ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

カランコエ、、次元讃歌 from 「グッバイ・パートナー」

テレスペ「グッバイ・パートナー」エンディング数秒に見る、次元の魅力を、熱くお伝えしたいと思います!


本作では、元カノの一人娘アリサを守る次元が、いいのです!
清純な美しさの少女アリサは、既に両親(つまり元カノも)を亡くしている。ピアノが好きで、ショパンコンクールを目指すピアニストの卵だ。

この子を守るためには、成り行きから、次元はルパン達に銃口さえ向ける。
次元が「守り抜く」と決めた時の意志は固いね。


まず、この時バックに流れる「カランコエ」というED曲についても、少々触れておく。不二子役の沢城みゆきさんが、軽やかに爽やかに、優しい歌声を聞かせてくれる。視聴者を、ルパンワールドからもとの世界へ無理なく戻してくれるような軽さがあって、ジャズエッセンスも利かせ、さすが「ルパンワールド」を知り尽くした作曲家大野雄二さんの音楽なのだ。


映像に戻ると、
事件は無事解決し、ポーランドに戻ったアリサは、ショパンコンクールに出場。
演奏会場の客席の最後尾、出口のところに、次元は立っていた。
彼女が無事みごとな演奏を終えると、次元は、黙って会場を後にする、、。

ここ、凡人なら、はるばるやって来て、「演奏会場に来てたよ〜」とか「良かったよ〜」と楽屋を尋ねたりするかもね。そこには承認欲求さえあったりしてネ!(それを悪いとは言わないが、、)


次元の場合は、コンクールの結果さえも頓着してないように見えた。
自分の耳で、彼女の美しい音楽を聞き、自分の目で彼女の復活を見届ければ、それ以上の「評価」は要らんのだ、彼にとっては。
(すぐ後に、ルパンが広げた新聞で、彼女の優勝を我々は知るわけ!)


無言で会場を後にする次元の映像は、何度も脳裏で繰り返す。
次元の、控えめな優しさ、、、人としてのあり方に憧れるなー。

彼の人生は、恋でさえも相手の幸せを考えて身を引く という過酷なものだ。が、他人軸に振り回されない、このように振り切れた清々しいシーンを見る時、羨ましささえ感じるものだ。
浮世にどっぷり浸かって生きている(生きるしかない?)凡人にとっては!!


それに、元カノとの思い出の花でもある「カランコエ」という可憐な花を、アリサは、ピアノの上に飾っているんだよね、、。
不二子が言っていた、この花には「あなたを守る」という花言葉もあると。

元カノ、次元、アリサ、、なにか温かい心が巡っている。


この日の次元の心は、きっと幸福感に満ちていたに違いない。
私はここに、究極の無私の幸せを見る!
人間、この域まで達せられたら見事なものだねぇ、、反省。


もう次元讃歌が止まらないわけだが、シャイな次元のことだから
「もう、その辺で止めてくれ」
って言われるような気もする。それこそ席を立って出て行きそうだ!
そうおっしゃるなら、苦しいけど、次元讃歌はこの辺で止めときましょう♡