ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

ベルサイユのばら   from「ベルサイユは愛に燃えた」

当時、互いに異なる中学に通っていた友人と「ベルばら」話で盛り上がっていた。彼女は宝塚歌劇のチケット入手の都合がつくということで、「ベルばら東京公演」を一緒に観劇することに。当日は、折しも、交通機関の首都圏スト突入の日。当時は、交通ストライキがしょっちゅうあった時代でした。まず、東急大井町線(当時は田園都市線)沿線に住む友人の自宅まで行く約束だったが、ストで電車が動かないので、車好きの叔父に自宅友人宅間の往復を頼み、さらにその日は周りの大人たち総動員の協力を得、晴れて観劇できたのでした!ありがたいことです。それだけに印象深い思い出。


当時は空前のベルばらブームで、私は、オスカルというより、黒髪のアンドレのファンでした(ルパンの作品では、茶髪でした)。
劇場で見たのは、麻実れいさんのアンドレ安奈淳さんのオスカルで、ステキでしたよ。
フランス革命を背景に、2人の純愛に憧れました。お年頃ですネ!


ルパン三世の「ベルサイユは愛に燃えた」は、「ベルばら」ブームという世相をバックにルパンとコラボしたような作品です。ルパンはオスカルとはホントはフランス語会話だったでしょうか?!
男装の麗人オスカルに、何故か心が揺らぐルパン。さすがルパンのセンサーは、女性のフェロモンを感知しちゃうんですね!
次元や五ヱ門は、ルパンのその域にはイマイチ届かない。なんか納得、、。


作品では最後、オスカルはアンドレと、愛が煌めく石像になっていきました。
それは、「ベルばら」の核心を突いていたと思います。
TMS公式さんの解説によると、「ベルサイユは愛に燃えた」は、視聴者によるストーリー募集によるものとのことなので、道理で合点!


本作は、ベルサイユ宮殿やパリの景色、オスカル達まで、とても美しく描写されていて、色彩も綺麗、絵のスタッフの優れた力量と頑張りが伝わります。
今、思い出が甦えるのも、皆さんのおかげです♡

Just The Way You Are ( 素顔のままで ) 、、ビリージョエル


青春期からずっと共にあった曲。曲も歌詞も彼の声も全部いいですね!


ビリーはある女性に恋して、その想いから生まれた曲だそうだから、その女(ひと)は、ミューズだったわけですね。絵画や音楽の着想に「想う女性」が関わるのはよく聞く話だが、その女性はようこそ存在してくださいました、、
と思いますね、人類の為に!

ビリーの場合、後にそのミューズとは泥沼の離婚劇と聞くので、体を張ってステキな曲を世に残してくれたわけで、頭が下がります。
天才のサガでしょうか、、。

ビリージョエルが歌う、名曲「星に願いを」(jazzバージョン)は、色々なヴォーカルがカヴァーする中でも、秀逸だと思います。
動画で見れます。オススメです。
彼にかかったら、いとも簡単にさりげなく、さらっとこんなに味わい深く歌えちゃうんですよね。
きっと、ピュアな彼の心がこの曲にも乗っているのでしょう♡


昔、サークルの合宿で一足先に帰京する際、友達が最寄りの駅まで車で送ってくれました。私がこの曲が好きだと皆に言っていたらしく、走り出した途端にこの曲を流してくれたのは感激でした。そういう細やかな心遣いができる人って、今でもステキだなあと思います。
青春の思い出のささやかな1コマです!

ルピナスの花 エクリプス  流星剣 from「THE FIRST」


3DCG作品「THE FIRST」は、考古学が大好きなブレッソン家の子孫、レティシアとルパンのコンビで謎解きやエクリプスの神秘など探っていく、私的には興味津々の作品です!ストーリーも楽しめました。(注!以下ネタバレあり)


ブレッソンダイアリーの謎の一つ、表紙のBとルピナスの花は、ブレッソン教授とルパン一世のコンビを表していて、孫の代でまた邂逅するなんて感動的ですね!
以下、この作品で私があらためて知ったルパン情報など、、


ルピナスの花
ルピナスの花はルパンの語源だという。日本の家紋みたいなものかな?
「怪盗ルパン」の読者なら周知のことだったのかもね。
ルピナスは土壌の肥沃度を選ばないというから、さすが神出鬼没のルパン三世にぴったりの生命力だ。さらにルピナスは、ハリポタのルーピンの命名の由来でもあるラテン語lupusが語源で、狼を意味していることがわかった。

