ルパン三世 & something

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花魁「誰袖」福原遥さん、体当たりの演技 from 『べらぼう』

女優、福原遥さんを初めて知ったのは『もしツア』のツアーガイドの時。
多くの男子がわかりやすく好きそうな可愛い女の子だなぁ というイメージだった!もう5年ほど前のことだなんて‼︎

男性を虜にするという彼女の特質を存分に活かし、吉原の遊女、、そのトップである花魁(おいらん)として、大河ドラマ『べらぼう』では配役された。的役だ♡


その花魁「誰袖(たがそで)」は、吉原では多くの遊女がそうであるように、自分の‘身請け’ を夢見ている。でも、きっと心の奥底では愛を探して、、

そのために誰袖は、蝦夷の「抜け荷」に関わるヤバ仕事を率先していく。かなりスリリングな役どころなのである。誰袖は、さすが花魁に上り詰めただけあって、‘度胸‘ がある。危険なので周囲の男性たちはさすがに止めようとするのだが、、その一途さと男顔負けの度胸になお惚れていくのだった。
誰かの書き込みで、峰不二子のようだ というのを見て、なるほどそうだなあ と思った!


多くのルパン作品で不二子は、たとえヴィランであっても利とあらば一枚噛んでいくものがあるし、もちろんルパンと共闘するものもある。
そういう時、視聴者はよく、「そこに愛はあるんか!?」を不二子の表情の中に探してしまうものだ。

『べらぼう』では、もちろん遊女という仕事柄もあるのだが、誰袖が色々な男性に迫る時、私は、彼女の中に不二子を見る時と同じような「探しもの」をしていることに気がついたw

これは、演じる福原花魁が視聴者をいかにその気にさせるかに成功しているということだ!あまりドラマを見る方ではない私としては、福原遥さんに対して、いつまでも「もしツア」の可愛らしいイメージが強かったので、ある意味、女スパイなんて難しい役を体当たりでこなしていく姿に、大いに感心している。
誰袖の必死さが、福原さんの熱演としてビシビシ伝わってくるのよね♡
なので、誰袖という役どころがやっていることにエグさがあっても(ひょうろく、ゴメン!)、彼女を応援してしまうのだ!もし私が男で、誰袖からあんな目で訴えられたら、身請けの一つや二つしてあげたくなっちゃうと思うんだけど、困ったことに無い袖は振れないのよね〜。
一体、誰が袖を振ることになるのか!?


このドラマで前半にヒットを飛ばした瀬川花魁がクリーンなイメージならば、誰袖花魁にはダークな魅力がある!
誰袖はそれゆえ「ちょっとムリだわ〜」という視聴者の男性諸氏もいるようだが、それは、「やっぱり不二子は苦手だわ〜」というのと似ている。
まあ、人の好みは自由だが、そこまで思わせる役者の力の方は賞賛ものよね♡


ドラマの誰袖は幕政に関わる危険な位置にあり、この先もハラハラドキドキの展開で、嗚呼、さすがに誰袖の心が心配だ!
その辺は、正体不明(という設定w)の不二子とはだんだん違ってくるようなのだ、、(泣)
いっそどこまでも同じなら楽なのに!
誰袖も、視聴者も‼︎


瀬川にしても誰袖にしても、元々、吉原という苦界に在った宿命で、それぞれがそれぞれの個性のまま、もがきながらも一生懸命生き抜く姿に胸打たれる。