ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

眉根を寄せる、、赤染衛門の表情 from 光る君へ

大河ドラマ「光る君へ」第28回で、個人的に一番面白かったシーンは、赤染衛門の表情の変化だ!元宝塚スターの凰稀かなめさんが好演している。

藤原道長は、娘(彰子)を強引に后(きさき)にまつり上げ、一帝二后の一人として、一条天皇にめあわせた。
ある日、笛の名手でもあった天皇は、彰子やお付きの赤染衛門ら女房達が居並ぶところにやってきて、笛をふく。一条天皇が彰子に対して「自分の方を見てくれないのか?」と問うと、いつも無表情の彰子は言葉少なに「笛は聴くものゆえ」と応えるのだった。この辺の赤染衛門の表情の変遷が面白い!
赤染衛門は彰子の家庭教師みたいな役割を担っているので、手に汗握り、彰子の気の利いた返答を祈るが、、あっちゃー!となるのだったww


赤染衛門の演者、凰稀さんによるこの2場面の顔の変化を「X」に載せてくれた人がいた。おかげで、
「眉根を寄せる」
とはどういう顔かが、はっきりわかった。
凰稀さん、(顔芸も!?)上手いなあ。まるで、標本のよう‼︎

授業参観に来ている保護者は、眉根を寄せないまでも、ハラハラと我が子を見守る!そんな気持ちに似てなくもなくて面白かったww


だが、この後、ドラマではホロリとしたことに、赤染衛門の心配とは違って、一条天皇は、彰子のこの無愛想な返答に接して、枠組みに嵌められて自由の効かない境遇で育った自分に重ね、己を閉じてしまっているような彰子を、寛容に受け止めてくれるのであった。
なんと優しい!お心が広い♡


ドラマでは、かつて、清少納言の「枕草子」が定子の心を癒やしたように、後に執筆することになる紫式部の「源氏物語」で、彰子の閉ざされた心が開かれていくという展開になるのだろうと想った。

それぞれの今後の心境の変化を、演者達が演じるのを楽しみにしている♡