20年近くポルトガルを引っ張ってきたクリスチャーノ・ロナウドが、今日はことごとく決められず!
90分の試合は0−0。延長戦前半でのPKをスロベニアGKオブラクに止められた時は、あの彼がなんと泣いた。
既に今日は、オブラク相手にFKを外したり止められたりしていたのだった、、
ルベン・ディアスなどチームメイト達がクリロナの肩を抱いたりと、それぞれの方法で、励ましたり叱咤激励したり、、
スタンドのサポーター達は
‘ CR7 I’M SO PROUD OF YOU ‘
のメッセージを掲げて彼を励ます。それらに胸打たれた。
「号泣」と表現されるほどに試合中にクリロナが泣く姿を、誰が想像しただろう?
この英雄の心境を、下手に紐解き表現するのは控えたい。
延長後半前、円陣を組む時、これ迄の好調な時の彼ならば前方で檄を飛ばしたものだが、今日は円陣の後ろの方で仲間に肩を抱かれている。
実況柄沢さん、解説安永さんも、もしPK戦になった時、蹴るとすれば1番か5番だろうが、、と、彼のメンタルを心配する。
クリロナのカリスマ性とアイドル性が、皆んなの心を掻き乱すのだった。
実は延長後半ラスト、ポルトガルには絶体絶命のピンチがあった。疲労からだろう、ぺぺが詰まって、スロベニアのFWシェシュコがキーパーとの一騎打ちに!万事休すと思いきや、GKディオゴ・コスタは左足先で止めたー‼︎
このシェシュコについては一言、、推しのアーセナルへ彼の移籍怪情報が流れたので、その後の大舞台を注目して見てきた。結局現所属に留まり移籍はなかったのだが、縁あったとしても、現時点では圧倒的即戦力になれたとは言い難い感じがしている。
若きシェシュコには、今回のこういう経験が糧になっていくのだろう。騒いでゴメン!ポテンシャルは高いので、成長に期待だ♡
結局、延長戦でも決まらずPK戦に突入。この時のスロベニア側のスタジアムの雰囲気はPK戦上等!と、ニコニコだ。対するポルトガルサポーター側は、ここまでの流れ的に皆不安顔なのが対照的だった。
さて、PK戦が始まってみると、大方のこの予想が逆転する。
ポルトガルGKディオゴが神がかって止めまくる!
3本の枠内シュートを全部、同じ方向へ飛ぶ!飛ぶ‼︎
そして後攻のポルトガルキッカー、一番手は果たせるかな、クリロナだ。
歴戦の雄、クリロナにしてもこの正念場。無事乗り切って、PK成功だ♡
続く2人も全員成功して、まるで先のW杯決勝アルゼンチンPK戦の気迫を思わせた。
PK戦を3−0と制し、この試合に勝ったポルトガルの選手達は涙涙で、スタンドを含め、まるで優勝したかのような空気感に包まれた♡
頼もしきキーパーのディオゴ・コスタはまだ若き24才。クリロナやぺぺなどの多くの年長の仲間たちを雄々しく守り切った。
この試合のMOMは満場一致で彼に相応しい♡
今日の試合で、その名が広く轟くこととなったと思う。
それにしても、スロベニアのGKオブラクは、既に名キーパーの呼び名は高いものの、今日も讃えられるべき活躍だった。また、スロベニアの選手達も、120分0ー0で守り切ったのは見事だった。
こうなったら、今大会の栄冠はポルトガルに輝かせたい気もするが、早くも次にフランスが立ちはだかる。直前のフランスvsベルギー戦では、DFサリバの活躍も効いて終始フランス優勢と見えたので、次なるも難しい試合となる!
このユーロでは他の代表チームにも推しの選手がいたりするから、この先のトーナメントの応援は悩ましく苦しいな!