TV番組「100分de名著」は、鋭い感性の伊集院光さんのMCも好きで、欠かさず見ている番組。ここ4回は、都甲幸治先生(以下、先生と表記)解説による「ヘミングウェイ」だった。私自身は、はるか昔に「老人と海」「誰がために鐘はなる」の2つだけを読んでそれっきりだったが、今回、他作も含め、先生の解釈を通じて、「ヘミングウェイ」について思うところが多かった。
ヘミングウェイは、数字的には婚姻3回など、一見、艶福家に見えるが、その実、自分のことを理解してくれる女性に出逢うまで探し求めた(そして、それは成らず?)という、なかなの恋愛困難者?だったらしい。反して、時に彼は、同性のプロの同業者の中に、心開ける相手を見出すことはあった という。
この場合は、性的対象としてではなく、人間理解という深い意味で である。
先生によると、
「老人と海」では、漁師としての優れた素質を持つマノーリン少年が、
「敗れざる者」では、異民族でかつ良い面構えの有能な若者フエンテスが、
主人公にとって、自分の意思を委ねられる相手なのだ。
そして、それぞれの主人公には、ヘミングウェイが、自身を重ねていたという、、。
ここまで聞いて
「あれ、なんか ”次元“ と似てないか?」
と気づいた。
私は、これまで、次元が恋路において身を引くのは、そのシゴト柄のせいだと、少々かいかぶって次元を解釈していた。それも少しはあると思うものの、
次元はどうやら、女性がホントに ”ニガテ“ だったフシがある!
ヘミングウェイみたいに。
そう言えば次元本人も、ちょいちょいそう言ってるもんね!!
私がそれを信じ切れてなかっただけかww
ヘミングウェイと次元、、男にはこういったタイプがいるものだねぇ。
それぞれに、魅力的な人たちなのにネ♡
(ヘミングウェイに関しては、残された数枚の写真の印象から、優しそうな目の人だ、、ということが察せられるだけだが!)
次元は、やはり、ルパンにその対象を見つけていただろうね、きっと。
同業のプロとしても、心が読める相手としても。
まあ、性別は関係なく、一人でも実際に心許せる人がいるってことは、幸せなんじゃないか?
そう思うようになってる!