ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

畠山重忠、、中川大志さん from 「鎌倉殿の13人」

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見進めるうちに、どんどんとその魅力に気付かされていった役者さんが、畠山重忠を演じる中川大志さんだった。とは言え私は、この大河で初めてまともに知ったと言っていい「中川大志新参者」ではあるw
なので、コメントするにはおこがましいかなと迷っていたが、いいものはいい!賞賛する人は何人いてもいいではないかと思って、綴ることにした。


中川さんは芸歴がそれなりに長いようだが、若干24才という若さで、既にある種の風格や品格を備えていて、日本にこんな有望な若手が育っていることが嬉しい♡

中川さんご本人が語る畠山重忠に対するコメントを、ほぼ静止画像のもので、たまたまイヤホンで聞いた時、直接耳に響く彼の声の綺麗さ、素直さ、発声の間(ま)の感じ良さなどが、返って際立って聞こえた。彼の良さは「見栄え」だけではないんだなあと感じたものだ!経歴を見たら、美術館の音声解説も担当したことがあるようで、さもありなんだった。


さて、注目の最期のシーン。NHKも脚本の三谷さんもスタッフさんも、あの力の入りようで、中川さんや畠山重忠に対する思い入れの深さ、期待値の高さがわかったネ。かくなる上は見事に散らせてあげたいと。もちろん同感だ!

戦闘シーンに続く義時との一騎打ちの殴り合いの後、戦い終え、馬上の畠山の表情を見て、思い出すことがあった。
激烈なサッカーの試合の直後、語る時の、キーパーの川島さん始め、他選手達の「大きく開いた目」。また、身近な思い出なのだが、理系の息子が大学受験期、模試などで数学を終えて出て来た時の目。この時本人は、「さすがにアドレナリンが出た!」と言っていた。
戦い終えてまだ戻らないこの種の目を、個人的に何度か見たことがあったので、今回、中川さんの目にそれを見つけて、「あっ、アドレナリンが出てる!高揚してる!!」と、一層熱量が伝わってジンときたのだった。


中川大志さんご自身、畠山重忠という人物に魅せられているようで、彼は、「畠山重忠から、途中何度も背中を押されたような気がした」のようなコメントをされており、こういうのを聞くのは、なぜかうれしいw
ご本人に似合ったいい役に巡り合われて、よかったなあと思う。

体当たりで若いエネルギーを爆発させ、魅力ある漢を魅力的に演じられた中川大志さん。
楽しみな役者さんだ♡

氷の話 from「セブンデイズ・ラプソディ」/ 虎屋「かき氷大百科展」

舞台はアメリカ、ニューヨーク。
テレスペ「セブンデイズ・ラプソディ」の派手なオープニングの直後、ルパンと次元が予祝で一杯やろうとした時のこと。バーボンはストレート派の次元に対し、オンザロックで行こうとしたルパンは部屋の製氷庫で「フロムサウス」の氷が溶けていることに気づき、近くのコンビニへ、、。運良く残りの1つにありついた途端、ギャングの流れ弾にその氷が破壊され、ルパン、怒る!その際、追われた少女を助け、、
この物語が展開されていくのだ。

ルパンがこだわったこの氷は、当時、南極のロシア軍基地で採れた「フロムサウス社」製のものだ。

ともあれ、ルパンがこだわらなかったら始まらなかったこの話!
ルパンのような趣味にこだわるこういう姿勢、私は嫌いじゃないですw


一方、日本では(特にこの夏)、天然氷をはじめとする氷の需要は、オンザロックと言うよりは、かき氷に代表されると思う。

虎屋(赤坂)ギャラリーで開かれている「かき氷大百科展」に行った。
そこで知ったことで特に印象深いものは、、

枕草子」のものづくし中、貴なるもの(あてなるもの、、優美で上品なもの)の項で、「削り氷(けずりひ)」と表記される「かき氷」を挙げている。甘蔦(あまづら、、蔦の樹液などを煮詰めたものとか)というシロップと共に食したらしい。

また、幕末には、アメリカの天然氷「ボストン氷」が輸入されたという。アフリカの希望峰経由で横浜港に来たが、かなり溶けてしまい高価だったとか!


