ルパン三世 & something

大好きなルパン三世、他、色々なことを気ままに綴ってます♡

第二次世界大戦中の 仏領モロッコ の都市、カサブランカは、、

第二次世界大戦中の1942年公開の映画「カサブランカ」については、当ブログでは以前から興奮気味に色々と語って来たが、一つやり残していたことがある。それは、冒頭のナレーション部分の文字起こしである!

世界には様々な文明の交錯地点があるもので、例えばイスタンブールなどもそうだろう。そのような所では、歴史のある時点で色々な思惑の人々が行き交い、独特の都市形成を成す点が興味深い。

当時の ‘ カサブランカ ‘ という都市が、地歴的にどういう役割りを果たしていたのかが、このナレーションでは端的に説明されていてわかり易く有り難い。


それでは、以下にその部分を綴る

「第二次世界大戦が勃発し、ヨーロッパに閉じ込められた多くの人々の目は、わずかな希望と共にアメリカの自由へと向けられた。
リスボンは恰好の中継地となったが、そこへ直行できる者は限られており、亡命者達の多くは長い迂回路を辿らなければならなかった。パリかマルセイユ、地中海を通ってオランへ。そして列車や車、徒歩でアフリカの湾岸沿いに進むと、フランス領モロッコ カサブランカへ着く。そこで、運に恵まれた者が、賄賂やコネや巡り合わせにまかせ、出国ビザを取得してリスボンへと急ぎ、リスボンから新世界へと飛び立って行った。
しかし、たいていはカサブランカで足止めを食うことに。
人々は待って、待って、待ち続けた、、」


映画の画面では、ナレーションに合わせて当該の西欧諸国から地中海、北アフリカの地図が出て進路を示していくので、当然ながら文字だけより分かり易くなっている。

また、カサブランカを含む(現)モロッコの一部は、映画製作の頃はフランス領(ヴィシー政権下)だったが、実質ナチスドイツの支配下にあった。フランス警察(その実、面従腹背!?)はそのもとで、カサブランカの管理に当たっていた。
ナレーション中のオランは、(現)アルジェリア北西部の港だが、その頃は同じくフランス領下で、やはり半ばドイツの統治下。

「新世界」とはアメリカのこと。ドボルザークの交響曲「新世界」と同じだ。

ともあれ出国ビザがあれば脱出できるというところは、一応、法治国家の体を成していた!よって、カサブランカではビザを巡って盗品や高額取引などのあらゆる手段が横行した。ただし、作品中の登場人物ラズロ(反ナチスのレジスタンスリーダー)のようなドイツ側からのお尋ね者は、脱出を許されない、、


そしてナレーション部分に続いて、カサブランカのカオスを映す場面が次々と描かれるので、もしご覧になったら、そのまま惹き込まれて止まらなくなるでしょう♡

映画「カサブランカ」は、ラブロマンスとしても魅力的だが、地歴好きにも興味津々で楽しめるものと思っている。