ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

ドナウ川のさざなみ、、ドナウあれこれ


暇な時にただ漫然と地図帳を眺めるのが好きだが、ドナウ川黒海に流れ込んでいるのを見つけて、水源はどこだろう? となった!
それは、ドイツの黒い森 ‘シュバルツヴァルト’ だった。この地域名は、何かと有名なので、覚えおいて損はないョw シュバルツヴァルダーキルシュトルテという有名なケーキを味わって、記憶に刻んでみるのはいかがかしら?!


少し調べてわかったことだが、ドナとかドニ、ドヌとかいう語源はザックリ、「川」の意味があるらしい。これらの言葉、地図帳には探せば結構多いのよ!
つまり、ドナウ川は ‘川川’ なのネw

例えば、ロストフ ナ ドヌー。
サッカーW杯ロシア大会トーナメント1回戦で日本がベルギーに敗れた地として強烈に記憶に留まった方も多いと思う。このロストフ ナ ドヌーのドヌーはドン川(これも川川)だ。
よってこの都市名は、ドン(川)沿いのロストフという意味になる。
(余談になるが、‘川沿い’ の名前をつける都市は、フランクフルト アン マイン=マイン川沿いのフランクフルト なんかもそう。ロストフ、フランクフルト、いずれも他に同名の都市があるので、区別したい時にはそれを付けて呼ぶらしい)


さて、10数ヶ国を流れ流れて黒海に辿り着くドナウ川
この川に啓示を得た名曲、「美しく青きドナウ」や「ドナウ川のさざなみ」などはご存知だろう。私も大好きな曲だ。
音楽史の流行もあってなのかなぜなのか、この2つともが3拍子、ワルツなんだよね、、


とりわけ有名なのは「美しく青き〜」の方だろう。
余談だが、形容詞を2つ連続する場合、最初の方は連体形(この場合、美しき ではなく 美しく)になるという文法規則があるが、この曲名を一発頭に入れておくと確認に使えて便利よww


最後に「ドナウ川のさざなみ」の話を、、
作曲家イヴァノヴィチの生まれは、ルーマニア。ここは、ドナウ川が大河となっていよいよ黒海へ注ぐ最終コーナーだ。
いくつもの美しいメロディーモチーフが、華やかにそして哀しく、心の琴線を揺らしながら展開され、なんとも言えない東欧独特の憂愁が魅力の名曲だと思う。
個人的には中学生の頃、合唱部の友人に勧められたのだが、ルーマニア少年少女合唱団による「ドナウ川のさざなみ」が一番印象深い。
エキゾティックなイントロの後、合唱団をバックに当時同年代と思われた少女のソロが始まる。彼女のビブラート気味の歌声は奥ゆかしく透き通って可憐。さらに続く合唱もまた軽やか、かつ情緒に溢れている。
指揮者、合唱団、ピアニストがそれぞれ神経を集中させて、繊細な演奏になっていることにも感動する。
この曲の調べを、こんなに忠実に表せた演奏を他に探すのは難しいと私は思っている♡
ルーマニア語によるその美しい歌声は、いまでもいつでも脳内に蘇る。
たまにはこのような清らかな響きで、世俗の汚辱を払わないとネww


時に、「ドナウ川のさざなみ」は代々、近鉄名古屋駅発車メロディーの一つにもなっていると聞いた。
選曲、シャレてるね♡