ルパン三世 & something

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ヴォルデモートの盲点 その1from ハリポタ「賢者の石」

ハリポタの1作目「賢者の石」に出てくる番犬、3つの頭を持つ犬フラッフィーの元ネタは、ギリシャ神話に登場するケルベロスだ。ハープの音で眠るという特性も同じ。冥界への入口にいる番犬なのだ。

クィレル先生に寄生したヴォルデモートは、ハグリッドに接近してハープの音のことを聞き出しているが、ギリシャ神話の知識があれば、予め類推が効きそうなことだろう。
彼は学生時代、最優秀だったけど、超現実主義者でもあるから、神話などへの興味は無いし、その辺は無視して単位が取れるものの学問のみを超合理的に学習していたのでは?と想像する。彼の盲点だよね。

この映画を見て西洋での常識的知識の背景があると無いとでは、解釈の深みが違うんだねw w
まあ、ヴォルデモート状態なワケだった!


今日のこのブログの発想にはモトがある。
最近、ある単語の語源調べをしていて、いつのまにか医学用語の語源の論文に迷い着いた。
それは千葉大医・杉田・池田両氏による対話形式の論文で、内容は興味深く分かりやすかったので、門外漢の私なりにも共感した。


例えば、「クモ膜下」という英語の学名は、その形状がクモの巣に似ていることから、ギリシャ神話に出てくるアラクネという機織りが上手かった女性の名前に因んで学名を付けているとのこと。論文の中で論者は、西洋の学者のその命名センスに感心している。症状からの映像の結びつけ方、発想の飛ばし方が、医学の学習理解度にも効果的というわけだ。
現役医学生は、学名をただマル暗記するのではなく、背景にこの様な幅広い知識があるといい というようなことを述べていた。

こんな理想は医学に関わらず、文系理系の壁を超えて守備範囲を広くすることは、次の創造への足がかりになるかもしれないね。


しっかし、今の時代、やること多いし忙しいしで、現実にはそうそう手が回らないってことは、よーくわかるよ〜w