ルパン三世 & something

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道長の色気、一条天皇の品格 from 大河ドラマ「光る君へ」/「カサブランカ」

私の周囲の歳上のマダム達には、柄本佑さん演じる藤原道長の色気を褒め讃える人が多い!これは、彼が特にまひろ(藤式部=紫式部)と2人きりの場面で発揮されている。


道長という人は、あの地位に昇るまでには、正室倫子のバック(父親の財産や地位)の力が大きかったことを、この度の大河ドラマで初めて知った。学校の教科書で、「この世をば〜」と意気揚々に満足の境遇を詠む道長を学んだ時は、主に一人の力で築き上げた強い男のイメージしかなかったし、そもそも(勉強の!)暗記物の一環としてあっただけで、それ以上掘り下げたことも無かったww


実際は、今で言うところの逆玉(男版玉の輿!)的な人だったというところがベースにあった!それゆえドラマでは、正室倫子や側室明子に対する時は、左大臣としての夫、地位あってこその夫という鎧を着て、少々ビジネスライクな表情の域を出ない。もちろん、夫婦→同士としての情愛みたいなものは感じられるけれど、、。
その点、ドラマ上の藤式部と一緒の時は、道長の心が開放されているようで、相手に対する甘えのようなものさえ滲み出る。
ドラマでは奇しくも藤式部が中宮彰子に、「殿方とは可愛いものですよ」と言っていたが、道長こそ、その最たる者だった!?
道長の顔の微妙な表情の移ろいには包み隠さぬ心が表出し、ドラマを見るもの(特に女性!)の心も捉えているように思う。
このことはひいては、倫子達と藤式部それぞれに対する時の表情の違いを演じ分ける役者、柄本さんの実力ということでもある。
なので、回を重ねるごとに、それ見たさというファンは増えているようだ。

「光る君へ」には、その他、公達など数々のイケメンが登場する。一見の美だけなら好みも色々かと思われるが(いや、それでもいいし、どれもいい!?)、色気となると、なかなかそう簡単に出るものではないようでしてね!

ドラマの道長(柄本さん)は、往年の名作映画「カサブランカ」のリック(役者ハンフリーボガート)の佇まいに通じる色気を連想させる。


さて一方で、一条天皇役を演じる塩野瑛久さんは、まずはとにかく「美しい」の一言だ!これは、多くの視聴者がそう騒いでいることであり、既に私の独断では無いのだww
ただ佇んでいるだけで、役柄のこの人には品格が漂う。いつも白いお召し物という仕かけも、一層際立たせていてニクイなあ!
一条天皇の場合は、相手が定子であろうと彰子であろうと、何なら一人でいる時でも、一定に安定に美しい‼︎
道長が相手によって男の表情を変えるのとはまた違う魅力なのだ。

役者、塩野さんはこれまで、現代物の役も幾つもこなされているようで、もちろんイケメンベースではあるのだが、今回は平安時代天皇役に特に求められる雅な品格というものが溢れ出ており、これまた(私の)周囲で見惚れる女性が多いのだったww
「アップが冴えるフジカラー」とかいうCMがむか〜しあったと思うが、そんな感じですかね!


このドラマの登場人物の男性達は、見える美しさに見えない色気 ーー 各々そのどちらかしか無いわけではないけれど、それぞれが人を飽きさせない魅力に溢れ、毎回、目や心の保養となっている♡

P.S.
文中に書かれている「周囲の女性」の反応の中には、もちろん私のそれも含まれております!