〈感想なので、ネタバレあり!〉
美女役の主演エマ・ワトソンが適役すぎて歌まで良くて、もちろん他も全部ステキで、公開当時は、後日再度観に行った映画だ。
今回は、予めYouTubeで岡田斗司夫さんの解説を仕込んで見ることにした。氏の芯をついた視点からすると、(野獣とガストンは善悪に振り切って描かているので仕方がないが、)ベルのことを村人が変人扱いする中、ガストンはブレずに粘り強く自ら動いてベルに求婚しているが、野獣の方は来て貰って、、とガストンに同情的。かつ、2人とも、ベルが美女だったからという点は同じだし、、と冷静な指摘!
それに、あのガストンはヴィランなれどファンが一定数いることも、私は承知しておりますw
そこで私も、今回の金ローでは、粘れるだけ粘って野獣とガストンをなるべく平等な目で見ていこうと決めた!
(もちろん、脚本的に善悪書き分けている所はとりあえず置いといて、、)
するとなるほど、野獣も最初、人間の王子の時はかなりヤバイねww
野獣はルミエール達から、ガストンはルフウから上手に諭されなければダメダメで、2人とも短気で手がかかるところは同じなのだ!
ただ、ベルとの交流で野獣の方は成長、ガストンの方は相変わらず、、というところで道は分かれゆく!
そして個人的には、あのダンスシーンで野獣が優雅に踊るところで、彼の方に軍配が上がってしまったw
ガストンは、あんなにエレガントには踊れないもんね!きっとダンスなんかどうでもいいもんね!!
ならば、なぜベルは上手に踊れるのだろうと思ったら、昔パパから教えてもらったと言っていたね。
2人とも本好きなこととかは差し引いても、彼らが優雅に踊るのを見て、このカップルの方がお似合いだなーと思いましたね〜w
それから、パパは小さなピン1本でルパン並みに見事、錠前を開けてもいた!
色々とやるなあ、さすがベルのパパ♡
と、戯れ言はこのくらいで、、
この映画でもう一つ見逃せないのは、野獣の目だ。
身体中、毛に覆われて表情がほとんど隠されている中、目だけで演技しているようなものだが、その目が優しくてね。どんどん魅せられていった♡
なんなら野獣のままでも!と思わせる力があった。
でも、ラスト、広間でのダンスシーンの王子を見たら、、
やっぱり人間に戻った彼もいいねww (軽薄!)
もう、どっちでもいいや!
だって、あの目が同じだもの♡
中世ヨーロッパは、人々の住む村のすぐ隣に森、そしてそこにはオオカミが。
人間とオオカミが身近な環境だった とは、やはり岡田氏の他の動画で聞いたことがあるが、この作品では、そのオオカミの存在がなければ、愛がもう一歩育たなかった!それに、ここも野獣とガストンの分かれ目となったw
なのでこうでなければならなかった。
野獣がガストンに何発も撃たれて、ルミエール達が次々にモノ化していくところはホントに切なかったが、一転してハッピーエンドにー!
めでたしめでたし♡