ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

バレエ漫画「アラベスク」その1 by 山岸涼子


その1、、「体格」編!

小学生の頃、「りぼん」という分厚い漫画雑誌で、バレエ漫画の「アラベスク」を始めて知ってから面白くてどハマりし、後に単行本になった上下8巻を熟読へ、、


山岸涼子さんの漫画は、主に、人物が縦長でシュッとしていて、キレイでカッコいい。少女漫画の大半は、人物が丸っこくて可愛さ重視でそれが主流のようだけど。
さらに、「アラベスク」はバレエ漫画なだけに、手足の長さは特に強調される。主人公のノンナ・ペトロワは、中でも長身過ぎるのがバレリーナとしてコンプレックスだったりする。ゼイタクだな〜!
当時、この漫画を兄が見て「この人、10頭身以上あって、こんな人間いないよっ」てからかったが、いいの、いいの、それでいいのって思ってたww


20代の頃、北欧3国とソ連を旅した時、各国の飛行機会社を利用するたびに、スチュワードやスチュワーデスがみんな大きくて、機内でそびえ立っていて!こちらは小さい上に座っているし、彼らに腰をかがめてお世話を受けていると、まるで、モグラがそのまま(空中なのに)地中に潜っていってしまうんじゃないかと思ったもんね(泣)。
(ちなみに、北方神話に巨人が多いのわかる〜)


私と言えばバッチリ6頭身だが、「アラベスク」に出会った時、特にそこを意識していたワケでもなく、結局、細長人物の漫画が「好み」だったんだろう。こればかりは理屈じゃないようで、、。
今にして思うと、私のこの趣味は筋金入りで、後の「ルパン三世」に繋がっていると大納得だ。ルパン達も銭形も含めて総勢5人が立ち姿で並ぶと、圧巻だよね!シュッとして手足が長く、オシャレでカッコいいのだ♡
そんなこんなで、今は「ルパン三世」を追っかけている!

レディーファースト


最寄りの駅前に、洒落たカフェができた。
お天気のいい日は、所々ヒーターが置かれているオープンカフェ席にもお客さんがいる。寒がりの私は、この季節、もう室内席がいいけれど!

通りがかった時、カップルが座っていて微笑ましかったんだが、ん?ん?ヒーターを背にした席にこちら向きに男性が、向かい側にはあちら向きに女性が座っている、、。
2人がそれでいいなら、ホントおっきなお世話なんだけど、その男性は見るからに丈夫そうで、少し上気さえして楽しそうにこちらを向いていて、風邪上がりというわけでも無さそうだし、、。ここに来た時、彼は無造作にその席にドッカと座ったのかなあ?「寒くない?こっちに座る?」とかなんとか無かったのかな? 色々、想像を巡らせちゃいました!
笑顔がふくよかで、良さげな彼だっただけに、もし、その配慮が無かっただけだったとしたらモッタイナイと思ったの。もっと、ステキな人になれるのに♡


寒い重い苦手の女子歴が長い私からすると、その配慮は嬉しいのよ。これは、体育会系の鍛えている女子だったとしてもきっと同じで、その気持ちにはうれしいと思うはず。


ルパンは、色々な意味で!そういうの、スッとできるよね。
でも、次元や五ヱ門でも、優しさからそれ、やってくれると思う。
またまた始まった、、と思うかもだが、ここは、ル次五を讃えるブログなんでね!でも、これホント。


自分は優しくなんかないし、どうせ冷たい人間だから、、なんて思う方がいたら、こうアドバイスします。
たとえ損得勘定から言っても、やった方が得ですよ〜!
相手からいい反応を受け取るうちに、だんだん心映えだって変わってくるかもしれないよ。人は成長して変わり得るんだから。
まずは形から入るべし!
いずれにしても、良かったら騙されたと思って、まあやってみて♡


そして、(痩せ我慢の?)ジェントルマンから、レディーファーストの親切を受けたレディーの皆さんは、ありがとうのお礼を言うか、ステキな笑顔でお返ししましょうね♡



(「ルパン三世」part6 追記)

只今絶賛視聴中なんだが、昨晩の「ラスト・ブレット」はいわば次元回
いいね いいね♡

「ガンマンってのはなあ、職業じゃねえ。生き方なんだ。」

痺れる一言、頂きましたー!