エクリプス
エクリプス遺跡では、レティシアの考古学知識が大いに活かされる。エクリプスとは日蝕。元々「蝕」の意味を表す単語らしいが、無限のエネルギー発生装置の命名に「力を失う」的な意味を持つこの単語を当てた博士の考えは如何に?それは、この装置がマイクロブラックホールでもあったからだろう。この命名のユーモラスなバランス感覚にはセンスを感じるね。最後にレティシアは、ルパンの計らいで念願のボストン大学で学べることになって、よかったー!ホッとした。あの子は、考古学を学び深めるにぴったりな子だと思う。

流星剣
斬鉄剣隕鉄由来の流星剣だった。、、、全部パワーワードだなあ!
斬鉄剣が、宇宙から飛んできた隕石由来なんて知らなかったし、神秘的でワクワクしちゃうね。流星剣なんて言う呼び名もゴエにピッタリだね。斬鉄剣に対する尊敬が増しました!ゴエ推しならわかってくれるよね?


3DCGルパンの視聴後の余韻は強く、立体の力強さを感じました。ルパンは、祖父一世のhat に触発されて、第3の関門を見事突破!本作ではルパンらしさがよく表れているし、不二子の体温や柔らかさ(何の?)も伝わる。また次元の優雅なカッコよさは際立ち、前半のマグナム1発で命中させたナットが緩んでいくシーンには目を見張る!


モンキーパンチさんも期待されたように、アニメと共に、「ルパン三世」の3DCGの新世界にこれからも期待しています♡

カルリーニョス・ブラウン/炙り火 byタモリ倶楽部 空耳アワー

ルパンが駆け出しの頃、ドロボーのイロハを師匠に倣うシーンが出てくる作品がある。
マダムと泥棒四重奏」や「その名はアルベール」などだ。


タモリ倶楽部空耳アワーに、やはりドロボーの師匠と弟子が出てくるものがあった。
くるり” の岸田さん投稿作品 “ソウル バイ ソウル by カルリーニョス・ブラウン” で、これは私のツボにハマった!

「〜10時じゃ、2時っす、炙り火〜、炙り火〜」

と聞こえるもので、無理くり歌詞に映像を当てる。

ドロボー師弟が侵入する家の前で、時刻で揉めて、何故かその場にお寿司が登場し火で炙る というナンセンス!
タモリさんと安斎さんは無理だよ〜と盛り上がってましたが、イヤ全然イイですよ〜
この手の取ってつけた感のある作品はバカバカしくて、私は好きだ!
このドロボーの師匠は、なかなか研究熱心だったので、そんなことならマトモな道に行けばいいのに〜 なんて思ったりww


さて、この時の曲が良くて耳から離れず、C・ブラウンのCDは、一聴の価値があるかもしれん ということで、取り寄せてみたら正解だった!
ブラジル人の彼の音楽は、どこかしらサウダージが漂い、ボサノヴァ好きの私はそこをキャッチしたのかもしれない♡
「オムレツ・マン」というタイトルのCDで、こんなご縁でもなければ知り会わないジャンルの音楽だった。収録曲はトーンが多岐に渡り、耳心地よい陽気な曲や個性的な曲が並ぶ中、最も気に入ったのが「Musico(ムージコ)」。彼は、こんな曲も作れちゃうんだという驚きと、豊かな才能、優しい人柄を思わせる。歌詞は愛を語るがそれだけにとどまらず哲学的。メロディーのイメージで語ると、この曲はどこか格調高く、ロマンティックだ。

Musico」を聞くと、いつもはラフなスタイルのカルリーニョスが、ここではオーケストラをバックに、(ルパンみたいに)赤いバラを胸に刺してタキシード姿で愛を伝える というイメージが大きく膨らんでいく、、


そして当然、こういう曲との巡り逢いは、大袈裟に言えば、私の人生を豊かにしてくれている♡

川向こうの次郎吉  from 「タイムマシンに気をつけろ!」


川向こうの次郎吉とは、この作品中、ルパンが江戸時代に戻った(というブラフの)時の変装のこと。
次郎吉はルパンの先祖ということになっているが、祖父がアルセーヌルパンだという設定とは何かと辻褄が合わない。
脚本家によって色々な設定があるのが、「ルパン三世」の自由なところ。
ここでは、この面白い命名と忘れられない愛嬌のあるルックスを楽しもう!