その後、虎屋では茶寮に移り、美味な宇治抹茶のかき氷を戴いて、しばし涼を取った。一番人気とあって、周りのテーブルでも、かき氷のガラス製の器を沢山見かけたよ。


最後に豆知識を一つ。
よく街で見かけるかき氷の旗(青色の海の波の上に、赤い大きな字で「氷」と書いてあるアレ)で、時に2〜3羽、緑色か青色の鳥が飛んでいることがあるでしょ?
あの鳥は「千鳥(ちどり)」とのこと♡
調べたら、割と有名な和の文様の一つだった。

プロセスが大事 、、by 駿台 カリスマ講師 大岡師


「君たちは、大事なのは動機ですか、結果ですか?、、
大事なのはプロセスだと思う。
(間) この先、このことをよく覚えておいてください。」 

元、駿台世界史カリスマ講師、大岡師のお言葉。

この禅問答のような命題は、以後、私の心にずっと引っかかり続けている。
右手で頬をつき、左手でマイクをガッと回り込んで握り締め、食べちゃう位に口元につけて講義する、独特な雰囲気の先生だった。


ある時授業で、論述の良い解答例として、
「この答えを書いた人は、何か賞品をあげますので、後で教員室に来てください。」
と言われ、自分だったので、緊張と喜びで教員室を訪ねた。すると、若干慌てたように机の周りを探し始め、おもむろに、これどうぞ と先生の予備の、袋入りの「指サック」をくれた! 
神妙に
「ありがとうございます。」
と受け取ったものの、さて、これどうしよう?まに受けてノコノコ来てよかったのかな?「優秀軍団」の生徒でもなかった私が名乗り出てもよかったのかな? など、デコボコな気持ちが錯綜した。
思うに、双方、浮世離れした者同士、なんかちぐはぐな空気が漂った、、!


受験も終わって数年後、神田の古書店で先生と遭遇。当時の授業のお礼と現況を述べたら、ただ一言「そうですか。」と微笑まれた。
先生と対峙すると、いつも雲を掴むような感じになるのよね。

先生は世界史一筋、なんか孤高な感じが次元チックでもありました!


今、これらの思い出が丸ごと懐かしく、これらがまさに、自分にとっての「プロセス」だったような気がする。
私は、末席で師の薫陶を受けた一人だ!
それはもちろん「お宝」だ。


9/13 追記)
夏が過ぎ、受験生の手ごたえはさまざまかもしれないけど、意義ある日々であることは間違いありません。親子への応援メッセージのつもりで再upしました。

八田殿の品定め from 鎌倉殿の13人

源氏物語で有名なシーンに、雨夜の品定めというのがある。雨夜に貴族の殿方が顔寄せて、これまでの女性経験をもとに女性をあれこれ批評するシーンだ。そこでは、中品(中流階級出身)の女性が良い なんて勝手なことを言ってるね!


大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で前回、、義時に縁談が来て、相手の女性を八田殿に見極めてもらうというシーンがあった。そんなことまでは史実にはなかったろうから、ここは、脚本家三谷さんの腕にかかった笑える場面だった。大役を任された八田殿も神妙に、縁談の相手、のえ(後に伊賀の方)の振る舞いを影で観察しながら、うなづいているではないか!