勇敢な男児ケニー、ルパン、次元、、、漢トリオに感動でした。

クジャクのはなし、、ハリポタ「死の秘宝」マルフォイ家/孔雀明王/くじゃく窓


以前、ネットで白クジャクの綺麗な画像を見つけ、その美しさに魅せられて、しばらくの間ロック画面に使っていたことがある(今は、ルパン関連のものになっているけれど!)。


映画ハリー・ポッター「死の秘宝1」のタイトルコールの直後、ヴォルデモートとデスイーターがマルフォイ家の豪華な客間に勢揃いし、哀れバーベッジ先生が大蛇ナギニの夕餉になってしまうシーンはトラウマ級だよネ。

実は小説の方ではその直前、マルフォイ家の庭で放し飼いになって飼われているクジャクが、一瞬登場する叙述がある。なんと豪勢な!
家で飼うペットと言っても、魔法族の貴族の館ともなるとスケールが違うようだ。まあ、館の主人や女主人が自らペットの世話をするわけでも無いしネw
原本では、a pure-white peacock とあるので、このクジャクは 純白のクジャク らしいよ。
館の門近く、イチイの生垣の上を威厳たっぷりに歩く白クジャク、、マルフォイ家の豪奢ぶりを象徴している。


このイチイの木とは、あのヴォルデモートの元の杖の素材でもあり、赤い実以外は毒を含むという、なかなかいわくありげな植物だ。西洋では墓場に植えられていることも多いらしいし、その花言葉もほとんどが悲しげなもの。

一説には、クジャクは毒を食べても平気らしいから、クジャクとイチイの木、、この取り合わせはアリなんだよね。小説ハリポタの最終盤「死の秘宝」の始まりとしては、嵐の前の静けさと言おうか、何やら不穏さが漂っている。


クジャクは毒を食べてもそれを毒として撒かず、自身の栄養(美?)に変えていく、、といういわれから、仏教では、大日如来の化身の一つ、「孔雀明王」になっていたりする。私は、孔雀が「明王」になっていくこのクダリが、カッコよくて気に入っている!


JR新橋駅での乗り換えで地下へ降る時、偶然、大きな孔雀のステンドグラスが目に飛び込んできた。これは、「くじゃく窓」と名づけられ、既に40年以上経つが、ステンドグラスに孔雀がよく合って鮮やかで、また、新橋らしく横には蒸気機関車も描かれている。ちょうどブログでクジャクについて書きたいなと思っていた矢先だったから、これに引き合わされたのか、そういう時は気付き易いものなのかは判らないが、このことをぜひ書き添えたいと思った。

こちらのクジャクは白ではなくカラフルな羽根の方で、とても見事で、画像検索でも簡単に見れます。よろしかったらご覧くださいませ♡

アカサカサカス / 呪文


今日は、ちょっと笑える話を集めてみた。


アカサカサカス

とは、東京・赤坂にあるTBS界隈の複合施設を指す言葉。
これをうっかり、アサカ と言い始めたら一生元に戻らないよ!
言ってるうちにいつか言えるんじゃないかと期待するんだけど、そのうちムリだと気づくよ!
カサカサ言い始めて、ア〜ってなるからやってみて〜


「ツッカベッカライカヤヌマのテーベッカライA缶」

やはり港区にあるお菓子屋さんの美味な高級クッキーの名。何もA缶でなくてもよく、B缶、C缶〜とあるらしいが、呪文風には、A缶でよいだろうw
大変人気で、予約した方が確実とか、お昼までになくなることも〜なんて言われているため、私は、未だいただいたことはありませぬ。
ただ、早口言葉的にも割に有名で、初めてこの話を聞いた時は、吹きました!!一気に捲し立てるとなかなかのパワーだよ!
主にドイツ語で、確かどこかにお菓子屋さんを意味する言葉があったな。
興味のある方は、その先はご自分でどーぞ!

お店の名前、覚えづらいかもだけど、いっそ、ここまで来ると逆に覚えるな。
振り切れていて良い!


それでは締めに、「メリー・ポピンズ」に出てくる軽快な名曲より、
ラクルいい呪文 をお届けしよう♡

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!

サッカーチームのエンブレム / ご当地ゆるキャラ


家では親子でサッカー好きだが、特に、川崎フロンターレアーセナルのファンの息子に、イングランドプレミアチームのエンブレムを、動画でカチカチ飛ばしながら見せてもらった。
それぞれのエンブレムは、ご当地ゆかりの図柄があって、個性的。
興味津々でそれらを眺めた。


個人的に印象に残ったものを少し挙げると、、

ランカスターのエンブレムは、英国で有名な薔薇戦争の時のランカスター家の赤薔薇がモチーフ。この興味から、あの複雑な薔薇戦争の関連動画を見て、今度こそついて行こう(わかろう)と意気込んだものの、英国史の中でもこの頃はとりわけ、「〜家の誰」が多くて、複雑過ぎて早々に撤退!
倍速で聞いたから尚更ムリだった!!

