ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

五ヱ門とのデート!

五ヱ門は律儀に、待ち合わせの時間よりずいぶん前から、待っていてくれました。聞いたら、そう言いました。案の定、無口で、2人で無言の行になってしまいそうなので、私が頑張って、色々お話しします。ゴエは、話を真面目に受け止めてくれていて、うん、聞き上手。たまに鋭いツッコミが入ります。そして、上品な口元に笑みが浮かび、至近距離でこれが見られる幸せ。涼やかなきれいなお顔をあまり見惚れていたら、ゴエの頬がポッとピンク色に!いかん、これではなんか男女あべこべではないか!!気を取り直して、カフェでお茶することになった。五ヱ門は私を「エレン殿」、私は五ヱ門を「五ヱ門さん」と呼ぶ。イザベルとの時みたいに!五ヱ門も話のネタを用意してきてくれたらしく、歴史の話を楽しそうにしてくれた。結構、淀みなく理路整然と話してくれるのよね、、理系男子みたいだ! 
2人で、レモンスカッシュを飲みました。


サヨナラした後、なんか私、合コンの盛り上げ役みたいじゃなかったかと、ひとしきり反省。変な予感はしてたのよね!
「今日はまことに楽しい日であった。」と微笑んでくれたからよしとするか?!

五ヱ門の隣に一緒にいただけで、身も心も浄化された感じ。
あの清らかな空気感は忘れない、、、。


次は次元、色々な意味でドキドキ!

ルパン達とのデートに挑む!

ルパン、次元、五ヱ門それぞれとデートしたら、、という妄想に挑みます!
但し、ルールがあって、時間は昼間から夕方まで。まるで中学生のデートのような時間帯とします。お酒や夜の力を借りず、3人に頑張ってもらいましょう ということなのだ!
バーや夜のイメージが合う次元が一番大変かもしれません。(ということは、私の筆がなかなか進まないかも ということだが!)
3人とも(特にゴエ)面食いみたいなので、私はルパンみたいに、美女に完全変装して行きますから、心配しないで!!

なお、もし推しメンがいたら、エレンをあなただと思って、アバンチュールをどうぞお楽しみくださいませ!

夕方からの続きを作るのも良し、、ご自由に!
たまにはバカなことを考えると、元気でますよ〜。

次回、まずは五ヱ門、貴殿からよ!!

映画「黒いオルフェ」より「カーニバルの朝」

黒いオルフェ」はかなり古い映画で、その中の代表曲「カーニバルの朝」は、ルイス・ボンファにより作曲された。映画自体は、とても悲しい結末なので、私は未だ見る勇気がない。ただ、曲の方は大好きで、色々なバージョンを聴いている。哀愁あふれる名曲だ。曲の印象がこんな陳腐な表現だと、返って作品を貶めそうで怖いよ〜! 演奏は、作曲者ご本人の弾き語りバージョンが、やはりおすすめだ。一言一言置いていくような、呟くような歌い方に、優しさがある。

また、歌のないバージョンでは、今や鬼籍のの天才ギタリスト、バーデン・パウエルの演奏もいい。彼は、超絶技巧もクールな表情で淡々と弾くタイプ。スリムな手は女性かと思わせる繊細さながら、只者ではない彼の雰囲気がカッコいい!天才の匂いがする!!

ボンファもパウエルも、悲しげな曲を割に淡々と弾いていて、変に煽らないところが私の好みなのだ。その方が、うちに秘めた悲しみを感じるね。

まだパウエルの若い頃の動画に、右手の小指と薬指の間に吸いかけのタバコを挟みながら、この曲を弾いているものがある。さすがに、曲の途中で吸いはしないが、演奏には影響なく、上手い!初めて見た時は、画面を凝視してしまった。

ヘビースモーカーの次元もそうだが、世の中の男性殆どが喫煙していた時代があった。次元の吸い殻てんこ盛りの灰皿は、さすがにカラダ心配しちゃうよね。当時の外国映画の俳優には、タバコは男の小道具だったから、やはり音楽関係のアーティストも、時に演出で使ったりしたんだろう。パウエルは、音楽家人生の途中で、体を壊して療養期間があった位なので、タバコも大いに影響しちゃったんだろうな。

ルパンや次元、銭形は、アニメの中でいくら吸ってもずっと元気でいられるけどね!

キモキャラ 男編

ルパン三世」の作品群の中で、特に印象に残るキモキャラを列挙しよう!

1位:テレスペ「ロシアより愛をこめて」のラスプートン
こちらは、帝政ロシア末期の実在「ラスプーチン」がモデルだが、この人との合わせ技で、キモいナンバー1だ!2位以下との差は、実際のラスプーチンの残したエピソードもかなりエグいので、一番リアリティーがあるから。

2位:テレスペ「バイバイ・リバティ・危機一発!」のシルバーマン
この人は見た目だけでなく、妖術がキモい。臭い息も武器だなんて反則〜!最後、イザベルに案外あっけなく騙されて、突き落とされた水中で、死体になっていても尚、ルパン達を驚かせていたっけね。死せる孔明生ける仲達を走らす か?孔明ごめんなさい!
引き上げられた後、コートかなんかを被されて、ゼニにナンマイダされていた。だんだんギャグに落とし込まれていった人!

