ルパン三世 & something

大好きなルパン三世、他、色々なことを気ままに綴ってます♡

ペットが旅立つタイミングとその思い

息子の親友が飼っていた犬が亡くなった。
通常より随分長生きで、もうだいぶ体が弱っていたとは聞いていたが。
ちょうど、夏休みの旅行で彼らが少し長く遠出をする直前のタイミングだったという。


このことで、私も友人との遥か昔の話が甦った。
彼女はアメリカへ長期留学で旅立つ直前、やはりその時点でだいぶ長生きだったペットのインコが亡くなった。それも、自ら壁に当たったかのようにして亡くなったというのだ。留学の直前に彼女に会った時、涙ながらにそう語り、とても感じ入った思い出がある。「このタイミングには絶対、意味があったわねえ」と語り合うことだった。


奇しくもそれぞれの友人達は一人っ子で、とりわけペットの犬や小鳥とは、まるで兄弟姉妹のように仲良くしていたのだ。
最近 upした『ロスノフスキ家の娘』フィオレンティナも一人っ子で、最愛のペットの犬との別れのタイミングは、彼女が卒業後に家を離れる頃だった。


思うに、時にペットはペットで自分があの世へ旅立つタイミングを、最愛の飼い主にとって痛みが最小限になる節目の時を測っているような気がしてならない。人間も含めて、生き物の寿命にはそのような猶予が少しあると思っている。
特に、そのように間柄が濃い場合は、、


いずれの話を聞いても、ペットは健気だなあ と思わないではいられない。
私の印象では、旅から帰った後というより旅立つ前 というのが一致している。心機一転、気持ちも癒して晴らしてこれからも頑張ってね という思い、ペットなりの精一杯の声援が込められているのだろう。

盲導犬などを見ても思うことだが、そういう動物の方がむしろ、人間も及ばない深慮を示すことがあるなあと気づかされるのであった。