東急沿線の月刊誌サルースの ‘ 宇宙のカケラ ‘ という連載エッセイを毎号楽しみにしている。理論物理学の理学博士・佐治晴夫さんによるものだ。理系の学者さんだが、内容が文学音楽その他にも深い造詣を示されていて、いつも興味深い。
小さな雑誌の平易なコラムの中に、内容の深さと格調の高さがあるのです♡
最新の11月号(’24)は銀河系宇宙の中の地球人類の話で、それを読み、地球がいかに恵まれた環境にあって生物が(人類が)生存できるという幸せを思わずにはいられなかった。
佐治先生の理系的(論理的)な段階を追う丁寧な説明によると、2000億個とも数えられる恒星のうち、地球みたいな環境が整った星の存在は他にもあり得る という計算になっていたことも、書き添えよう。
エッセイは、いつも広大な宇宙をテーマに色々な角度から論旨を展開されていて、毎号、それについて私の卑小な感想を述べようとすればあるのだが、これまで読んできた大まかな印象として、
広い宇宙の中のちっぽけな地球で、それでも、せっかく生を得ている生物、、
人間たちは仲良くしないでどうする? 仲良くしなきゃね♡
というのが私の感じるところである。
佐治先生は、もっと深いことを教えてくださっているのかもしれないが、エッセイの読者の一人が漠然とこんな感想を持ったとしても、
そうだね
と、先生ならば優しくうなづいてくれそうだ!
お仕事として宇宙という空間を相手にすればこそ近視眼的にはならない という佐治先生の物の見方に、いつも教えられる♡