ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

投錨地(とうびょうち)、、横浜「港の見える丘公園」フランス山ソロ散歩

ある日の午後、横浜中華街から足を伸ばして、港の見える丘公園を散策した。今、流行りとかのソロ散歩だ!
興味の赴くままにあちこち歩くというのは性に合っているので、たまに繰り出すw


横浜の「港の見える丘公園」の地続きにある「フランス山」には市で立てた案内板が多くあり、その一つに、フランス軍陣営図(1865)の部分図、写し が載っていた。洒落たオールドイングリッシュ文字で “ Rade de Yokohama “ と、図のタイトルが書いてある。最初のRがオシャレ過ぎて読み取れず、K、H、Rに渡りをつけて、帰宅後調べたら、Rade =投錨地 であることが判明。学生時代、二外が仏語だったので、こういう時どういう単語を使っているのだろうと興味があり、例によって変なところに引っかかってしまったのだw

調べると、今度は、読めない見慣れない耳慣れない「投錨地(とうびょうち)」という訳語に引っかかる!
これはまず、錨(いかり)をおろす場所という意味で、どうやら海関係発生の言葉のようだ。この単語は、外国語でも日本語でも、時にはこのように海に関連する陸地にも応用することがあるんだね。


このフランス山は、そもそも、1862年生麦事件を受けて、英仏などの諸外国が日本滞留の自国人治安の為に駐屯地を設けたことに始まる。隣接してイギリスの駐屯地も造られたのだ。
ここでは、かたわらに海の気配を感じながら案内板の解説も含めて往時の面影を味わう、趣深い散策となった。

横浜は、幕末の黒船来航よりこの方、外へ開く港の都市としてのイメージが強いが、さすが、ふとした歴史の跡にもそんな匂いが感じられるのだった♡


私はこのフランス山を登るに、うっかり階段を昇り始めたが最後、これは、まあまあ心臓破りの階段だった。
下調べもそこそこの気ままなソロ散歩とは、同行者への配慮は無い分、いきなり苛酷な行と化すこともある。
中程の踊り場で、脇の坂を上がればよかったとため息をつくも、その後をがんばったのであったw
ソロ散歩にはこういう落とし穴もあるので、お気をつけアソバセ!