ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

林隆三さん、、演技も歌も!

大学生の頃、何かの話の折、クラスメートの男子に「私、林隆三が好きなのよね」と言ったら、「それは、ちょっと危険だよ」と、ちょっと心配された、、わかるんだ、その心遣い‼︎
これは林隆三さん自身がどうということではなくて、でもあの手の男性はまず、とてもモテるし、いわゆる堅気な職業ではない自由人だし、役柄も実際アウトローが多かったからそういうイメージが濃かったもんね。
そう、ルパンファミリーにも通じるので、自分の好みの中の一つの柱みたいなんだww
その友人のアドバイスと思いやりには今でも大変温かいものを感じ、感謝している♡


だが、今日は林隆三さんの話だ!

対談動画が少し残っていたので聞いてみたら、実際、隆三さんはアウトローな役が多かったと言い、「そういうの(役)がとても好きで、そこには破綻があるからドラマが生まれやすいんですね」と語っていた。
途中、「つらつら考えてみますと、、」なんて言葉を挟むのもオツだ!


隆三さんは歌も上手い(味がある)のも魅力の重要ポイントだ。
少し含みのあるタイプの渋い声。ピアノもプロ級!
シャンソンの金子由香利さんとの「マイウェイ」のデュエットの動画では、本職の金子さんを立てながら振る舞う隆三さんの奥ゆかしさまでイイ!
日本人男性では尾崎紀世彦さんや布施明さんの「マイウェイ」が好きだが、林隆三さんのそれも、温かい広がりがあっていいですねえ♡

音楽についても対談の中で、
「歌にはバースがある。何故その本編(この言葉は使ってないけど)が出てきたか?、、バースも大事にしたい。そのプロセスにこだわる。」
と隆三さんは語っている。


これらを全て総合して、今更ながら、若い時に自分が隆三さんのファンだった理由がわかるような気がしたし、審美眼あった と思うのだが、どうだろう!?



最近、家族との会話で、大学で医学を学んでいる方の息子から聞いたのだが、試験の模擬問題で、患者を前にして医師としての禁忌は?みたいな設問(ニュアンスは違うかもです)があり、5択の内のその答えは「a.人情」だった。
「冷たッ」と思うかもだが、そんな単純なもんではなくて情が入って大事な判断が鈍ったりしたらダメなのね。人の命に関わる判断をする厳しいところに身を置く職業なのだということをあらためて思い返した。
多分、双方に覚悟が必要かもね、、


しかしながら一方で、林隆三さんが以前に演じた精神科医のドラマの印象的なラストシーンを思い出した。薄い記憶を手掛かりにwikiで調べ込んだら次のような作品だった。

NHK銀河テレビ小説「凍河」(原作:五木寛之)
新米の精神科医(役:林隆三)と女性患者とのラブストーリー。
街中で赤い薔薇の花1本を彼女に手渡す最終回が何ともステキで、(ドラマとしては)ハッピーエンドと、漠然とした設定だけが記憶に残っていたのだったw
これはフィクションで、しかも隆三さんだから絵になったし、その結末を喜んだりしていたが、医師がいちいち恋に落ちてたら大変よねww

この設問から思い出した一連のそんな話を、息子に返したのだった‼︎


かつて憧れていた林隆三さんを、こんなきっかけで思い出したので、今日はこのテーマで色々と懐かしんでみた。
同じようにファンだった方には、うなづいていただけると思う♡


2014年、林隆三さんはライブコンサートを終えた直後に倒れ、そのまま数日後に亡くなった。享年70。
ご本人は色々あったかもだが、外から見れば、彼らしくカッコよく駆け抜けた人生だったように思う。人よりは早いお別れだが、現役で好きなことをやっているうちの終幕というのも名優らしいなあ、、