ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

世界サブカルチャー史 欲望の系譜 (Eテレ) &「ルパン三世」


Eテレで放映中の「世界サブカルチャー史 欲望の系譜 (アメリカ編)」を絶賛視聴中だ。番組の存在に気づいたのが惜しくも第2回からだったが、回を重ねる毎に次回が楽しみで、今では、番組で流れるとても“らしい” ファンキーなBGMを聞くだけで、ワクワクしてしまうw


一昨年前の「ルパン三世」テレビアニメ化50周年には、企画展「核心と革新展」が開催され、「ルパン三世」の作品を通じた世相の変遷も展示されていて興味深かった。
私が「ルパン三世」フリークなのは、もちろんキャラクター達の魅力もあるが、作品を通して世の中を感じるというアプローチが楽しいからでもあるのだ。
現在part6まである「ルパン三世」シリーズは外国を舞台にしたものが多いが、初期のpart1のように主に日本を舞台にしたものでも、世界の社会情勢は反映されている。ルパン作品は、アウトサイダーの彼らの目を通すが故に、逆に世相を鋭く切っていることが多い!
ルパン三世」のようなサブカルに見る日本の世相は、元はアメリカからやってくることが多いため、Eテレの攻めたこの番組は、その背景を深く知るのにとても役立つというワケなのだ♡


この番組で取り上げられた洋画は、当ブログで語ったものが割に多くある。
でも、自分の人生の中でのサブカルへの関わりは、プライベートの忙しさとの兼ね合いで、どうしても濃淡がある。さらに、状況や流れは、日本にいては限界がありなかなか知り得ないものもある。
なので、自分の穴を埋めるように、この番組が丁寧に紡いでくれて、さらにアメリカの各界の識者達が時代を読み解いてくれているのも有り難い。

そして、サブタイトル「欲望の系譜」とはよく言ったもので、番組を通して人間のサガを、強く感じずにはいられない。


番組最後のテロップを眺めていたら、「制作統括」に、かつてサブゼミで一緒だった大学同期の名前を見つけた!
丸山俊一氏は、当時の仲間うちでも殊に博識で異才を放っていた。何かと浮かれ気味な多くの大学生の中にあっては、氏は思索型の人だったように思う。だから、今、このような制作に携わっているのはむべなるかななのだ!
かつての仲間から、今、自分の興味のある分野への応えを届けてもらえるのはありがたいし感慨深い。


半世紀以上生き、それなりに人生経験を積んだ今、一周回って原点に戻り、自分達の生きてきた時代は何だったのか? ということを考える、、
私は、ルパンを通じてまず感じることあり、さらに、この番組によって頭の中を整理してもらっていると思う♡