音楽
漫画&アニメ「チ。ー地球の運動についてー」は、中世ヨーロッパの教会権力が絶対の世で天動説の教会に反し、地動説を唱える人々の葛藤を描く。 そんな世の中で地動説を押すのは命がけな行為であり、彼らは当然「異端」と見なされた。一説には、「異教」より…
最近、Eテレ「100分de名著」で谷川俊太郎さんの詩の数々が取り上げられ、感銘を受けたばかり。一方、‘21 キングオブコント 1回戦のザ・マミィの勝ち抜きネタを、家で少し説明を受けながら見る機会があった! このネタは合唱曲『春に』が鍵を握る。作曲は木…
大河ドラマ『べらぼう』の始まりのタイトルロールの中に、「題字 石川九楊」とあるのに目が留まった。元々、この字、可愛いなあ という印象はあったのだ♡ 書家で書道史家でもあられる石川九楊(きゅうよう)さんの書は、以前から好きで注目していた。氏は、も…
Eテレ『クラシックTV』でヘンデル特集をした時、「司祭ザドク」が流れた。 この曲の一部は、サッカーCLの入退場時などにかかる音楽となっており、こういう曲をサッカー界では ‘アンセム‘(賛美歌) と呼んでいる。 この曲を基に、アンセム用に作詞作曲するよ…
先週末の土曜日、この日は急に肌寒くなったが、ふらっと本郷の東大5月祭に出向くことにした。在学中の息子がいるうちに行っておこうと思ったのであるw とは言え、学祭は基本どこも若者で賑わっているものなので、結局、学生さんの演奏会など、だいたい行く…
『ロミオとジュリエット』と言えば悲劇の恋の代名詞となっているが、物語そのものは、今やあまり知らない年代の人がいるかもしれない!元はシェークスピアの戯曲で、中世末期イタリアの都市ヴェローナが舞台だ。代々、対立する家同士で、青春期の若い男女の…
ご存知マイケル・ジャクソンは、お顔に対し、整形に整形を重ねた。可哀想にマイケルは、父親からさえも兄弟(ジャクソン5)と比べて、「デカ鼻」だとか言ってバカにされたのだ。金儲けの欲深い父は、ジャクソン5をドンドンと売り出したのだが、中でも最も一…
日本で今、ドン・キホーテと聞けば、驚安の殿堂、、あのお店を最初に思い浮かべる人が一番多いと思う。 または、ミュージカル、バレエ、音楽など、ドン・キホーテへの初めての入り口は、人によって様々だろう‼︎だが、そのいずれもの大元は、17C 初、スペイン…
Eテレのショート番組「名曲アルバム」で、ハイドン作曲、交響曲『告別』を聞いた。音楽、映像、解説、、上質な3点セットが楽しめるこの小さな番組は、お気に入りだ。この曲が出来るエピソードを聞き、とても似たものを思ったので、それが今日のテーマ。18世…
「そなたの望むことは全て叶えると決めた。私はそなたの夫だからなぁ。」三味線を手に、鳥山検校が妻の瀬以(元 花魁瀬川。以下、瀬川と書く)に静かに言う。 蔦重と瀬川の仲への複雑な気持ちを一旦心の内に納め、彼女を包み込む鳥山なのであった。セリフ中の…
先週の土曜午後2時〜 に引き続き、今日と来週の土曜午後、Eテレで「3ヶ月でマスターする江戸時代」(全12回)の再放送がある。 この番組のテキストは読みどころ満載で併せて楽しんでいる最中なのだが、「はじめに」の頁に載っている東洲斎写楽の浮世絵風「家…
大河ドラマ『べらぼう』第9回では、主人公の蔦重と花の井(花魁:おいらん)が双方恋仲になった。花魁に対して鳥山検校が身請けを申し入れたきっかけで、蔦重の方も自分の恋心に気づいたというわけだ。 蔦重(蔦屋重三郎)は、江戸時代に出版業界に新風を吹かせた…
大河『べらぼう』の主人公 ‘ 蔦重 ‘ の義兄 ‘ 次郎兵衛 ‘ は、蔦重 がお世話になっている駿河屋さんの長男であり跡取り息子だ。 拾われて育てられた弟分の蔦重とは違って、次郎兵衛は良くも悪くもボンボンである!当時、そういう男子の嗜み(女子もだが)とし…
大河ドラマ『べらぼう』では、大名跡(みょうせき)「瀬川」を継いだ花魁「花の井」を、1400両もの大金(約1、4億円とも言われる)で身請けする鳥山検校が登場する。鳥山の職業は高利貸し。さて当時、江戸幕府は盲人への福祉事業も兼ねて、ある種の職業集団制度…
NHK大河ドラマのテーマ音楽は、これまで多くの作曲家が手がけ、作品に魂を込めてきた。従来、個人的には、作品を見進めるうちに慣れてくるタイプの曲もあったが、今回の『べらぼう』は、早くもモチーフが耳に馴染んでいて、聞くと気が上がるものとなっている…
今年のNHK大河ドラマ『べらぼう』は江戸時代中期の話で、描く舞台は、主に色里「吉原」と政治の場の江戸城だ。遊郭吉原では、ヒロインの花魁 ‘花の井‘ を小芝風花さんがとても魅力的に演じている。彼女の艶やかな品のある声もまたステキだ♡ 以前、私は、箏・…
