幼年期に読んだお伽話の絵本「かさじぞう」
まずは、知らない方のためにザックリあらすじを話すと、、
ある村に清貧に暮らす老夫婦がいた。大晦日、お爺さんは作った笠を持って村里に売りに行く、、だがさっぱり売れない!売ったお金でお正月の品を買って帰るつもりだったのに。仕方なく、売れなかった笠を手にして帰る道すがら、頭に雪が降り積もった6体のおじぞうさまを見かける。「寒そうに、かわいそうに」と、持っていた笠を被せていくと、6体目に被せる笠が足りない‼︎ すると、お爺さんは自分が頰被りしていた手拭いを解いて、「こんなもので失礼ですが、、」と言いつつ被せてあげる。
家路につき、笠が一つも売れなかったこと、帰りにお地蔵様に全部被せて来たことをお婆さんに話すと、「それは良いことをなさいましたねぇ」と言い、2人はひもじいまま早めの床についた。
すると真夜中、あの6体のお地蔵様が米俵や沢山の食べ物を引っ張って、老夫婦の家の前にそれを置き、帰って行かれたのだ!
夫婦はその光景にびっくり。
2人は、心までも豊かにお正月を迎えられましたとさ♡
お爺さんといい、お婆さんといい、よくもこんなに出来た夫婦がいたものだ! 等々、色々な美しき突っ込みポイントが散りばめられたお話だw
そもそも、6体もの小さなお地蔵様がぴょこぴょこ並んでいる絵が可愛らしくて、私は気に入っている♡
この話は、細部に色々なバリエーションがあるものが存在するが、私は、「かさじぞう」を画像検索にかけた時、6体目の頭が笠では無くて、手拭いを被っている絵を探す という、妙な独自のこだわりがあるww
それは、お爺さん自身の優しさがもう一つ上乗せされた瞬間であり、一人(?)だけ手拭いを被らされて(にっこりしている)お地蔵様が可愛くてね♡
幼い時から、不思議&可愛らしいこの絵本がとても好きで、いつかここでも話してみたいと思ってました。
なのに、自分の子育ての時は、不覚にも子供達にこれを紹介しそびれてしまった!もう遅い‼︎
今の彼らなら、いい、いい!なんて手を横に振りそうだw
先頃、金ローで放映された「となりのトトロ」でも、途方に暮れた迷子のメイを、傍で見守っていたのは六地蔵だったね♡
、、今日は、ほっこり系の話をちょっと語ってみました!
お伽話は不思議満載だから、ほっこり度が高いのかもしれませんね?