3位:テレスペ「血の刻印」ラストの氷室
ラスト洞窟の中で、どんどん化け物に変化していって、怪獣映画みたいになるところ。
もう、どうやって「退治」すればいいんだろうと思っちゃったね。

4位:partⅡ「お料理天国」グルメール男爵
ルパンの脳味噌を食べようとするなんて!グルメの道を極めるとゲテモノに手を出すようになる という揶揄を聞いたことがあるが、なんだかオエ〜!

以上で一旦止め置くことにしよう。、、でもそう言えば、あのカメレオン人間もキモかったですネ!

夜想曲 from「魔法のランプは悪夢の予感」

テレスペ「Sweet Lost Nightー魔法のランプは〜」のラスト、ゲストヒロインのドリューが昔の記憶を取り戻した後、日常生活に戻り、元気よく過ごしているところを見届けるルパン。彼女が目の前を(今度は逆に、そこは記憶なく)気にも留めず通り過ぎるのを、ちょっぴり複雑な思いで遣り過ごす。
ルパンとしては、そうなることはわかっていて、また、そうでなきゃ困ると思っているのに、一方で、覚えていてくれるかなあ という気持ちが少しだけ同居する、心がチクッとするシーンです。「あなた、どうかしてるわ」って、ルパンはドリューから何度も言われていたね。でも同時に、彼女の心にはルパンへの恋が醸成されていってたのよね、、。

ルパンは、自分の心が少し痛むかもしれない状況を多分予測していただろう、それでも最後、彼女を見届けに来たその優しさがステキです。これこそ本物のプレイボーイかな?その後ルパンは、記憶を取り戻したゼニといつもの追いかけっこに、元気に戻っていった、、!

すぐ後に流れるこのエンディングテーマは、独特の浮遊感で作品によくマッチしている。アンニュイな歌声に乗せて、作中のヒロインとルパンのやり取りが、次々と思い出されていく、、。

面従腹背 時に生きるのはつらいよ!

ショスタコーヴィチ「革命」第4楽章ラスト部分
スターリンの恐怖政治時代、ショスタコーヴィチは、その才能に目をつけられ、政策を鼓舞する作曲を強いられる。断れば粛清なので、ギリギリのところで折り合うしかなかった。しかし、本物の芸術家にとって、自分の作風を指図されることは苦痛なことだ。この曲のラストは、ティンパニを執拗に鳴らし続け、他の楽器が大方鳴り止んでいっても尚も最後まで打ち続ける。何かの意思を告げている。カッコいい曲だ。一説に、この太鼓の音は、スターリンの棺の釘打ちをし続ける音の暗喩だという。私はこの説に一票だ。ルパンED曲「Destiny Love 」のところでも書いたが、ある種の曲は、背景のエピソードを知ってから聞くと味わいが増すものである。中国では、前漢時代の司馬遷が、宮刑を受けても「史記」を書き続けることを採ったのと似ている。
いずれも、特に激しい時代と場所に生まれ落ち、面従腹背を選んだ天才達の苦悩だ。

タモリ倶楽部空耳アワーで「コロッケ トマト イクラ」と聞こえる傑作がある。実は、空耳の面白さとは正反対の体制批判、哲学的な歌詞だったように記憶しているが、「ソ連のこの反体制派シンガーソングライターは、生前、陽の目を見ることは遂になかった」のようなことを安斎さんが語っていた。このシンガーのように、一方であくまで反抗し潜伏する一生を送った人もいる。

ルパンファミリーは、それぞれに圧倒的な技術がある上、もともとアウトローで生きるのを選んでいる人達なので、これらの範疇ではないけどね!

青龍と五ヱ門、最後の判断     from「友よ深く眠れ」


青龍の青は、青春の青、青年の青。
彼の若いエネルギー、ピュアな青い魂を、敵はもてあそんだ。


青龍と五ヱ門、兄弟弟子が敵味方になる定めを、2人は受け入れ闘うが、敵は、2人まとめて「処分」しようとした。
最後の刹那に、その陰謀を悟った青龍が採った判断は、背中で一身に銃弾を受け、弟分の五ヱ門をかばうことだった。


そこからラストまでの五ヱ門には、静かなる凄みがあった。
「安寿と逗子王」の安寿の、重大な決意をした後の寡黙さに似る。
「無駄な殺生はせん」が信条の五ヱ門に、もう、その考えの入る余地はなかった。


斬鉄剣が、水平に真っ直ぐに車ごと敵を裁いていく。
それが五ヱ門の最後の判断だった。
静謐にして壮絶な幕切れだ。


青いが故に謀られた、宿命のふたり。
ふたりは互いを思い、最後の、最善の判断を下した。

苦しみから解き放たれた青龍は今、青い龍神となって、風を切り、身をうねらせて天空を自由に泳いでいるだろう。