ルパン三世 & something

大好きなルパン三世、他、色々なことを気ままに綴ってます♡

憧れと想像による作曲、、ララ『グラナダ』/ジョン・グラム『べらぼう』

中学生の頃、友人に勧められて買った「世界の少年少女合唱団による名曲集」のカセットテープ。擦り切れるくらいよく聞いたが、その中に、変声期前の少年がソロで凛々しく歌う『グラナダ』があった。中でも、気に入った1曲だ。
私にとって『グラナダ』の曲は、今でもこの少年の声で甦える!


Eテレ「名曲アルバム」の同曲解説によると、これはメキシコ人作曲家、(アグスティン) ララによるもので、作曲当時はグラナダに行ったことがなく、憧れと想像によって作ったものだ と知る。これは、相当な驚きだった。

異国情緒あふれるカッコイイあの曲は、グラナダを知り尽くした人が作ったと、当然思っていたからだ!
ララが生まれたメキシコはスペイン領だったこともあるので、公用語スペイン語だし見聞きする風物はスペイン風であることは少し影響しているかもしれないが、それにしても だ‼︎

作曲家の力量によれば、憧れと想像によってあれほどの名曲が誕生するのね♡


これを書くにあたって、ララについて少し調べていったら、さらに興味深いことが見つかった。
メキシコ建国初代皇帝アグスティン1世は両親ともスペイン人で、最初はスペイン軍にいたのだが、次第に反対側(独立推進派)へ移り、周囲から押された形で帝位に着いた人だった。スペイン人でもあるがメキシコを愛していて、、

両方にまたがったアイデンティティーを持った人という意味では、アグスティンという命名をされたララも、メキシコ スペイン 双方への愛情が厚かった人なのかもしれない、、などと想像を膨らませている。
また、ララの場合はかなりの艶福家だったらしく、きっとその情熱は共通して、大いに原動力になったかもしれないねw


必ずしも現地に関わっていなくても名曲が生まれる と言えば、今年の大河ドラマ『べらぼう 』のテーマ曲誕生にも当てはまる。

アメリカ人の ジョン グラムさんは、江戸時代が舞台で、それこそ時空を越えた世界を、憧れと想像で美しく描いて魅せた♡
曲の冒頭、日本人演奏家 斉藤浩さんによるツィンバロンというハンガリー伝統楽器の音色で『べらぼう 』の世界へと誘われる。
「ツィンバロンの音で」というのはジョングラムさんの音楽的こだわりで選ばれたものだ。和楽器でなくとも作品にとても良く溶け込んで、素敵な効果を生んでいたのだ。


名手にかかれば、作曲も時空や色々なボーダーを越えるのだな ということをあらためて思うことだった♡