私の地元、神奈川県川崎市は、サッカーJリーグ川崎フロンターレのサポーターだ。昨年末、中村憲剛さんが、18年間のフロンターレでの選手生活に幕を閉じた。この時は、区役所には彼の幟が沢山立ち、等々力アリーナに近い武蔵小杉駅前では、彼の選手生活の記録を壁面に紹介して選手時代の活躍に対して街中で彼への感謝を表していた。
引退セレモニーでの、ご長男から父親に送る言葉は、ファンの涙を誘った。どんな名文も敵わない(いや、名文でもあったが!)、心からの言葉に心打たれたのだ。一番身近で父親の苦楽を見つめ、尊敬し、率直な気持ちを語っていた。
憲剛さんはすてきな息子さんをお持ちですね。
続く憲剛選手の挨拶もまた素晴らしかった。スピーチの中で印象的だったのは、
「サッカー選手として、体格が必ずしも大きくはないというハンデがあったが、同じ悩みを持つ子供達も決してそれで諦めるな、監督さん達にもどうかそこで判断しないでくれ」
という部分だ。これには感動すら覚えた。彼が、多くの市民やサッカーファンに慕われるわけは、こういうところにあると思う。苦労を知る彼だからこそ言えるセリフを、後進のために臆せず引退スピーチの中に盛り込んで言う勇気。
指導者にもはっきりと注文する といった親心が素晴らしい。
立派な人って、後進を育てていく意識が自然と芽生えているように感じてる。人望ある憲剛さんは、教育者(指導者)としてもふさわしいと思う。
楽しくチャーミングな魅力も兼ね備えている彼のこれからの活躍を期待して、(彼は私より年下ながらも)お手本にして、応援していくネ。
10/31 追記
お誕生日おめでとう♡