アメリカで1964年放映スタートの人気TV番組「奥さまは魔女」は大好きで、「ルパン三世」同様、多分ほぼ全作品を見たことがあるが、最近見返した一作に洒落たセリフがあったので、それを書いていこうと思う。
「奥さまは魔女」は、主人公サマンサが圧倒的にチャーミングなのでお気に入りなのだが、近年はサマンサの母エンドラに自分の歳が寄ってきたこともあり、超個性的な彼女の魅力にも抗えなくなってきている。
作中、エンドラが2階の寝室で椅子に座り雑誌を読んでいた時、家中を駆け回っていた3人のいたずらっ子の男児達が、迷い込んで来る。
両者遭遇し、インディアンなどの役に成りきって遊んでいた子供達はそれぞれ役名で自己紹介。エンドラに、あなたは?と聞くと、すかさず
「witch!(魔女よ)」と一言。これを受け、
「いい魔女?悪い魔女?」と男の子。エンドラはすまして、
「コム シ コムサ (時によりけりね)」
彼女らしい応えだ♡
エンドラの反応は、いつも短くて的確だ。
いたずら男児達を手に負えないと感じたエンドラは、3人共ベッドの上で眠らせて、それぞれ魔法で縛って(←悪い魔女発動!)退散したww
子供達が静かなので不思議に思った1階のママ達2人とお向かいのグラディスさんは、2階へ上がってそれを見つけ慌てて縄を解く。
いつもサマンサ家族を疑っているグラディスさんだけが、3人目は誰が縛ったのか?と騒ぎ続けるのだが、いたずらっ子に慣れっこのママ達の一人は、
“ Boys will be boys “ (男の子だから!)
と言って全く取り合わない。
(気の毒に、グラディスさんはいつもホントのこと言ってる‼︎)
この一連のやり取りは、「奥さまは魔女」特有のウィットが、短い間にも詰まっていて面白く、中でも何気ない一言、“ boys will be boys “ には、思わず吹き出してしまったw
確かに、男児子育てって、いちいち深刻に受け止めず、そのくらい豪胆な方がいい場合もあるようだと今更ながら省みるw 実際、縄縛りは子供達の仕業じゃ無かったし。
私も現実では、家族には私以外男性のみという、妻であり母であるわけだが、
“ boys will be boys “ というのは、今でも実感としてわかるような気がする。
この言葉は、ある意味、男性への諦観のようでもありw、母性から見ると褒め言葉でもあるのだった!
そういえば「ルパン三世」のル次五も、いつまでもやっぱり“ boys will be boys “ だ。
でもそこが、良くもあるのよね♡