ルパン三世 & something

大好きなルパン三世、他、色々なことを気ままに綴ってます♡

負けずに生き抜く! from「闇市と都市」展@日本橋高島屋 

地歴好きな私は、街を歩く時、その土地の縦と横に思いを馳せることがある。
『ブラタモリ』でも、よくそのような取り上げ方をしている。番組では、戦後の闇市の発展形として、渋谷の「のんべい横丁」、赤羽の「せんべろ」などを扱っていたことも記憶にある。
他に知るところでは、例えば、新宿駅近、新橋、自由が丘 etc、、東京都内には各地に闇市の足跡は見られ、中には跡地に建てたビル内で今なお続く店があるという。


昨年今年(25/26)と年をまたぐ数ヶ月間、東京日本橋の高島屋史料館で「闇市と都市」という展示があったので出向いてみた。そこは、新宿駅周辺の写真と解説の数々が小さなスペースにびっしりと展示されており、見応えがあった。英語の副題は、” Black Markets and the Reimagining of Tokyo “


当初、「闇市」と聞けば、売る方もコソコソ、買う方もコソコソ? みたいなイメージがあったのだが、実態はそうではなく逆に活気があるように感じた。第二次世界大戦後の東京は、大空襲を受けた後の復興もまだ行き届かない混乱。当然、物資の流通も十分ではないため、闇市の存在は都市の多くの人々にとって必要不可欠だったのだ。そこで、露店商には警察が許可証を発行したり、それらの露店を取り仕切る「和田組」「野原組」etc といった ‘ 組織 ‘ をも(見しまりながら)生かし、任せていたという。
思えば世界史でも、色々な国でそのような時期はあったような!


江戸時代、市中の大火事の経験によって各所に火除け地を設け、もともと広めのスペースが出来た。その後の空襲も経て、土地の記憶として(!?)それらの空き地は闇市の形成へとつながったものもある。


展示における闇市の区画の地図を見ると、露天商の小さな区画には、「〜子」という女性の名前も想像以上に多くあることに気づいた。大戦で夫を亡くした寡婦なのだろうか? とか、色々想像してしまった。

展示の写真はどれも白黒で煩雑、カオスな光景が広がっているものの、戦争から生き延びた売る側と買う側の人々からは、人生に負けずに一生懸命生き抜くエネルギッシュな逞しさを感じ、見入ることだった。