ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

フラワーホール、、ルパンと薔薇 from「不二子危機一髪救出作戦」

スーツの背広の左襟上部に小さな穴(ホール)が一つ空いているが、それの名称を「フラワーホール」という。文字通り、切り花を胸に挿す為の穴だ。
用途として他には、軍服の第一ボタンの名残だとか、今ではバッジ用として、、とか諸説あるようだが。


私がスーツ上下を着ない性だったこともあるが、社会人になってしばらくしてからやっとこの名称を知ったw
この穴の命名や、そもそもの発想が、花の為にあるなんてオシャレだなあと思って、感動したな。


ルパン三世」では、ルパンが薔薇を扱うのがとても上手いことは、このブログでもさんざん話しているが、「不二子危機一髪救出作戦」の冒頭、ルパンが不二子を家に招く時のイソイソとした準備で、自分の方の仕上げに、花瓶に活けてあった束の赤バラから一輪だけとって胸にさりげに挿すシーンがあり、ルパンの可愛らしい一連の流れの中に、それが自然に組み込まれていて、所作が見事で美しい♡ (もっとも、この時は胸ポケットの方に挿したっぽいけどw)
こういう時まさに、ルパンがオシャレで洗練された人だっていうことがよくわかるのよ。この時のルパンは、決してキザじゃないわよ!


一方で、純和風の五ヱ門は、こういうの恥ずかしくてきっとやらないだろうねw
ルパン、五ヱ門、それぞれの流儀があるから、どちらがいいということは別にないけれど、背広の襟に、「フラワーホール」というものが生まれていった文化や背景を尊重して、せめて、この名称や用途は知っておこう!