ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

映画

「お下品度アップ」と言ってしまおう! from「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」

封切り直後なので、ネタバレしないように努めながら感想を綴る。映画「翔んで埼玉」シリーズは、自ら「壮大な茶番劇」と銘打っているので、何を言っても許されるだろうwいや〜、新作続編「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」を早速見ての第一声は、「お下…

火地風水、、映画「マイ・エレメント」 by ディズニー&ピクサー

(ネタバレしないよう、なるべく気をつけますね!)本作は、「火地風水」という4つのエレメントのキャラクターが混在する国の設定と聞いていたので、タロットカードの4つのスートに当てはまると思い、8/4の公開を以前から楽しみにしていた映画だ。 あくまで…

野獣の気づき 大岡奉行の名裁き! from ディズニー映画「美女と野獣」(実写版)

ディズニー映画実写版「美女と野獣」については、過去にいくつかのテーマでブログに上げた。その時は、善悪に振り分けた脚本はさておき、、という敢えて表層的なアプローチでちょっと面白く感想を綴ってみた。 だが今日は、真正面から芯を喰う考察を試みてみ…

城門打ちこわしの道具、破城槌! from ディズニー映画「美女と野獣」(実写版)

ガストン率いる村人達が、勇んで城へ野獣退治に行こうとする時の映像で、村の男達が数人で、建物正面の柱に埋め込まれた動物の頭を、ヒモでくくり、引っ張って取り外すシーンがある。何のため? ベル側を応援する身としたら、彼らの流れるような一連の動きに…

野獣の目 / ガストンと美女と野獣! from ディズニー映画「美女と野獣」

〈感想なので、ネタバレあり!〉美女役の主演エマ・ワトソンが適役すぎて歌まで良くて、もちろん他も全部ステキで、公開当時は、後日再度観に行った映画だ。今回は、予めYouTubeで岡田斗司夫さんの解説を仕込んで見ることにした。氏の芯をついた視点からする…

ジャファーの手下の鳥、イアーゴ  from ディズニーアニメ「アラジン」

作品は、悪役が憎々しいほど出来はよくなるものだ。 ディズニーアニメ「アラジン」に登場するヴィラン、ジャファーは、その点で成功していて、さらに悪知恵を働かせて効果的に貢献しているのが、手下の鳥、オウムのイアーゴの存在だ。 ディズニーアニメの元…

英語の発音 from 映画「リメンバー・ミー」

今日の話題は、いつもに増してオタク度が高いw 英語の発音を良くしたいと思っている方向けとなります! 映画「リメンバー・ミー」が好きで、ミゲルとかをじっと見ていて「おや?」と気づいたことがある。 「リメンバー」の「バー」の時の口元が「ウ」に近い…

ウン ポコ ロコ/絆(きずな) by ミゲル from 映画「リメンバー・ミー」

ディズニー映画の人気作品「リメンバー・ミー」より、、主人公の少年ミゲルが、音楽のコンテストで歌う曲名「ウン ポコ ロコ」の意味が気になって調べたら、「ちょっとイカれてる」! この感覚はシャレていて気に入ったw ちょっとハスキーボイスなミゲルは、…

映画「シェルブールの雨傘」の不可解シーン / カトリーヌドヌーブの貫禄

フランス映画「シェルブールの雨傘」は、カトリーヌドヌーブの可憐な美しさが際立つミュージカル作品だ。(以下ネタバレ注意) カトリーヌ演じるジュヌヴィエーヌ(Jとする)の恋人ギイは、アルジェリア戦争に駆り出されることになり、出征の日の前日、2人は涙…

沢田研二さん&土井善晴さんのお料理 from映画「土を喰らう十二ヵ月」

映画「土を喰らう十二ヵ月」は、水上勉さんのエッセイをもとに、松たか子さんの役などを加えて改編した自伝的要素もある作品だ。タイトルの「土を喰らう」とは作家・水上氏、一流の表現であり、これを「大地の恵み」なんて言い換えたら陳腐で薄っぺらくなっ…

逆転時計、、首尾よく運べば from 「ハリポタ・アズカバンの囚人」/「 君の名は」

(ネタバレ注意)ハリポタ「アズカバンの囚人」のクライマックス、逆転時計を使うところで、心に残るセリフがある。「首尾よく運べば、一つと言わず罪なきものの命が救える、、」ダンブルドア校長(以下D)が、ハリーとハーマイオニーに、お得意の謎解きめいた…

damn の話、、藤井風さん / 「風と共に去りぬ」

家では、家族が藤井風さんの曲も好きでよく聞くのだが、ある時、タイトルの “ damn “ という文字が目に飛び込んで来て、ドキッとした。 この単語には見覚えがある! 「風と共に去りぬ」のラストで、レットバトラーがスカーレットに吐いた捨てゼリフの最後の…

ヴォルデモートの盲点 その2 from ハリポタ「死の秘宝」

前回に続き、もう一つ挙げたいのは、「死の秘宝」にまつわる「3つの物語」のことだ。ハリーの親友、ロンは有名な魔法族の一つ、ウィーズリー家の出身で、母親からの(読み)聞かせで、小さい時から当然知っていた話だった。彼はコレに留まらず、他にも魔法族…

