「空からヨーロッパの世界遺産(NHK)」という番組で、ノルウェー編が深夜にあったので録画しておいた。首都オスロから港湾都市ベルゲンまでの列車「ベルゲン急行」の旅を映像で見せるもの。北欧の山と川の自然景観が独特で美しく、そんな山あいを東から西へ縫って走るこの列車は、世界でも人気の高いものの１つらしい。
駅ら辺以外はずっと単線なのもこの路線の特徴だそうで、できるだけ自然を損なわない工夫がされているのかもね。
途中、「ハルダンゲル氷河」地帯の映像があった。
こここそが、「ルパン三世」part2「白夜に消えた人魚」で、ルパンが氷河を活かすべく地図に◯をして、お宝ゲット決行に選んだ場所だ！
列車の方にはルパンと不二子、斬鉄剣で大活躍の五ヱ門、遠くからでもマグナムで狂いない腕前の次元、、と全員の技能が発揮される場面となっておりますww
実際の「空から〜」の映像で補強すると、この作品の味わいが一層増して良き良き♡
ルパン作品の方でも、ちょうど首都オスロの風景から始まる。
人魚を模して不二子の裸像を水晶で彫る彫刻家。ルパンはこの彫刻家をいやらしいと妬くが、どっちもどっち？！
本作は、そんな「ルパン三世」らしい要素まで詰まってて、正味20分、見どころ一杯だ！！
ルパンの本作のラストは、ベルゲン駅。
オスロからベルゲンまで列車でのお宝輸送に失敗し、「怒るベルゲン市長と怒られる銭形」が笑えるラストシーンとなっている。
実は「空から〜」の録画は、最後10分くらいが何故か欠けていて、肝心の終点ベルゲンは見られなかったのだが、このルパンのラストシーンで我慢しようw
なかなか憎めないキャラのベルゲン市長が、
「先祖に偉大なるヴァイキングを持つことは、ノルウェー国民の誇り！」
と言うところがある。
以後それが頭から離れず、私は、ノルウェー出身のサッカー選手などを見るといつもその片鱗を探してみるのだが、彼らがスゴイのは、そのせいだか何だか結局よくわからないネww
そもそも、ノルウェーに限らずイングランドなどにも、長い歴史のうちにヴァイキングがたくさん流れ着いて同化していったそうだから。
ただ、作中、このベルゲン市長のワイルドさの中にヴァイキングの名残が見られるような気はしてる！
