(ネタバレあり また、以下の内容の一部はTV放映時カットされていることあり)
「ルパン三世」における人気者、一連のマモー。
part1の魔毛狂介の魔毛といい、本作のマモーといい、ルパンではお馴染みの名前なのだ。
このマモー達は結局、ヤバイ思想の上に立脚し、かつ先端の科学技術に行き過ぎて取り憑かれてしまった狂人みたいだネ。
マモーは、複製するに足ると認めた人を次々にクローン化していく という随分と勝手な論理の持ち主。
マモーはルパンの脳に興味津々、夢の中身を覗いてみた。
表層の潜在意識の映像は、銭形やセクシー不二子、キャンディー大好きな子供みたいな心、、でもここまでは何も覗かなくても知ってたな、私でも!
そして、より深層を掘り下げると、、なんと「無」
まるで仏教で言うところの「空」
(それともこれぞまさに、色、即是空かなw)
道理で、ルパンは人間離れしていると思ってた。もちろん彼自身にそんな自覚は無いし、ゴエみたいに修行しているわけでも無いのにね。在野にも、稀にその域の人っているんだなってマジで感心したw
それが、ルパンだ♡
マモーはこのことに驚愕していたが、この分だとマモーの方の深層心理は多分真逆で、相当ドロドロしてるのだろう!
最後、マモーの正体が「心」では無く、「脳」だったことが象徴的だった。
「温かなハート」を置き去りにして「どこまでも頭で考えるだけ」なところは如何にもマモーらしいが、そこが彼の限界でもあった。