で、八田殿による品定めの結果は、、すこぶる良い!
「見栄えも、、悪くない」だって。これはなんか失礼なような!
この時も義時はやはりうなづいてるではないかw
ハイ、決まりだねww

のえの手練手管に、男どもが見事に引っかかっていくのが可笑しかった。


さて、遠い昔、結婚相手をどう思うか、知人から私も相談されたことがある。
「、、、、というところ(欠点)もあるけど、どう思う?」って。
「そんな迷うくらいなら止めたら?」と、私。
「エ〜ッ!」と、知人。
その反応に、こちらも心の中で「エ〜ッ!」だった。
そのあと、頑張って取り成したっけなw
そんなことなら、相談しないでよ〜ww

どうやら背中を押してもらいたいだけだったようなのよね、、。
私と来たら、世に相手は “35億” と思うようなタイプだったから、私なりに、その相談に誠実に応えたつもりだったのに!
こちらも、知らずストレートパンチを浴びせるほどに若かったのだw


〈まあ、人には皆長所短所があって、それは人によってマチマチだから、ご縁あったがその人よ っていう考え方もある!〉

結論。もし、あなたがそのテの相談を受けたら、八田殿のような応えをして差し上げるのが宜しかろう ♡
その論拠は〈〉間に述べた通り!

そして、誰かに相談しようとしているあなた、、相談相手も困るのよ。
そんな大事なことは、自分で責任もって決めようね!

堀川、、香りの話

数十年前、勤務先の配属で、ほんの短期間だが文章を書く仕事をしていた頃、九段下界隈に通っていたことがある。
ある日、同僚の女子数名と、近くにあった料亭 “ 寿白 “ のランチへ行ってみようということになった。格式高い黒塗りの塀のそのお店に少し緊張して入ると、急に非日常の空間で、いい香りがする。お席では鯛茶漬けを戴き、室礼もお膳も全てに趣があって感動したのを覚えている。お会計を済ませた後、美味しかったことを告げ、勇気を出して香りのことを聞いてみた!
すると、親切にも女将が銘柄などを教えてくれた。それは、松栄堂の「堀川」というお香だった。

後日shopで探すと、それはエンジ色の渦巻き状のお香で、買って家でも使ってみた。
寿白で感じたあの時と同じ艶なる香りに最初は悦に入っていたが、普通の家庭には少し濃厚過ぎたかな? その後、同じ系列の「白川」という「堀川」よりは少しスッキリした香りに変えてみて、やはり喜んだりしていたw
長過ぎた優雅なる独身貴族の頃の話だww
その後、結婚して育児期になったら、赤ちゃんにそんな香りは強すぎるし、それどころでは無くなって何となく今に至っている!


香りについてのマイナスな思い出も、実はある!
小学生の頃、塾の教室で、ある母親が子の入塾検討のため後方で見学していたことがあった。夏だったのだろう、熱気で暑かったのか、その母はおもむろに扇子で仰ぎ出したのだが、その扇子から発する香りが強すぎて、次第に男子達が後方から順に「クサイクサイ」と呟き出して、その両者を見て、ヒヤヒヤしたり可笑しかったのを覚えている。私もその時は勉強どころではなかったかもw
男児って「忖度無し」なのだ!
でも、その母は強い、そのざわめきに気づいてなかった!!


香りは、自己満足で強すぎると公害になったり、自分でも酔ったりさえしちゃうものだ。冷房の季節に、部屋に入った途端ヒヤッとするのは強すぎると聞いたことがあるが、香りもそれに似て、ほのかな位がちょうど良いのだろう。
1人住まいならともかく、家族がいたりしたら個々人で好みも違うから、用法容量を守らないとイカンだろうw


最近は、大型商業ビルには必ずアロマのお店が入っていて、側を通ると、フワッと気分が良くなるものだ。五感の一角を担う嗅覚に対する香りやアロマは、上手く使えば、きっと想像以上の癒し効果なんかがあると想う。

テベス元代表で思うこと、、サッカー・W杯に集まる選手達


アルゼンチン元代表テベス選手(引退して今は国内リーグの監督)は、少年時代サッカーシューズが買えず、裸足でボールを蹴っていた。裸足なので、破傷風にならないようにガラスの破片を避けることにも気をつけながら、いつも練習したのだ。
素足の肌感覚でボールと馴染んできたとは言えるのだが、、。

