ルパン三世 & something

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“ さわさんに 女あるある 演じさせ “ from 大河ドラマ 「光る君へ」

大河ドラマ「光る君へ」には、 ‘さわ’ という女子が登場し、主人公まひろ(紫式部)との2人のシーンが興味深く、今日はそれがテーマ。

それぞれ従者をしたがえ、石山寺詣に出かけたまひろとさわは、偶然、寺で藤原道綱と出会う。道綱はまひろを気に入り夜這いをかけたところ、それは人違いのさわで、、片や道綱に一目惚れしていたさわは、間違えられてショック!
この後、まひろに対して感情をこじらせ拗ねたりで、まひろは濡れ衣となってしまった。ドラマでは、さわは何かとメンヘラ女子気味なのだ!

これは、婚活女子同士の仁義なき○○に近いものがあってですねえ、、
こういう時、昨日までの友情は何処に?というような変貌を見せることがあるのですよ、女って!
かつて実体験で、(友人の)気が利く女アピールの凄まじさにドン引きしたことがあったっけなw アピール相手の男子には実は彼女がいたことがわかり、私達の(女の)信頼関係に若干ヒビが入っただけの結果となりましたとサ‼︎
これは‘産む性‘を持つ女のたくましさであろうかと、後に分析したりしたのだが、ならば私にはそれが足りなかったのかww


ドラマではこの後、まひろの努力もあって2人は仲直りw
父の九州(肥前)赴任に伴うことになり、まひろにお別れに来たさわは、以前恋心を抱いた男子、(まひろの)弟、藤原惟規に遭遇。
だが、好かれていたことを感づき期待していた惟規に対して、さわは、
「(昔は好きだったけど) 今はもうやめました」と、ケロっと言い放った‼︎
出ました、最強パワーワード。まさに、女心と秋の空。
そもそも、この子(さわ)は万事、少し遠慮がないタイプなんだけどね。
「(惟規は) 告ってないのに振られるようなもの」という誰かのXは、まさに言い得て妙だった。


なお、史実ではさわのモデルとされる女性はいるが、ドラマでは、まひろとの関係性や人物描写、エピソード等はかなり自由に創作されている。
なので、さわという女子を(便利に)使って、セリフ中で色々な女心を吐かせているのが、この脚本の面白いところの一つだ。
この他にも、円融院の女院詮子(母)と息子一条天皇中宮定子(嫁)との複雑な「嫁姑感情」も描かれていたりする!


このドラマの脚本家は女性の大石静さん。
ドラマには、事あるごとに、「女あるある」を目一杯入れ込んでいる。
女性のことをここまで描いてはマズイんじゃないか? というほど容赦無くてね。

思うに、むしろ男性脚本家の場合は、(いい意味で)女性に対する夢想があって、そこまで凄いとは思い及ばなかったり、エゲツないセリフとかは捻り出せないのではないか?と想像する。
その点女性だと、自分自身、或いは身の周りの体験談をちょっと掘れば、出るわ出るわそのテの話 という感じだろうか!?
女心のえぐり方がエグくて(褒めてる)、さらに演じる役者達の表情が良くて、、勢い、「光る君へ」は、女性視聴者に一層共感されているように見受けられる。

登場人物の女性から出るセリフのどこかに、自分自身にも心当たりがあるようでドキッとしたり、或いは受けた経験があって深くうなづいたり、、
と、まるでサラリーマン川柳を読んでいる時の世俗的な可笑しさに似ているのだww

てなわけで、今後ともそのあたりも期待しちゃいますよ〜‼︎