ルパン三世 & something

大好きなルパン三世、他、色々なことを気ままに綴ってます♡

ギクシャクの曲!バレエ音楽『ロミオとジュリエット』by プロコフィエフ

ロミオとジュリエット』と言えば悲劇の恋の代名詞となっているが、物語そのものは、今やあまり知らない年代の人がいるかもしれない!

元はシェークスピアの戯曲で、中世末期イタリアの都市ヴェローナが舞台だ。代々、対立する家同士で、青春期の若い男女の叶わぬ恋が死をもって終わる。この悲劇を経て両家は和解したそうだが、遅いよねえw


さて、この戯曲をもとに、作曲家プロコフィエフが曲をつけてバレエ音楽にした。この対立する家とは、‘ モンタギュー家とキャピュレット家 ‘ 。これがタイトルになった曲が、今日のテーマだ。


モンタギュー家の一人息子がロミオで、キャピュレット家の一人娘はジュリエット。共に一人っ子だったことも、なおややこしくしたのかもね!?


バレエの作中、大広間で舞踏会が開かれ、この曲がかかる。
ここでの ‘尊大’ とでも表される言葉がピッタリのような振り付けも見ものだ!音楽的には、あくまで冷静にゆったりとした調べながら、決して明るくは無く陰鬱で、終始不気味さがつきまとう。
この作品の場合、ネタバレもへったくれも無く、‘ 悲劇 ‘ なことは人々に周知なので、全てを逆算で観劇するに、流れも音楽もそのどれもが意味ある‘不穏 ‘ なものに感じるのだった‼︎


ひるがえって、人間関係の不調和や機器の故障などなど、身の回りの何かがギクシャクしたら、その感じを音で例えるに、この曲が分かり易いだろう!
出来ればバレエで、同時に視覚的にも感じるのがイイ♡
怖いもの見たさ聞きたさ ですねw

[おまけ]
NHK『スイッチインタビュー 本田聖嗣中川礼二 編』を見た。お2人とも鉄道オタクなところが共通点。
番組中、ピアニストの本田さんが上述のプロコフィエフの作曲について話されたところがあった。音楽のジャンルに、「毒グモに噛まれた時に踊るダンス音楽」=「タランテラ」というのがあるとのこと。
そして、大阪メトロ「長堀鶴見緑地線」の出発指示合図に、プロコフィエフ作曲『タランテラ』が採用されているという。
さすが大阪!選曲にユーモアがあるね♡ 礼二さんが、その音をすかさず真似する‼︎

‘タランテラ’ などもやはり不穏系の曲で、もしかして、プロコフィエフってこういうのがお得意か!?