ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

「この人を見よ」、、スペインの修復フレスコ画

時は2012年。スペインの小都市で、勝手になされたフレスコ画の修復で、そのビフォーアフターの違いがスゴ過ぎて、ちょっとした話題になったことがある。元は、サラゴサ出身、E・ G・マルティネスという画家によるイエス・キリストの顔の絵だ。
この事件のことは、読者のうち、きっと6〜7割くらいの方はご存知だろうと私は読んでいる!


「この人を見よ フレスコ」で画像検索をかけると、ババッとこの絵が並んで出てくるので、覚悟してポチってみて!
私は、初めてこの前後2つの絵を見た時、あまりの結果に、さすがに吹き出したw


私は、絵を見るのは好きだが、描くのは苦手だし、だから描こうとも思わない。でもそれだけに、もしもこんな任務を自分に科されたとしたら、まず断るけど、ダメなら、そんな自分だからこそ相当研究して慎重にやると想うんだ!

実際、これを描いたのは、現地の高齢女性で熱心な信者とのこと。信仰心から、傷んだフレスコ画を見るに見かねて、、という動機だったそうなので、憎めないっちゃ憎めないw
だからといって熱意に任せて描き上げるというのは、、?
性格の違いだなあと思うが、その悪びれないところは、少し教えられるものがある。

(熱意) 〉(分別)

ということなのだろう!
「自分の実力をしっかり査定し過ぎる」という分別って、ちょっとどうなんだろうね? 混乱するな!


この事件のオチは、世界中で話題になったことで、怪我の功名、アフターの絵は、その小さな街の観光収入アップに一躍貢献した。観光グッズとしてのマグカップなども、アフター絵柄の方でよく売れたという。
世の中、わからないものである。
キリストが文字通り救世主として、おばあさんを介し、身を挺して街を復興させたのかな♡


生真面目で行動が慎重になりがちな方とか自己肯定感が低めの方なども、この高齢女性の大胆な性格、ちょっと取り入れるといいかも と思ったw
世界には、ここまでやれちゃう人もいるっていうことで!
で、結果オーライということさえあるのだww


そして、元のこの絵が、「この人を見よ(Ecce Homo)」というタイトルであることは、こんな運命を呼び寄せたようで、実はこの話題の一番のオチになっている気がする!