ヴァイオリニストの樫本大進さんが、メンコンとブルッフのヴァイオリン協奏曲No1(G マイナー)を力強く美しく演奏する映像(約25年ほど前の名演)をEテレで放映していたので、これを録画し何度も聞いている♡
きっかけは大好きなメンコン目当てだったのだが、2曲目のブルッフも良くて、以来こちらにもハマっているのだw
どちらもロマン派の音楽ということで共通するらしく、この放送はそういう抱き合わせにしたのだろう。
その後、ヴァイオリニストのHIMARI (姫鞠)さんが演奏するブルッフのこの曲をYouTubeで見つけて飛びついた!
コンクールでサラサーテの「チゴイネルワイゼン」を弾くHIMARI さんが、重鎮の審査員達を絶賛させた動画を以前見たことがあり、彼女のことは多少知っていたのだ。
今回テーマにした‘ブルッフ’の演奏当時(‘23年)、弱冠12才のHIMARI さんの演奏がどんなに素晴らしかったかは、クラシック通の方々がコメント欄に寄せているたくさんの賞賛でわかる♡
ただ、そのコメントの中で目を引いたのは
「前澤さん、ストラディバリウスを貸与してくれてありがとう」
というもの。以来、HIMARI さんは前澤さん所有の名器ストラディバリを弾いている ということを私は初めて知った。
“Go to the moon” でもお馴染みの実業家 前澤友作さんは、宇宙への夢を現実化させるエネルギッシュな資産家であることは聞いていたし、交友関係も何かと派手だという印象はあった!
が、一方でまず、時価数億円のストラディバリを所有し、それをHIMARI さんへ貸与していたなんて全然知らなかったなあ。(通の方には有名な話だったかも知れないねw)
これぞ資産家にあらまほしき行動!
名器は、ただのコレクションでは勿体無くて使われてこそ活きるのでね。
(前澤さんの活動は本業の他、音楽のみならず芸術全般のパトロナージュでもあるようだ。)
世の中、良くない話やスキャンダラスな話などは電光石火で広まるものだが、いい話というのはなかなか広まらないと聞くが、前澤さんに関するこの話は、まさにそれだなあ と思った!
コメントに書き込まれた方同様、この部分はもっと知られてもいいのでは?と思ったので、今日はこれを書くことにしたのだ‼︎
私も幾つか楽器のお免状を持っているが、その経験で言うと、演奏において、まず曲への解釈や理解は欠かせない。が、演奏法として、有り余ってそこに没入してしまうというタイプの奏者は、若干苦手だ!
あくまでどこかクールというか冷静な部分を保っておきたいというのはある。
並べて論じたら恐縮なのだが、HIMARI さんはまさに後者のタイプのように感じており、曲の魂を的確に表現しながらも、同時にクールで知的な感じが伝わってくる。あくまでその曲を演奏するのは自分を通してである という、、。
見るからに賢そうな彼女は、前頭葉がとても発達しているようにお見受けし、実際のところも、本当に‘頭がいい’のだ と私は思っている!
そんな彼女の才能を見込んで、高価なストラディバリウスを提供した前澤さんは‘ 粋‘ だし、名器を手に、一層磨きがかかっていくHIMARI さんの成長がますます楽しみだ♡