万葉集、古今和歌集、新古今和歌集は、日本の奈良、平安、鎌倉時代を代表する和歌集。
それぞれの特徴をザックリと挙げると
万葉集:
ますらをぶり(男性的)、素朴、叙事、直感的
古今和歌集:
たおやめぶり(女性的)、情趣、叙情、優雅、遊戯的
新古今和歌集:
余情、叙景、幽玄、艶麗、夢幻的
などとなるらしい。この内、万葉集だけが勅撰和歌集(天皇や院の勅命で名歌を編纂された歌集)では無い! というのは、受験古文では重要ポイントだったりする、、(涙!)。
なぜ、こんな話題になったかというと、これは、それぞれを「ルパン三世」のpart1、part2、part3 に置き換えてみるとなんか当てはまる感じがするから!
その変遷は、不思議と一部リンクしているような、、。
立ち上がりのpart1は、ある意味「勅撰和歌集」には無い、ワイルドで庶民的エネルギーに満ちているよね!続いてその後、どんどん洗練されていくのだ。鈴木清順さん脚本による「悪のり変装曲」という異色作があるが、これなどはpart3ならではかもしれない。
「ルパン三世」の方のpart4、5は、舞台を主にイタリアに移していくので、また違ったテイストになっていくと思う。もちろんこちらのファンもいるでしょう。そして、10月開始のpart6は、イギリスが舞台らしいね♡
和歌集にしても「ルパン三世」にしてもその歴史は、やはり時代背景とは切り離せない影響も受けていると思う。先ごろ日本橋で開催されたルパン展「革新と核心」にも、そういう切り口の展示があった。
皆さん、この2つにご自身の解釈を当てはめて、納得したり遊んでみたりしてはいかがでしょう?!