‘23 12月初演の『流白浪燦星』第一弾で、主演のルパン三世を演じた片岡愛之助さんは、当時のことを
「無我夢中で千穐楽まで走り抜けた感じでございます」
と振り返る。
ルパン三世ファンの私は、新作歌舞伎でルパンを取り上げるとあれば楽しみに駆けつけた!それは昨年のことのように思われるほど、素敵な舞台だった。
幕間を入れて数時間に及ぶその公演は沢山のセリフをものともせず、愛之助さんの述懐通りに一気に駆け抜けていた印象が深い♡ そして、次元、銭形など多くの共演者達を、座長として雄々しく率いていた感もある。想像を超えて来る大舞台に、私だけでなく観客は大満足だったろう。
大好評を得て、この3月、『流白浪燦星』第2弾「碧翠の麗城」が上演されるというので、早速チケットを確保した!今回は、五ヱ門の出番は少ないとの理由から、ルパンとの「一人二役」を愛之助さんがこなすというのだ。
片岡愛之助さんは、一般家庭から歌舞伎の世界に入った人で、大ヒット映画『国宝』で名門出の俊介(横浜流星さん役の人)と、そうではない喜久雄(吉沢亮さん役の人)の2人のタイプでザックリと言えば、後者に当たる。その場合、大きな後ろ盾が無いために、映画にもあったように、秀でた才能と人一倍の努力が必要になってくるのだ。
愛之助さんは、タイムリーにもそれを彷彿とさせるような立ち位置で、芸道に励んできた。
つい最近ネットに挙がってきた「スポーツ報知」さんの記事で、今作にかける愛之助さんの思いや、まつわることなどを読んだ。その中でもやはり、この世界では珍しい(一般の世界からの)出自のことについても触れられていた。
さらに、彼は第1弾と第2弾の期間の途中で大怪我に遭うという惨事があったのだが、無事帰って来れたことに対し、師匠筋の片岡仁左衛門さんから、「何か大きな使命があるということだ」と激励されたとあった。感動もののお言葉で、これは大いに共感するものだ。
怪我からの生還に対する愛之助さんご自身の感想は、「その辛い経験も、生の有り難みを実感することとなり、結果的に良かったなあ、、人生の大事な出来事だった」のようなことを語られている。
これも、さすが前向きなルパンピッタリだなあ と感心している♡
第2弾ではまた、どんな感動を私たちにもたらしくれるのか。
今回は宙乗りもあると聞く。
また舞台狭しとエネルギッシュに駆け抜けるんだろうなあ♡
怪我もあっただけに身体に気をつけて、無理しないで! と言いたい気もするが、愛之助さんはポジティブなルパンよろしく、そんな後ろ向きな声がけは好まないね!
気迫満々で初日に向かっていることだろう。
一ファンとして、今からとても楽しみにしている。