor 北欧神話の雷神トール
金曜 Frigg 北欧神話の女神フリッグ
土曜 Saturn ローマ神話の農耕の神サトゥルヌス


火曜から金曜までの4つは、欧州北方の神々由来だ。以前私は、首都のみだがスカンジナビア半島の北欧3国を訪ねたことがある経験から、これには親近感がある。英語の世界に、こうして身近な所で北方神話が根付いているのは、特に興味深い。主に欧州で伝承されてきたタロットカードにも「ケルト十字」という有名なスプレッドがあったり、様々なカードにも、北方由来の絵柄がよく登場している。

日本の曜日名は、日、月の後は「木火土金水」の陰陽五行説に由来する。
人間は、大自然の大きな存在や神々に、いつも見守られたい、そしてきっと見守られている ということなのかもしれないね。


(以下、ネタバレ注意!)
テレスペ「セブンデイズ・ラプソディー」では、日曜から次の日曜までの一週間、ルパン達はNYやタイの各地を駆け巡り、各曜日ごとに事件が示されていく趣向。
本作で、次元の昔の傭兵仲間ライアットと、同じく傭兵出身のガズは、次元や周囲の人たちを次々に裏切っていくラスボスだった。 

彼らがあんなにもワルになっていたとは、悲しいね。