「映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』はいいよ」という評判を聞いて、観に行くことにした。私は、アニメのキャラとしては『ルパン三世』のような縦長のすっきりタイプが好みのようなのでw、‘ちいかわ‘ は普通に可愛いとは思うものの、そこまで気に留めてなかったのだ!映画「国宝」の時と同様、好評が自分に届いてからなので、公開日からだいぶ経ってからの視聴となってしまった。この映画は、彼女のお付き合いで観に行った彼氏も、「思いの外、面白かった」と感想を漏らすとかw まだまだ上映が続きそうだし、大人気のようだ!
ちいかわの見た目の可愛さと映画の内容(エグさ&ホラー)のギャップに、少々私は困惑した。日が経つに連れ、ジワジワ来るw この作品の感想を色々な配信者が既に盛んに挙げていて、それらに共感している。なので、ここでは映画の感想ではではなく、他に気づいたことを書いていこうと思う。
家では人気TVドラマ『VIVANT 』を見ているが、私は中でもドラムに目が離せない♡ ドラムが好きな人は多いようだ。彼は口が聞けないので、顔や目の表情だけで語っていく。
一方、‘ちいかわ‘ や仲間の‘うさぎ‘も、簡単な擬音語以外は言葉を発しない。
日本の伝統芸能に「文楽」がある。3人の人形遣いが1体の人形を巧みに操り、義太夫(太夫の語り/三味線)が言葉と音楽をつけ、両者で微妙な機微までをも表していく芸術だ。私は以前より、この人形表現の不思議な力を感じていた。先日語った地唄舞『古道成寺』では、人間が舞っているのに、途中で敢えて人形みたいに舞う ‘人形ぶり‘ という手法をとる部分があった。
また、映画『リメンバー・ミー』では、生きている人間から忘れられた人は2度目の死を迎え、あの世からも消えるという法則があり、そのシーンの瞬間を目の前で見た男の子ミゲルは大変なショックを受ける。この時の映像でのミゲルの顔の表情は技術的にはやはり限界があるのだが、視聴者はミゲルを気持ちを十分に汲み取るのだ!
これらの色々な作品の表現方法において究極とも言える‘ 人形(ぶり)‘とは、見る者との相互作用によって、むしろより親身に効果的に思い入れが強くなるのではないか?と思っている。能面をつけて舞う能楽もまた、能面自体は変化しないのである。そのものの表現手段が人間よりも敢えて減じられることで、逆に語りかけてくるものがある、、
人は、キャラクターの中に好ましい善を見つけた時、強烈に惹きつけられていくものだ。人形同様、奇しくも物言わぬ ‘ちいかわ‘やドラムには、見る側の気持ちの補完作用が大きくなって、より魅きつけられるのだろう。
映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』で、初めてこのキャラに触れて、このような「ひみつ」を再発見した!
〈追記①〉
ドラマ『VIVANT』でドラムとは正反対に、ふんだんな言葉や表情で惹きつけるキャラクターがいる。チョッキーだ!彼が高い声で「新チャン」というそのセリフが、頭に貼り付いてしまうw その場面にリズムをもたらすというか、、!
‘人形ぶり‘ の良さとはまた違って、生身の演者の表情が心打つケースである‼︎
脇を固める役柄としてチョッキーもドラムも、番組は、いい役者さん達を見つけてきたものだ と感心している♡
〈追記②〉
映画『ちいかわ』中、何度か出てきた「何とか、なれ〜」という突撃?の時の掛け声を気に入っている♡