ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

金ロー「ルパン対複製人間」 私なりの見どころ、気ままにご紹介!

(注意:若干ネタバレあり また、マモーの正体は核心〈ネタバレ〉そのものなので、別立てで一本書いています!)


本作は、キリコやボッシュ、ダリらの絵の中を、敵のフリンチとルパンが駆け巡るシーンがあったり、マモーとの対面シーンでは、宗教画が壁面に描かれていたりと、作画的にもスタッフが所々凝っていたのが印象的だ。
また、セクシー不二子がちょいちょい登場するので、その向きのお楽しみもあると思われます!
多岐に渡って、スタッフのこだわりが感じられ、楽しめる力作だと思う。


ル次のやり取りで、「銭形(の血液型)はA型かねえ」と言うルパンに、「O型だろうぜ」という次元。私も次元に軍配だ。全くの勘ですが!


鳥籠みたいな牢屋に閉じ込められたルパンが、監視人の後ろにピッタリくっついて同じ動作(と顔つき)で、いとも簡単に籠から出る手法は、ルパン言うところの「最も原始的な手でひっかかりやがる」らしい。なるほどこの脱出法は基本なんだと学ぶ私、、学んでも実践することはないと思うけどねw
ここの描写は笑える。


前半でルパンと次元が逃げる時、吹き飛ぶ帽子を次元が慌てて取り戻すシーンで「お前さんも、しっかりクラッシックだねえ。」とルパンが言う。ここの解釈は昔から難しく議論になるところ。そして、人気のセリフでもある!

帽子だけでなくマグナムもこよなく愛する次元は、「形」「様式美」にもかなりこだわりがあるようだ。

ルパンが、1人で敵陣に立ち向かうシーンで「取り返すのは女か」と聞く次元に対し「信心深い奴には向かねえ仕事だ、、実際、クラッシックだよ、お前って奴は」というルパンのセリフが続く。
次元は、クラッシック→古典的 な考え方をするという意味だろうが、いわゆる化け物とか霊とか(もしかして女にも?)っていうのにも人並みに用心するところがあるのだ!そこが人間らしいとも、ある意味日本人らしいともいう?!
part2「作戦名は忠臣蔵」では、次元、五ヱ門、不二子、銭形は皆、吉良の亡霊を怖がっていたくらいだから。
に反してルパンは、、?
2人の性質が若干異なるところだろう。
ここの解釈は私自身も作品を見るたびに少しずつ変わってきていて、その度に訂正更新しているww

ルパンは、次元の例の問いに対してその応えに「夢を盗まれちまったからな」と言う。マモーに深層心理を読まれ、いわばアイデンティティーを盗まれたということは、誇り高きルパンにとって、敵が化け物だろうと何だろうと許せなかったのだろう。


後に、ゴエの斬鉄剣の欠けた刃先が、ルパンを救う。ちょっとした感動だ!
それぞれの個性は違い仲違いしたりしながらも、次元や五ヱ門は、なんだかんだ言って最後にはしっかりとルパンの助太刀に行く。
ホント、いい相棒だね♡