ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

茶の湯 薮内家 シリーズを見て、、 from Eテレ 趣味どきっ!

大学時代、茶道部に在籍していたことから、春合宿の京都で、茶道のお家元をいくつか訪問させていただいたことがある。
薮内流燕庵(やぶのうちりゅう、えんなん)を訪ねた時は、当時の私達と歳頃が似ているということからか、ちょうど、現お家元、藪内紹智先生が応対して下さった。

明かり障子を背にお一人、静謐な空間にお座りになってお迎え下さった。誠実なお人柄が滲み出て、穏やかな中にも凛とした佇まい。あの光景は、一幅の「止め絵」のように記憶に刻まれている。
燕庵を後にしながら、私たち部員同士で、「さすが武家の流れを引くお家元だね。かっこいいなあ。」などと、感動を話し合ったものだ。


以後、TVなどで薮内流と見かけるたびに、見ては昔の感動を再現していた。
この度、趣味どきっ!で、シリーズ放送があったので毎回楽しみに堪能。
ちょうど、大学生の皆さんの燕庵でのお稽古と、綺麗な雛祭りの室礼の卒業茶会映像も流れ、微笑ましく拝見した。


番組では、講師、姫野先生の手ほどきを受けながら、森田洋平アナが茶道のお稽古をする。
私も学生時代を思い出しながら応援して見守る!

最終回は、お家元を正客に、森田アナが亭主を務める薄茶のお茶会だ。
お道具の「見立て」に、森田アナが用意したのは、入社時、お母様が一人暮らしの息子のためにと贈った、心のこもった小皿。このお皿に合わせた「末富」特製の可愛らしい生菓子「花かご」を乗せ、、ピッタリの優しい彩りだ♡
銘は「こころばかり」by 森田アナ。
そして、お家元は森田アナの故郷に合わせ、隅田川の麗らかな意匠の香合をお選びになった。
お茶会に向けて色々な優しさが重なっていき、見る側もホッコリなっていく、、

後見、姫野先生の薫陶の賜物と、森田アナの一生懸命な取り組みと筋の良さ(!)により立派にお茶を立てられた。

お手前が終わり、お家元から優しいお褒めの言葉をかけられると、森田アナも懇親ご指導に当たった姫野先生も感激の涙。その瞬間、先生も責任の緊張がほどけたのですね。
そして、お家元の優しい語り口調に私もジ〜ンと感動しました。
ずっと前から、そういう方なのです。

番組では最後に、お稽古を通して「心を磨く」というありがたいお言葉も頂きました♡