ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

アウトロー、マンダンガス・フレッチャーという人  from ハリー・ポッター

小説ハリーポッターの中でも異色の人、マンダンガス・フレッチャー(以下ダング)。ちょっと気になる!
彼のいかがわしい仕事内容は色々あるようだが、その中心は、盗んだ品を売る商売だ!
私が彼をテーマに書きたくなった理由は主に3つある。


① そんな彼を、ダンブルドア校長(以下D)がなぜ「不死鳥の騎士団」のメンバーにしたのか?
ダングは要領が良く、「彼は闇の組織や事情にも通じているからこそ必要とした」と遠謀深慮のDは言う!
かつて、ダングはDに命を救ってもらった過去があるらしく、Dに対してだけは忠実だというから、この点は可愛らしい。ハグリッドだけには忠実な巨大蜘蛛アラゴグとちょっと似てる?
どうやら憎めない点もあるらしいw
ただし、騎士団に異分子を入れることは危なくないか?実際、アラスター・ムーディーは、ダングの早々の姿くらましに一瞬気を取られたスキに、ヴォルデモートの緑の閃光にやられている。作者ローリングも語っていることだが、Dのある種のマキャベリズムにムーディーはいわば殉職したわけで、それは彼も納得づくなんだけども、、


②ダングによる盗品を売る行為によって、Dの弟アバーフォースがそれを買うことができ、結果、マルフォイの館にドビーを遣わしてハリー達みんなを救うことに繋がった。それにそこで、ベラトリックスの怒り具合からグリンゴッツ銀行に大切な何かがあるという重要なヒントも得ることができたのだった。
ダングのせいで、分霊箱の一つ、ロケットがアンブリッジに渡ってしまったのは厄介だったが、ハリー達が魔法省に乗り込むことで多勢のマグルのアズカバン行きから救うこともできたしネ。
これら全てはダングの意図したことでは全く無いのだが、このことこそDの予感がまたもハマる結果となり、ダングの騎士団的存在意義があったのだった!


③ ダングは実は、ポリジュース薬を使わずに変装する能力も高かった。
盗っ人、変装ときたら、ルパン三世ではないか!
ホッグズ・ヘッドで「ベールを被った魔女」に変装したダングは、ハリー達の軍団結成を盗み聞きし、それを騎士団に報告するという離れ業をやってのけた。ちゃんと実益をあげているw
ダングが変装も上手いという点は、個人的にはポイント高かったです♡


ルパン三世」におけるルパンファミリー(除く、銭形!)はアウトローの人で、作品では、例えば右や左といった政治信条とは一線を画してどちらにも組せず、その時々の判断で「こうだ」と信じた道を進む。
ダングは、Dとのご縁から騎士団に属してはいるものの、基本、流浪の渡世人アウトローで自由に行きたい人だ。なので、ホグワーツの最終決戦にも、当然、馳せ参じてはいないのだったw まあ、そんな調子では足手まといになるだけかww


こうして見ると、好き嫌いは別にして功罪半ばするマンダンガスだが、彼にしてみれば、彼なりの矛盾しない生き方を貫いているだけなのかもしれないネ!
巡り巡って人の役に立っているだけマシである?!