中南米が舞台のこの作品の後半で、黒魔術教の神殿に侵入したル次ゴは、次々に仕掛けに襲われる。早速大きな石が転がってきて、それをゴエが斬鉄剣で切った後のドヤ顔は、カッコいいというよりキュートさが、目を惹くレベルだ。うっすら口角まで上げて、カメラ目線で直視、なんてチャーミング!
あんな表情見せられたら、ルパンや次元もどう思うだろうね。まさか母性本能がくすぐられてたりしてネ!
ほんのワンシーンだが、このショットのありかをお知らせすることは、ゴエファンに、私、誉められると思ってます!!
この後も、色々な仕掛けに苦心する3人のマンガチックな(漫画だが)絵が続いて、楽しめる。本作は、(特に後半が)基調、ギャグですネ、面白いです!
ルパンが、タイトルの字幕を「タイトル」とコールする珍しい始まり方。その先の楽しさを暗示させる。
それに、不二子への呪いをルパンが引き取るところは感動だね!
ル次ゴが神殿を攻めあぐねていた時、
「もちろん決まっておる。Let’s go の一手あるのみ!」
と珍しく、ゴエがル次を鼓舞したり、他にも漢方薬を作ったりと、本作ではゴエも何かと前向きだったのが印象的。
お宝は、神殿の本尊の大きな一つ目「ジャンボ・ルビー」。これには馬酔木のエキスがたっぷり塗ってあり、それを目掛けてハミングバード(ハチドリ)の大群が、持ち主を襲っていく。呪いがかかった高熱の不二子を治すためにゴエが作った祖母伝来の漢方薬は、結局飲ませなかったものだが、大ミミズの出し汁で「ジリュウトウ(滋竜湯)」。勝手にこの漢字を当ててみたが、多分、これでいけてると思う!
この作品は、色々な動植物の毒性や習性、効能 が登場するミステリアス&エキゾチックな回でもあった。
追記:
早速、責任を感じて、漢方薬ググってみたら、地竜 という生薬がありました。
本当にあった薬だったのですね。
よって、「地竜湯」と思われます。お詫びして訂正します!!