ルパン三世 & something

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政治家先生の性質 from 「ロスノフスキ家の娘」①

小説「ロスノフスキ家の娘」は、イギリスの作家ジェフリー・アーチャー氏によるものだが、氏の経歴はバラエティーに富んでおり、作家であることはもちろん、途中で、英国下院議員になったり、刑務所に入ったこともあったりだ!

アーチャー氏は転んでもただでは起きないタイプだから、こうした体験は全て、作品のネタとなるw


「ロスノフスキ家の娘」は舞台はアメリカだが、ここで、ヒロイン、フロレンティナが、国会議事堂で政治家の「先生」方を座席に案内するアルバイトをするシーンがある。
この時、彼女がうっかりその政治家の名前を間違えようものなら、あたり構わず「大声でわめいた」そうだ!しかも、これは「与野党問わずみんなそうだ」とあった‼︎
ここはきっと、アーチャー氏が実感として見聞きしたことを織り込んだに違いない。
氏の小説は、特に政治絡みの場面になると、「きっとこれはホントのことだな〜」と感じさせる臨場感があり、この他には選挙運動のシーンもあるが、こちらも内容がエグくて、読者は驚きと共に疑似体験ができて面白いのだ。


くだんの議事堂での ‘ わめき ‘ だが、政治家職業の方は、この小説から、左様に自己承認欲求、自己顕示欲が強いんだなと教えられたものだ。
まあ、最大限に寄り添って考えると、清濁合わせ飲むような職業の人は、そのくらい ‘ クセ ‘ が強くなきゃやっていけないのかもしれないけどねw
小説では、のちにフロレンティナ自身も政界に出ていくようになるのだが、彼女は、幼い時から母親が(離婚で)そばにいなかった代わりに、英国人の家庭教師から見事な教育を受けたことで、わめいたりしない数少ない政治家になっていたはずである!


そこで、この家庭教師はどういう教育を施したか?なのだが、彼女もとても印象に残る立派な人なので、別日に語りたいと思っている。