ウィーズリー家のロンの兄、双子のフレッド&ジョージがハリーに渡した「忍びの地図」。この無色の羊皮紙に杖で触れ、
「我、ここに誓う 我、良からぬことを企む者なり」
と合言葉をかけると、ホグワーツ城内の人の動向が浮き上がる。
この魔法を閉じて元の羊皮紙に戻す時の呪文、
“ mischief managed “(「いたずら完了」)
という英単語のチョイスは、特に洒落てるね♡
この地図を巡って、フレッド&ジョージのセリフで印象的なものに
「ダンブルドア(校長)は、部屋でいつもぐるぐる回ってる」
という率直な感想がある。
校長室で「座って」執務をすることが日常ではなく、いつも歩き回っている ということは、、?
ヴォルデモートにどう対峙していくか?
ホークラックス(分霊箱)を作っていたのか?
そのためにはスラグホーンの記憶が必要!
ロンには火消しライターを譲ることにして、、etc
時に、名案が浮かぶのは身体を動かしている時だ というのはよく言われる。古来、哲学家や科学者、音楽家などは、散歩しながらインスピレーションを得たという話は多く聞く。
フレッド&ジョージが忍びの地図を見るたびに、ダンブルドア校長は校長室で歩き回っていた とは、休む暇も惜しんで案を練っていたんだねえ。
作者JKローリングが、フレッド達に敢えてこれを語らせているのは、そういうことを知らせたかったような気がするのだが‼︎
ダンブルドア校長の取り組みは、内容が一つも楽しいことではなくて気の毒なことでしたが、読者の皆さんで、インスピレーションを得るのがお仕事の一環の方は、椅子を離れて、身体を動かして見るのはいかがでしょうか♡