ルパン三世 & something

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トニー ベネットさんを悼む (ジャズヴォーカリスト、エンターテナー)


「トニー ベネットさん死去(96歳)」という記事が、昨晩、飛び込んできた。

私はジャズが好きで、特に2〜30代の頃たくさん聞いていた。
男女ヴォーカリストの有名どころは数10枚CDを持っていて、よく繰り回していたが、その中には当然、「トニー ベネット」もいたのだった。
「思い出のサンフランシスコ」「フライ ミー トゥ ザ ムーン」などが特に聞き込んだ曲だったな。


彼の日本公演があると知り、この機会は逃したくないと思って、夫婦で赤坂サントリーホールに聞きに行ったことがある。もちろん私の発案で、つき合わせたものだったw
出産・育児期になったら、当分そんな機会はなくなると思ったし、それに、ご存命の大御所の来日に合わせることなど、そうそうチャンスがないと思ったのでネ!


他の男性ヴォーカルに比べると、ハスキーボイスのトニー ベネットには歌の雰囲気に、いたずらっ子、やんちゃ というようなイメージも元々あって、そこが特に魅力だった。

トニー ベネットは、当時すでに70代だったが、声はもちろん、姿もカッコよかった!
黒のレザージャケットに黒のレザーズボンを粋に着こなして、中高年にありがちな体型とは程遠く、キマッテいたのだ♡
舞台の印象は、おおよそ、ベテランに対する褒めの形容詞は全部当てはまるのだが、はるか年上の方に対しておいそれと形容できないもどかしさはある中で失礼を顧みず言わせてもらえば、「馥郁たる香り」という言葉が何度も浮かんでくる。そんなゆとりのある豊かなステージだった。

トニーはイタリア系アメリカ人。ホントの意味の伊達男というのはこういう人をいうのだな と感心した! 歌も姿もネ♡
イタリアの「伊」の字が入っている連想もあるかもしれないが、さすが本場!と思ったよw


彼の生の公演を見れて、自分の中の帳面は消えた気がして満足し、その後は予想通りすっかり日常に戻っていった(埋没?!)のだが、久しぶりに彼の名前を見て、当時の豪華な舞台の思い出が甦ってきた。

ダンディーで素敵なエンターテナー
トニー ベネット ありがとう♡♡