ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

ヌスビトハギ(盗人萩)と忍び足 from Eテレ「道草さんぽ」/ルパン三世「不二子危機一髪救出作戦」

Eテレ「趣味どきッ!道草さんぽ 選」は、身近な雑草などの植物をクローズアップするという異色の観点が面白く、前回放映の時から気に入り、前作から幾つか選ばれた回の(今秋の)再放送を楽しんでいる。
通しで見て、草花から感じるのは、命の逞しさだ!
解説の多田多恵子先生とお笑い芸人で絵も上手い佐久間一行さんのコンビも、軽妙でいい♡

今日はその中から、「ルパン三世」に関連する植物を一つ取り上げる。

その名も、ヌスビトハギ(盗人萩)だ。
番組中、多田先生曰く、この実の部分は、地下足袋(じかたび)の指先、先端部分に似ているので、この名前がついたという。
しかもその形は、盗っ人が「抜き足、差し足、忍び足」をする時の爪先断ちの足跡のことだという!

現代では、そもそも地下足袋を知らない人、その名は聞いたことがあるが、私のように地下の漢字が、「直に(じかに)」の時の「直」だと思っていた人 等々、色んな段階の人がいるだろうw
地下足袋もそうだが、泥棒の風俗で有名だった唐草模様の風呂敷なんて、今やコントに出てくるくらいで、あれじゃ、「泥棒です」って言っているようなものだもんねww

この番組で気づいたことだが、植物は、このように割りと単純に身近なところから引っぱって名付けられることが多いようだ!


さて、「ルパン三世」の中で、五ヱ門はともかく、ルパン、次元は西洋風のシュッとしたスタイルなので、ドロボーとは言え地下足袋風情では無いのだが、part 2「不二子危機一髪救出作戦」に出てくるルパンの先輩、ナンジャ・モンジャ兄弟が、作中で、(靴だけど)しっかり抜き足差し足をしているシーンを思い出すので、ご紹介しようと思う。

「ゾイゾイ」が口癖のこの兄弟は、ドロボーの大先輩としても勘所が良く、なかなかの腕前なのだ‼︎
作中、ワルのモケール観光大臣が悪巧みをしているところを、2人はドアの鍵穴から覗き見てそれと知り、おどけた格好で静かに立ち去るところがソコである。
ラスト、彼らは、この大臣が肥やした私服の大金をガッポリせしめる というオチがつく!

本作は、当ブログでも過去に何回か取り上げているほどに、色々な意味で!ツッコミどころ満載で、「ルパン三世」らしい作品だと思っている♡