初めて次郎吉に会った時は、こんなにも崩れるのか(歯とかスゴイよね)と目を見張ったけど、結構好きです!
ルパンのこういうところが、いい性格なのよねえ、厭わずこんな格好にも化けちゃうところが。この時、次元なんかもなかなかの変装なんだが、ごめん、あまり記憶にない。あまりに次郎吉の方の衝撃が大きくて。
命名もいいよね。
愛嬌があってひょうきんな次郎吉は、もう私のアイドルだ♡


急にお人好しになって、
「よーし、いいだろう。言ってみな。」
なんて、ルパンの頼みを聞いたあの摩毛狂介が、最後あっさり騙されたのは、あの次郎吉の風貌に圧倒されたのかもしれないネw
摩毛については、この時の単純なセリフもあってか、この人の人気、結構高いみたいだね!


テレスペ「1$マネーウォーズ」の冒頭、オークション会場の客席にたくさんのルパンが!
ここ見どころヨ。こういう時はすかさず、「川向こうの次郎吉」を探しましょう、必ずいるからw
一時停止ボタンの押しどころです。
いたいた、いました!埋もれるかのように。
すきっ歯の口を大きく開けて!!
あの「ウォーリーを探せ」みたいですね。


ディズニーランドの隠れミッキーのように、次郎吉を探せた日は、いいことがあるかもしれないです♡

プロセスが大事 補足「ルパン三世」の場合


前日upしたテーマ「プロセスが大事」は私の自伝になったが、よく考えると、「ルパン三世」では、それを地で行ってるな と思った。

ルパン三世」は、コミックの時代からテレビ化になった時、その ”盗み“ があまり成功してはまずいだろう、、という ”大人の事情?“ で、ゲットした「お宝」は往々にして、水泡に帰したり、当てが外れたりというオチで終わることが多い。実際、そのようにしていたそうだ。

ただ、ルパン達は、そのプロセスでスリルを(ルパンならIQ300も駆使)楽しんで成功することに悦びを感じる。そして、最後の「お宝」にはあまり頓着してないね。だからどうせ、”大人の事情“ はあまり影響しないんだ。
彼らにとって、「お宝」は付属品みたいな感覚のように見える。ゲストヒロインとかにあげてしまったりして、、。


ルパン達は、プロセスのワクワクドキドキが好きなんだな! 
見てるこちら側も、そう。そこを楽しんでる。

いや、むしろこちら側の方が、多少「お宝」にもこだわってるかもしれない?
テレビシリーズで、あまりにも毎回「お宝」が流れると、ヴィランから分捕る場合なんかは特に、たまにはルパン達の方がゲットしてくれよ〜とか思ったりするね!
「今日はお宝ゲットできて良かったね、ホッとした」
なんて書き込みを見たことがあるから、同じに思う人もいるらしい。


「人生は」なんて大きく出てみると、プロセスの山谷が案外面白いのかも?
ん〜谷にも限度があるけどな〜! 深い哲学だな。

まあ、不二子だけはわかりやすく、大抵、「お宝」に執着してるけどネ。
それもまたガッテン?!

プロセスが大事 by 駿台 カリスマ

(2021/01/15 追記: 受験生親子にエールを送ります。
特に浪人生に♡)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「君たちは、大事なのは動機ですか、結果ですか、、?
大事なのはプロセスだと思う。
(間) この先、このことをよく覚えておいてください。」 


元、駿台世界史カリスマ講師、大岡師のお言葉。


この禅問答のような命題は、以後、私の心にずっと引っかかり続けている。
右手で頬をつき、左手でマイクをガッと回り込んで握り締め、食べちゃう位に口元につけて講義する、独特な雰囲気の先生だった。


ある時授業で、論述の良い解答例として、
「この答えを書いた人は、何か賞品をあげますので、後で教員室に来てください。」
と言われ、自分だったので、緊張と喜びで教員室を訪ねた。すると、若干慌てたように机の周りを探し始め、おもむろに、これどうぞ と先生の予備の、袋入りの「指サック」をくれた。
神妙に
「ありがとうございます。」
と受け取ったものの、さて、これどうしよう?まに受けてノコノコ来てよかったのかな?「優秀軍団」の生徒でもなかった私が名乗り出てもよかったのかな? など、デコボコな気持ちが錯綜した。
思うに、双方、浮世離れした者同士、なんかちぐはぐな空気が漂った、、!


受験も終わって数年後、神田の古書店で先生と遭遇。当時の授業のお礼と現況を述べたら、ただ一言「そうですか。」と微笑まれた。
先生と対峙すると、いつも雲を掴むような感じになるのよね。

先生は世界史一筋、なんか孤高な感じが次元チックでもありました!


今、これらの思い出が丸ごと懐かしく、これらがまさに、自分にとっての「プロセス」だったような気がする。
私は、末席で師の薫陶を受けた一人だ!
それはもちろん「お宝」だ。