ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

M1グランプリ、、1/8540 を目指す難しさ

サッカー「ワールドカップ」は、“ 選手のショーウィンドウ “ と言われている。これと似て「M1」は自分にとって、新たなお笑い芸人を知る機会にしている。
特に一昨年、昨年のM1では、多くの芸人さんを知った。今年も勝ち上ったモグライダー真空ジェシカもそう。なので、まずは彼らを応援しつつ開演を待った。


勝戦トップバッター「令和ロマン」は、エネルギッシュで早速面白い!
今日は全体的に期待が持てる!?
特に左側の人(くるま)の口調に独特なムードがあって、芸に惹き込まれる感じがある。
毎回、1組目は不利なので、例によってこれが落ちて行くのは残念だなあ と、ずっと心配し続けて見ることになってしまった!


結果的に(個人的にも)惜しまれたのは、やっぱり「真空ジェシカ」。
審査員の松本人志さんは、
「お笑いは遠近感。昨年は遠すぎた。近すぎてもダメだが、今年は丁度いいと思ったんだけど、、」
と評価し、実際、松本さんは、基準となった1組目の「令ロ」よりさらに上回る点を付けていた。だが、松本さんの前3人の審査員の点数が思うように伸びて来ず、、。川北からは今回特に体当たりで熱量が強く伝わり、シュールだが尖って、次元大介風味のある彼は個人的に推しなので、残念だった。いつも気遣いのガクからは落胆が伝わってきてしまい、辛かった。彼らのような芸風は、M1ではどう勝ち抜けばいいのだろう?審査員達から「‘彼らのワールドらしいもの’ を期待した」みたいな指摘があり、多分ここにもヒントがあるのだろうけど、、わからないなあ。今回は出場順も微妙に関係しちゃったとか!?

そして「モグライダー」。
審査員達の評価が概ね結果を表していたのだろう。ともしげも「M1って難しいなあ」と漏らしていたが、その通りだ。ボケが頑張り過ぎるのが表面に現れてはダメとは!ここもまた匙加減がね、難しいね。
個人的には、芝さんを特に応援しているんだけど、、残念!


決勝最終決戦3組は、、

2組目の「ヤーレンズ
間断なく、ず〜っと面白かった。実力あるなあ というのが率直な感想。たとえ何回出ても決勝戦まで来る実力 と思わせた。ここもやはり左側の人(楢原)の たまに呟く話芸が独特で惹き込まれる。オネエ口調も面白かった!
決戦では、中だるみで少々失速感あり惜しかった。1回目の方が、テンポ良く勢いで突っ走っていたね。

3組目の「さや香
この芸風は好みが両極に分かれるような気がする。ひょっとして、世代間の差もあるのかなあ?1回目は特に、内容より勢いの方が勝り過ぎる感があり、私には少しうるさい感じがした。例えば、常勝の面白さのある「サンドウィッチマン」などは、あまり声を張り上げずテンポも程よく、それでいて安定的に笑いを供給する。漫才も話芸の一つなので、何を言っているかがはっきり伝わるのが先決だと思うんだが、、
1回目の点数について、松本さん以外の審査員は、ここが優勝か?の前評判に点が上振れしたような気がしてる。松本さんが「令ロ」は越えなかったと評したのはさすがだと思った。
決戦の「見せ算」というネタは、この日13回目の漫才を見る側には、ややこしかった!いつぞやの「錦鯉」の「合コン」みたいな気負わない材料の方がスッと入ってくると思うな。

1組目で、優勝の「令和ロマン」
ネタ中、吉本の人の真似にはMC今田さんがハマっていたねw
昨年優勝で毒満載の噛みつき漫才「ウェストランド」よろしく、今時、ネタに少々毒を混ぜるのは、むしろ効果的みたいね!
審査員の指摘のように、2回のパフォーマンスで「令ロ」が上昇したのに比べ、他2組が下降したので、より差がついたと思う。
ここでも、松本さんが「根性勝ち」と評したのも面白かった。さすがの表現だ!
中川家」以来のトップバッターでの優勝、お見事、おめでとう♡


M1は、出場者も審査員も真剣勝負で見応えがあって好きだ。
今回から「海原やすよ ともこ」の ともこさんが審査員に加わった。関西が拠点のこの方々の漫才は、よくYouTubeで見て大好きなので嬉しいし、彼女の感性で評価されるのは信頼が置ける♡
松本さんの批評は、特有の表現の中に含蓄があり的確で、お笑いを目指す人は、後で一つ一つ全て分析して研究するといいと思うよ。

M1を制するには、あくまでネタの面白さを軸に、勢いや動きを要するのが特徴的なようだね。さらに、過去の優勝者達に共通するのは、グイグイ引っ張るエネルギー、よって、華があることかな。


今回は、自分のお笑いの帳面に、新たに「令和ロマン」と「ヤーレンズ」が加わった♡