これは、以前、私が読んだ実話で、強烈な印象が残ったため、以後、“テベス” と聞けば「裸足」「破傷風」「ガラスの破片」という3つの単語がいつも思い浮かんでいる。その話には続きがあり、貧しい地区の子ども達は、10代の頃にサッカーのスカウトの目に留まらなければ、その後は、麻薬の売人にスカウトされていくとも書いてあったのが恐ろしかった。
貧困で有名なファベーラ地区(ブラジル)など、南米や世界の他地域には似たような所が沢山あると聞く。


家では、息子達は学校のクラブやサークルで何かとサッカーに関わってきたが、その度に、ヤレ、シューズだのお揃いのシャツだのと揃えてあげたものだ。
日本の場合は貧富に関わらず、赤ちゃんの時に皆、混合ワクチンで破傷風対策はしているし、サッカーをする時は、何かとお道具は一応揃えてもらえる子が大半だと思う。
大局的にこの環境はやはり幸せなことで、いくら肌感覚が研ぎ澄まされると言っても、テベスのような練習を見倣えとは、決して言わない。


ただし、W杯に集う選手の中には、そのような苛酷な環境でサッカーをモノにしてきた選手も少なからずいるのだということは、知っておいた方がいい。
縁あって政情不安定な国やその時期に生まれ、国難をくぐり抜けてきた選手もいる。
ドログバ然り、モドリッチ然り。
FKやPKで対峙した時、あるいはプレー中に感じさせる彼らの圧倒的な貫禄や威圧感は、経てきた人生の苦労や克服で身についてきたものだ。


W杯で一同に会した時、サッカーの才能や技術以前のところで、まず気圧(けお)されることのないように!
4年に一度のサッカーの祭典では、選手達には「心してかかれ」と声援を届けたい。

もちろん、比較的いい環境で、スクスクと実力を伸ばせてきた人も世界には多くいるのだから、個々人の与えられた環境をフルに活用して、頑張って欲しいとは思う♡

ジェズス、、ちょっといい話/サッカー・アーセナル

家族にアーセナルファンがいるので、つられて私も試合を見たり、サッカー番組の動画や家族から、ちょいちょい色々なエピソードを聞いたりすることがある。
そんな中でもちょっといい話を、門前の小僧なりに今日はご相伴したいと思う!


イングランドプレミアリーグのチーム、アーセナルに、ブラジルの新星、ガブリエウジェズス選手(25才)がいる。彼は、愛嬌ある八の字眉の困り顔(?!)がトレードマークだが、明るく優しい表情がファンの心を魅きつける。彼はアーセナルに新風を吹き込むが如く、生き生きとアシストしたりゴールを決めたりの活躍で、ファンを歓喜させている!


ジェズスは母一人の苦しい家計で育ち、本人もペンキ塗りのバイトをしながらもプレミアリーグまで上ってきた苦労人だ。だが、その苦労を感じさせないニコニコ明るい性質の彼は、特に苦労をかけた母親に、試合で活躍すると遠くイングランドの地から母国ブラジルに電話で報告するという孝行息子だ!
いつしかゴールパフォーマンスが、電話をかける仕草となった。
ファンは、そんな彼を温かい目で讃えているのだ♡
最近、せっかくのゴールがオフサイドで幻になった時は、「電話ガチャ切り」とイジられたばかり!
そんな風に、やはり愛されている。

ジェズス加入の起爆剤となってチーム全体もいい調子。そんなこんなで今季アーセナルは目下のところ好調だ!!


さて、なんと言っても今年はワールドカップイヤーで、私流の準備としては、所属クラブの選手の出身国を知らない時は周囲に聞きながら、情報を一生懸命叩き込んでいっている!クラブでの選手の直前の仕上がり具合と、出身国での位置付けを、両睨みで追いかけていくのだ。
受験生みたいに、今からはもう追い込み&詰め込み期だが、4年に一度のうれしい時節だww


サッカー通には既知のことかもしれないが、アーセナルに留まらず、サッカー全般のいい話なども、なるべくコンパクトにお届けしていくつもりなので、どうぞおつきあい下さい!