ヴァイオリニストの樫本大進さんが、メンコンとブルッフのヴァイオリン協奏曲No1(G マイナー)を力強く美しく演奏する映像(約25年ほど前の名演)をEテレで放映していたので、これを録画し何度も聞いている♡ きっかけは大好きなメンコン目当てだったのだが、2…
ある朝、ゴミ捨てに出ようとしたら微かに雨が降っている。そのための傘も面倒だし、いいや、そのまま濡れながら行こう!と思ったら、脳内に三善英史さんの「雨」が流れてきた。雨降りの中のゴミ捨てをそこまではかなまなくてもいいものの、歌い出しだけから…
日本の江戸時代、江戸市中を始め各地城下町では、明け六つの鐘で朝を告げ、暮れ六つまでの数回、時を知らせていたという。だが、明治以降は廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)などでそれは廃れていった。 除夜の(鐘の)音だけは、かろうじて残っているが、、 一方、…
明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。年の始めに、箏の思い出の曲から、お正月の縁起物にちなんだ「福寿草」をお届けします♡ 昔は6歳の6月6日からお稽古事をスタートする「習い事始め」という習わしがあった。 それに倣って、満州…
アメリカは今、大統領選挙で沸騰中! そんなアメリカの第2の国歌とも言われる、誰でも聞いたことのある曲、 「星条旗よ永遠なれ」この作曲はスーザ(1854〜1932)によるものだ。 11月6日はスーザの誕生日♡m彼の職業は、アメリカ海軍・軍楽隊の隊長だった。 ス…
普段よく使うスーパーの一つに「マルエツ」がある。 ここで店内放送にかかる曲、『マルマルスマイル マルエツ』が今日の話題。この曲がお買い物中にかかると明るくなる♡ そんな力があると思う。 自分の多少困った性分に、「いいな」と強く思ったら伝えたくな…
Eテレ「名曲アルバム」を録画で撮りため、聴いて楽しんでいる。 音楽、映像、解説と3拍子揃って上質。5分間にまとめられた(この番組の)名曲をもっと聞きたくなったら、カットなしの曲へ個人的に進めばいい というわけだ! そして、このほど作曲家ラヴェルの…
先頃放映されたEテレ「クラシックTV」のヘンリー・マンシーニ(生誕100年)特集は、個人的にはかぶりつきものの神回だった! H・マンシーニ作曲の有名な曲を挙げてみると、 ムーン・リバー、ピンクパンサー、映画「ひまわりのテーマ」 etc どれも名曲揃いだ。 …
サッカー夏の移籍市場滑り込みで、チェルシーからアーセナルへ、ラヒーム・スターリングが(ローンで)移籍した♡ 背番号は30 プレミアリーグのクラブも既に幾つか渡り歩いたベテランだ。 早速、彼の活躍をまとめたプレー動画を拝見する。軽やかだが力強い。 …
上記タイトルのサムネが上がってきたので、早速開いてみた。テノール歌手、秋川雅史さんのお父様、息子さんの親子3代で、「千の風になって」を歌う。86歳のお父様からの歌い出し。その端正で清らかなこと。 19歳の息子さんはピアノストなのだが、血筋でしょ…
たまたま家族の帰宅が遅い日の夕時、何気につけたYouTubeで藤井風さんのライブ同時視聴をやっていた。題して “ Feelin’ Good “ ラッキー!最後まで見れるぞ‼︎ 見始めてからまもなく、風さんみずからが吹くサックス演奏が出て来た! 曲の前奏としてなのだが、…
オペラ「ミニョン」(トマ作曲)は、元になったゲーテの原作の悲しい結末を180度転換してハッピーエンドの作品となっている。「君よ知るや南の国」という曲は、作中、ヒロイン、ミニョンが歌う穏やかな名曲だ。 このタイトルは、私には何故か耳馴染みがよく、…
この2曲を「vs」の形にしたのは、対照的な曲名で単にキャッチーなタイトルにしてみたかっただけで、どちらがいい などを競わせるつもりでは無いことを最初におことわりしておきます! 特に「木綿のハンカチーフ」は、今でも思い出の歌謡曲として歌われるこ…
学祭の演奏会で貰ったパンフレットで、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番(第1楽章)を弾いたEさんによるコメントを読み、興味深かった。 それによると、ラフマニノフいわく、 「昔の自分の作品を見ると過剰な物が目立つ、、」 との認識から、後年、この曲を120…