先日のTV番組「100カメ」で見た「光る君へ」の1シーン ‘ 曲水の宴 ‘ の大掛かりなセット作りの裏方さんの仕事ぶりは印象的だった。ああいう職場、憧れるなあ♡
そして、今回(第36回)の中宮彰子の出産シーンもまた大掛かりなものだった。
安産祈願と各種反対勢力からの呪いと呪い退散の呪術の攻防に、まさかの(人気漫画&アニメ)「呪術廻戦」を見るとは!
大体、出産を巡る攻防って、何!?
特に初産にはありがちと言われるが、史実でも1日以上かかったという(彰子の)難産シーンのあいだ中、宮勤めの人達が居並ぶ中w、僧侶達の読経の声が高まっていく。
「ノーマクサンマンダー バーザラダンセンダー、、」不動明王のご真言だ!
一方では、祈祷師&よりましのドタンバタン騒々しい物音と格闘が繰り広げられるカオス!祈ったり呪い返したりと、あらゆる手を尽くしているようだ。
祈祷の数々の物珍しい小道具にも目を見張った。一瞬の撮影の為にも凝っている♡
各種の当時の記録でも、事実はこの演出に引けを取らないほどの大ごとだったらしいので、大物たる道長に関わる一大事とはこれほどのものなのか!と思った。
まさに、百聞は一見に如かず。映像は物々しく騒然を極め、圧巻だった。
産室の隣は闘技場ですか!?
現代の産院の静けさとは違って、あんなにうるさけりゃ出て来るにも出て来れないよ! と何度もちょっと笑ってしまった。
皆んな真剣なんだが、ここはコメディーにも映ったな‼︎
多分、製作側はそれも狙ってたよねw
そもそも、帝 ‘お渡り‘の夜でさえ周囲一同大騒ぎだったし、プライバシーなんてまるで無くて、中宮彰子の一連のストレスや如何に!?
今回は他にも、御子誕生50日の儀式と続く祝宴など、またまた大掛かりで華やかなシーンが続いた。現代で言えば、職場の打ち上げ祝勝会みたいでもあり、(行ったことないが)音に聞くキャバクラの様相もあり、公達はともかく、女房達のこの職場、何かと大変だなあ と同情するww
饗宴の中、ロバート秋山演じる実資(さねすけ)が女房の重ねの数を数えるという紫式部日記にあるシーンも再現された。この時、
「大納言様、寒うございます」
と女房が(あくまでこのドラマ上だが)言った「寒い」という言葉は、お笑い芸人が一番恐怖に感じる「お寒いギャグ」などの今の使い方に敢えて寄せてきたなと思ったww
ドラマの藤式部(紫式部)にとっては、道長の正室倫子や先輩赤染衛門、一部の女房達、そして清少納言と、源氏物語執筆以外の対人ストレスが今後は増えていきそうな気配があり、そこはもう怖くて語れない‼︎
藤式部にとっては、それもこれも全部芸に肥やしにするんだろうけどねw
今回は、何かと派手で面白かったね〜!