「ハーイ、エレン♡」、黄色の可愛い愛車FIAT500で定刻ピッタリ、
ルパン三世颯爽登場!
助手席のドアを開けて、隣にいざなってくれた。さすがスマート!ルパンの胸のフラワーホールには、小さな赤いバラが一輪。運転はご存知、見事なハンドル捌きで、潮風を受けながら海岸通を抜け、街へ向かう。
「ここのジェラートは最高だろう?」とルパン。お気に入りのイタリアンジェラートのお店で、ルパンお薦めのピスタチオジェラートに喜んでいる私を見て、嬉しそうにしてくれるルパン。
次に、靴屋さんで私に似合う靴を選んでくれることになった。こんな時ルパンは、身軽にあれこれ持ってきて、ああでもないこうでもないって一生懸命探してくれて、店員さんも微笑んでいたっけ。
ふたりで、よく笑い、よくおしゃべりをした。
1日目の五ヱ門との時は、なんかガタピシなっちゃったけど、今日はスムーズに流れてる!さすが、エスコート上手なルパンのおかげだ。
ルパンはね、私の美女の変装を最初からお見通しだった。それを別れ際にサッと剥がされ、胸の赤バラを差し出して、「気を遣わないでも、ありのままでいいんだよ。」って、額に優しくキス!
FIATでまた颯爽と去って行った、、。
その時、私の3日間の緊張は、スーっと解けていきました。
ありがとう、ルパン。
これがルパンマジックなのね。