ヴォルデモートの盲点 その1from ハリポタ「賢者の石」

ハリポタの1作目「賢者の石」に出てくる番犬、3つの頭を持つ犬フラッフィーの元ネタは、ギリシャ神話に登場するケルベロスだ。ハープの音で眠るという特性も同じ。冥界への入口にいる番犬なのだ。 このことは、最近知ったばかりwクィレル先生に寄生したヴ…

皮肉屋ヒギンズ教授 from映画「マイ・フェア・レディー」

今日は、先日upした、イライザの父についての記事に続く第2弾!この映画において、原作者バーナード・ショーの考えが2番目によく表れている人は、言語学者ヒギンズ教授だ。この映画はザックリ言えば、ロンドンの下町のコックニーイングリッシュ丸出しの花売…

「常識」って? イライザの父  from 映画「マイ・フェア・レディー」

中学生の頃、学校の映画鑑賞会で皆でこの映画を見に行った。その時は、その歳の女子らしく、ロンドンの下町の花売り娘・ヒロイン、イライザのシンデレラストーリーをただただ追って見たものだが、大人になってあらためてこの映画を見ると、ヒロインの周辺、…

マイケルジャクソン、、「名誉の復権」 ”THIS IS IT “

茨城県に住んでいた時は移動は主に車で、BGMにマイケルジャクソンのCDもよくかけていた。その途中に少年マイケルが歌う「ベンのテーマ」が流れてくると、いつも、しみじみ聞き惚れたものだった。 後にKing of Pop となる彼の本質は、ここにある! 一つ一つの…

ナイト(knight )入門! from「三銃士」

「アーサー王物語」を読んだ勢いで、このところナイトづき、家の本棚から今度は「三銃士」を取りあげた! いずれも青少年向けの文庫の厚みなんだが、今の私にはその位がちょうどいいw その立て続けの読書で、西欧のナイト(騎士)たるもの、どういうものか?と…

名剣エクスカリバー   from「アーサー王物語」

十数年前、サッカーのTVアニメ「イナズマイレブン」を子供達と毎週楽しみに見ていたが、その時、色々な技の名前が面白かったのが印象深い。「皇帝ペンギン3号」とか「ストライクサンバ」「カテナチオカウンター」とか。 そのうちの一つに「エクスカリバー」…

“笑い” 、、、薔薇の名前 by エーコ / 「100分de名著」

ウンベルト・エーコ作「薔薇の名前」は、映画化されていて、初代ジェームズ・ボンド、ショーン・コネリーが怪演している。 不可解な連続殺人と禁書を巡り、謎解きをしていくミステリー映画だ。 この映画は最初から最後まで一貫して、暗くてグロくて、万人受…

哲学者、カトリーヌドヌーヴ / 「シェルブールの雨傘」

「ルパン三世」part6のエンディングアニメで、「シェルブールの雨傘」を思わせるお洒落な傘が描かれて、キュートな不二子ちゃんが、一瞬、主演のカトリーヌドヌーヴを連想させる。映画「シェルブール〜」は、さすがフランス映画と思わせるオトナな?感覚が…

「花嫁になったルパン」と映画「お熱いのがお好き」(マリリンモンロー、ジャックレモン 他)

ルパンの女装がキレイで印象的なのは、「花嫁になったルパン」のルパンと、「ファーストコンタクト」冒頭の女装のルパン。 どちらも歌舞伎のお山みたいに、女性の顔色無しの魅力を放っている! ルパンはそもそも人としてチャーミングだから、オンナとしても…

ジェームズ・ボンド と ルパン三世

昨年、初代ボンド役、ショーン・コネリー氏の訃報を受けた時、この方は初代ボンド役として、007を切り開いていった先駆者だったんだなあ と改めて感慨を深くした。 ジェームズ・ボンド役といえば、世界一のカッコいい男の称号を背負うみたいなところがあ…

別れの手、、、映画「旅情」のK・ヘプバーンと「ヘミングウェイペーパーの謎」のマリア

別れの手の演技が、言葉以上に心情を語る作品がある。映画評論家の故淀川長治さんが、一番好きだった女優はキャサリン・ヘプバーン。 映画「旅情」のラストシーンで、離れ行く列車に乗っている彼女は、彼に別れの手を振る。最初は、駆けつけた男に対して自分…

君住む街で、、フレディの再評価 / 映画「マイ・フェア・レディ」

映画「マイ・フェア・レディ」は、バーナード・ショー作「ピグマリオン」が原作という。映画のフレディは、ヒロイン、イライザに恋するボンボン息子。原作を読んでいないので、あくまで映画上のことになるが、フレディは、昔この映画を見た時より、大人の今…

適材適所、4頭の馬の配置  映画「ベン・ハー」より

「ベン・ハー」は言わずと知れた長編大作で、数々の名シーンがあり、そこの解説は他の方に託すとして、個人的には、地味だが印象に残ったあるシーンについて語ります。 後編の冒頭、アラブの族長が、戦車競技に出す馬の調教で難航しているところに、ベン・ハ…

「国境は別れの顔」のモニカ と  映画「カサブランカ」のイルザ

この2つの作品は、男女の関係がなんとなく共通する。 始末に負えないのは、多分、男(次元、リック)の方が、女(モニカ、イルザ)に、より惚れちゃってるのよね。 状況は違えど、モニカもイルザも男に銃口を向けるシーンがある。モニカは自分の夢の為、イルザは…