アーセナルの大砲は、元々、この土地にあった王立兵器工場の労働者たちのスポーツとしてのサッカー、、という繋がりかららしい。これは、息子の好きなチームということもあるが、ルパン三世好きには、大砲とか銃とかのモチーフに反応しちゃったりするのでねw

マンチェスター・シティの帆船は、古くから交易都市だった象徴として、、。
etc、、


英国では15世紀末、リチャード3世(この人も薔薇戦争に絡んでる人だよ!)によって王立の「紋章院」が創設された。この国は、紋章に関して長い歴史がありそうだ。正確には、紋章とエンブレムは違うそうだが、重厚みのある紋章の深い造詣は、プレミアリーグの各エンブレムに通じていそうだね。

日本のJリーグもそうだが、海外の他のチームにも、ご当地ゆかりの魅力的なエンブレムが沢山あることを書き添えておこう。

ルパン三世」part6のヴィラン「レイブン」のエンブレムをチラと見たことがあるが、そこには、しっかりと真っ黒なワタリガラスがいたよ。不気味だ!


ここから、ちょっとだけゆるキャラの話。
神仏オタでもある、みうらじゅん さんの、
都道府県のゆるキャラは、その土地土地の八百万の神
という説を聞いたことがある。サッカーチームのエンブレムもマスコットキャラクターも、ご当地の人々の愛が詰まって、チームの守り神みたいに思うから、みうらさんのこの説には、いたく共感してる。

FUJI XEROX SUPER CUP 2021」のオリジナルブランケットを持っているが、Jリーグのマスコットが集結していて、カラフルでとっても可愛らしい。見ていると、なんだか気が上がる感じがするよ。

書家 & 政治家、、王羲之 (おうぎし)


まず、名前の王羲之の字が漢字変換できなかったら、諦めようとしたテーマであることを告白する!そういうの全般、苦手なもので、、w
すっと一発で出てきたのでセーフ。今時、当たり前?!


王羲之は、世界史受験生泣かせの書取り漢字でも有名な人!
中国文化史では他に、顔真卿(がんしんけい)とかもネ。
なので、ちょっとヤな思い出とともに、そこ止まりになってる人も多いかもしれないw


これまで何回か、書道教室に通ったことがあるが、王羲之はその度に登場してきた書道界の大家だから、テキストでもお馴染みの人だ。その頃はいつも、王羲之の文章の内容に踏み込んだことはなく、字体を見つめるばかりだったので、彼は書道一筋、それがお仕事の人だと思っていた。
私は、ここ止まり だったのだ!


聞いているラジオ講座漢詩を読む」でこの度出てきた題材での人物紹介で、彼は政治家だったことがわかり、びっくりしている。
それにその内容から、王羲之は哲学者でもあったかも!
その思想をもってあの書体だったんだ、、私はあの頃どこを見ていたのだろう??


王羲之は、有名な蘭亭序で死生観を語るところによれば、
結局、人は死を迎えることを慨嘆しつつも、翻って「生に執着」、、
生き方に前向きで、いわばあの林修先生いうところの「今でしょ」からの、、せめて生きているうちに出来ること、
「待ったなしに、文章を書け」
と残している。


一方で、同時代、蘭亭に集った政治家、謝安という人は、これとは違って老荘思想的だ。思想については、私は、その人の生き方は信ずるところに添えば、どちらでもいいと思っている。


でも、王羲之オススメの「文章を書け」は、おっと、私 やってる?!
まあ、心をととのえるためにも、これはイイコトかもね。


今日は、王羲之という人の思想的特徴もご紹介を兼ねて書いたけれど、
一番イイタイコトは、
王羲之の本職は、書道家というより政治家だったということを今頃知った、「へぇ〜、そうだったんだ」という驚きだ!

絆、、きずな? ほだし?

「絆」(きずな)という言葉は、現代ではご存知いい意味。
でも、古文単語では、同じ漢字を当てて「ほだし」と読んで、「束縛」というマイナスイメージのものが、主なる意味となる。
出家を志した時に、家族などの存在がそれを阻むことになる、、なんて時によく出てくる思いらしい。今でも「情にほだされる」などと使う動詞では使われていて、時に、それが為に苦労することがあるよね。


人の世は「きずな」でグループが出来上がっても、時に次第にヒエラルキーが形成されがちなもので、よほどデキタ人物が上方にいないと、下方は「ほだし」でいい迷惑にもなるんだよねえ!
「きずな」という美名の下の呪縛!!
狭い例では、家族などでもそういうことになる場合があるね。弱い立場の子供は大変だ。親の家庭運営には、コレ気をつけなきゃいけないね。


絆が、「きずな」に振れるか「ほだし」に振れてしまうかは、結構難しい塩梅かもしれない、、。


ルパン三世」のル次ゴの関係は、「きずな」によって、お互いを助けることもよくある一方、「ほだし」は断ち切って、銃口さえ向けることもある。この場合は、絶妙な手加減を入れたりしているが、、。


福沢諭吉の建学の精神「独立自尊」は、個人的には気に入っていて、グループ形成に意識したい感覚で、絆を「きずな」にして「ほだし」にはしないための大切な心構えになると思う。


ルパン達は、個々が強くて自立しているから、付かず離れずの大人の関係を保って尊重し合い、うまく機能しているんだろうね。
そういう距離、いいなー!