ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

シリウス・ブラック、、アニメーガス from ハリポタ「不死鳥の騎士団」

後半ネタバレあり)

ハリーポッターの魔法界において、アニメーガス(動物もどき)になるにはとっても面倒くさい作業と技術習得が必要だそうだ。危険も伴うし、余程でないとそれを習得したいとは思わないシロモノなのだ。
それに、それを魔法省に登録しないと禁固刑だという。

だが、ジェームズ・ポッター、シリウス、ルーピン、ピーターの仲良し4人組は、満月の晩に狼になってしまうルーピンのためを思って、その間みんなで過ごせるように、大変な努力の末、その技術を習得する。
未登録という危険を犯してまで!なんと大胆かつ美しき友情か♡


それに、アニメーガスは、自分で動物を選べないという。何になるのか自分でもわからない。
たいていは守護霊の場合が多いそうだが、シリウスは黒い犬だった。

ある時、私は食事の支度をしながら、ハリポタのシリウスのことを考えていたww
そう言えばシリウスって、おおいぬ座の一等星でもあるなぁ。
彼はブラック家だなぁ、、。
で、ピンと来た!だから黒い犬なんだ!!
未登録なので、だーれも、ダンブルドアでさえ彼とは気づかなかったのだった。


因みにジェームズのアニメーガスは、守護霊の牡鹿。
ピーター・ペティグリューはネズミで、後にロンのペット、スキャバースになりすますのはご存知の通り。

また、日刊予言者新聞の記者、リータ・スキーターは、ハーマイオニーも嫌うスノッブではあるが、その職業魂は見上げたもので、取材にプラスになるからとこちらも未登録で、自らこの技術を習得。コガネムシに変身できる!
家では、ハリポタ好きの方の息子が、「動物を選べるわけではないのに、コガネムシだなんて、生まれつき、、!」と、その素質に感心しているが、全くだw


注意!ここからネタバレ)


「不死鳥〜」では、とうとう、そのシリウスが逝ってしまった。生きた家族としてのシリウスとの暮らしがやっと実現するのを、ハリーは楽しみにしてたのに。
シリウスの母は、息子よりも家格とプライドを優先し、家系図シリウスの顔部分を焼いてしまうほどの苛烈な人だった。
シリウスやハリーは、莫大な資産を受け継ぐ運命はあれど、生身の家族の愛を受けられなかったところまでもが似ている。


ハリポタでは、登場人物の性格や福徳の点で、完全無欠の人はいない。
作者J・K・ ローリングは、彼らに全ては与えない!
紫式部が「源氏物語」で、主人公、光源氏はもとより、関わる女性たちに完全な幸せを与えないのと似ていると思う。

作品とは、この世の写し鏡とすれば、むしろこれが本当っぽいのかもしれないね。